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ヴァリューズ、「ポケモンGO」の2016年ユーザー動向調査を発表
50歳代以上のユーザーは月に25日以上遊ぶヘビー層とライト層に二極化
2016年12月22日 14:44
ネット行動分析サービスを提供しているヴァリューズは、ネット行動ログとユーザー属性情報を用いたマーケティング分析サービス「VALUES eMark+」を使って調査した、「ポケモンGO」の利用動向を発表した。
今回発表されたデータは、ヴァリユーズが保有する全国の行動ログモニター会員の協力により、サービスが始まった7月22日から11月までの約4カ月間、Androidスマートフォンアプリ別にインストールユーザー数とアクティブユーザー数を集計したもの。
50代以上のシニアユーザーは、ライト層とヘビー層の二極化
11月の「ポケモンGO」ユーザーがどのくらいの頻度で遊んでいるのか、起動頻度を見てみると、 1カ月のうち「ポケモンGO」を起動する日数が5日未満のユーザーが36%、25日以上起動するユーザーが27%となっており、ユーザーがライトとヘビーに二極化していることがわかる。
また、起動頻度別にユーザーの年代を見てみると、1カ月のうちで起動日数が5日未満のライト層のうち、約2割を50歳代以上の層が占めており、高年齢層のユーザーがライト層に集まっていることがわかる。20~30歳代の若年層はライト層にはあまり含まれておらず、月に5日以上は「ポケモンGO」で遊んでいる層が多い。
ヘビー層では、50歳代以上が4割強を占め、20~40歳代はほどほどに「ポケモンGO」で遊ぶミドル層が多い。50歳代以上のユーザーでは、ライト層とヘビー層の二極化が起こっているようだ。
ハロウィンイベントではサラリーマンが中心に盛り上がった
10月末にはハロウィンイベント、 11月には東北にラプラスが出現するイベントが実施された。これらのイベントでユーザーがどのくらいの盛り上がりを見せたのかという調査は、「ポケモンGO」ユーザーが使っているメディアの中で見られているコンテンツを参照している。
ユーザーがよく見ているゲーム攻略サイトのコンテンツを調べると、ポケモンが良く出現するポケモンの巣を探していたり、ポケモンの強さやレア度を調べたりしていることがうかがえる。
さらに、ハロウィンイベントのコンテンツを見ているユーザーの属性を調べてみると、40歳代以下が約9割を占め、 職業では会社員(一般社員・管理職)が約7割を占めていることから、サラリーマンを中心に盛り上がっていることがわかる。
「ポケットモンスター サン・ムーン」へは、早くから関心を持つ
3DS用RPG「ポケットモンスター サン・ムーン」では、発売開始の11月18日に向けて、関連キーワードの検索ユーザー数が増加している。検索ユーザーの流入率では、「ポケットモンスター」公式サイトがトップに来ており、「ポケットモンスター サン・ムーン」のコンテンツがよく見られている。「ポケットモンスター サン・ムーン」公式サイトのトップページよりも、特典を紹介するページの方が上位に来ており、特典に関心がもたれていることがわかる。
さらに、「ポケットモンスター サン・ムーン」ページ接触者のうち、「ポケモンGO」利用ユーザーの割合を見てみると、 7月~9月ごろから徐々に高くなってきており、一般層よりも早い段階から「ポケットモンスター サン・ムーン」に関心を持っていたことがわかる。