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【ランキング発表!】年末年始に遊びたいPCゲームアンケート、第4位は「Titanfall 2」

ロボット&歩兵戦のSF対戦アクション。新たにストーリーモードも搭載

発売中(10月28日発売)

価格:
8,424円(STANDARD EDITION)
10,584円(DELUXE EDITION)

 今年11月に弊誌にて実施したアンケート企画「オレが年末年始に遊びたいPCゲームはこれだ! 大アンケート!!」。多数の新作ラッシュの中で、GAME Watchの読者が選んだタイトルをランク順に紹介していく。

【特別アンケート】オレが年末年始に遊びたいPCゲームはこれだ! 大アンケート!!

 アンケート上位5タイトルを実際にプレイし、各タイトルをご紹介しながらお伝えする。使用するPCは、ゲーミングPCブランド「LEVEL∞」シリーズを展開するパソコン工房様にご協力いただき、最新のゲーミングPCでテストプレイを実施した。今時のゲーミングPCで、最新タイトルたちがどこまで快適にプレイできるのかも合わせてご覧いただこうと思う。

第4位は、巨大なロボットと歩兵が同じ戦場で戦うシリーズ新作!

「Titanfall 2」

 今回ご紹介するのは、アンケート結果の第4位にランクインした、「Titanfall 2」だ。同じEAのFPSタイトルとして、ほぼ同時期に「Battlefield 1」が登場しているにも関わらず4位にランクインしたのは、本作への高い期待度がうかがえる。なお、得票数は27票。

 「Titanfall」シリーズは、タイタンと呼ばれるロボットを操縦できるSF・FPS作品。初代「Titanfall」は、歩兵の状態からタイタンを呼び出し、上空から落ちてきたタイタンに乗り込むというアクションで世界中のゲーマーを驚かせた。歩兵だけ、ロボットだけの戦いではなく、両者が入り乱れて、かつタイタンへシームレスに出入りできるというのが斬新で恰好よかった。

 新作となる「Titanfall 2」も、歩兵とタイタンが一緒に戦うというコンセプトは前作と変わらない。グラフィックスの向上や、タイタンのカスタマイズ要素、ゲームルールの追加など、まさに正統進化と呼ぶべき内容となっている。

 その中で大きく変わったのが、シングルプレイとなるキャンペーンモードの追加だ。プレーヤーは一兵卒に過ぎない若者だが、とあるベテランパイロット(タイタン操縦士)に教えを乞う機会を得る。ところがほとんど何も教わる間もなく敵の襲撃を受け、紆余曲折を経て自らがタイタンを操縦することとなる。

 プレーヤー同様、タイタンの操縦は素人。しかしタイタンに搭載されたAIが、プレーヤーに操縦を教えてくれる。また戦場においてはあらゆることをナビゲーションしてくれる優秀なパートナーでもある。AIは人間のように言葉を交わしてくるが、その言葉の端々はどこか人間臭いところもあり、だんだんとプレーヤーとAIが心を通わせていく。そんなドラマを楽しみながら、プレーヤーはタイタンの操縦を覚えていく。

 その上で、本作のメインとなるのはやはりマルチプレイによる対戦である。敵を倒すだけでなく、旗取りや賞金首を狙うモード、最初から全員がタイタンに乗り込んで戦うモードなど、多彩なルールで対戦を楽しめる。

 タイタン対歩兵で真正面から戦うと、歩兵は成す術なく踏みつぶされてしまうわけだが、それでも歩兵側に手がないわけではない。対タイタン用武器で攻撃してダメージを与えることもできれば、タイタンに取り付いてエネルギーを引っこ抜くという荒業もある。味方と連携したり、敵の目をうまく欺いたりすれば、巨大なタイタンに歩兵でも立ち向かえるというのがヒロイックで面白い。もちろん、タイタンで敵を蹂躙するのも楽しいのだが。

 ロボットアクションでもなく、普通のFPSでもない。どちらかを担当していればいいというわけでもない。全てのプレーヤーが、タイタンと歩兵の両方を操ることになるという、1粒で2度美味しいところが本作の魅力だ。歩兵でタイタンに蹂躙されることがあるからこそ、タイタンに乗った時の気持ちよさも格別なのである(と思っていると歩兵にやられるわけだ)。

 より詳細なレビュー記事もあるので、こちらも合わせてご覧いただきたい。

巨大なロボットが戦う。マルチプレイだけでなく、物語を楽しめるキャンペーンモードも搭載された

最高画質のゲームプレイも快適。ゲーミングモニターでのプレイを推奨

Lev-C111-LCi7-VNR [Windows 10 Home]

 今回パソコン工房よりお借りしたPCは、「LEVEL∞」シリーズのデスクトップPCの中では最もコンパクトな「C-Class」。小さくとも惜しみなくハイエンドパーツが組み込まれたモデルとなっている。スペックは下記のとおり。

【Lev-C111-LCi7-VNR [Windows 10 Home]】

スペック
OSWindows 10 Home 64bit
CPUCore i7-6700K
GPUNVIDIA GeForce GTX 1080(8GB)
メモリ16GB DDR4(DDR4-2133 8GB×2)
SSD500GB
HDD2TB
電源500W(80PLUS SILVER)
価格204,746円(税込)
(カスタムモデル)

 「C-Class」の最新モデルでは、本体前面にある「AIR VENT」と呼ばれる丸い空気口を、3Dプリンターで出力したカスタムパーツに付け替えられるという、斬新な機能も用意された。性能、サイズに加えて外見にもこだわりたい人向けの1台となっている。詳しくは僚誌PC Watchのレビュー記事をご覧いただきたい。

ゲーム内の画質設定で全ての項目を最高設定に

 「Titanfall 2」のテストプレイにおいては、フルHD(1,920×1,080ドット)のディスプレイ解像度で、ゲーム内の画質設定は全て最高のものにセットした。フレームレートの限界値を見るため、垂直同期はオフにした。

 プレイ中のフレームレートを確認したところ、最大で140fps程度。マルチプレイ時の激しいバトルの際でも、100fps前後の値が出ていた。60fpsを割るようなシーンは全くなく、最高画質でのプレイにも何の支障もなかった。またプレイ中に不安定になるようなこともなく、パーフェクトな結果と言っていい。

 今回のようなハイエンド構成では、より高い解像度か、あるいは120fpsなどのハイリフレッシュレートを表示可能なゲーミングモニターでのプレイを推奨したい。本作は巨大なロボットだけでなく、歩兵戦もかなりスピーディーなので、ハイリフレッシュレート環境の恩恵は大きい。もちろん4Kモニターなどで高精細な映像を楽しむ方向もいいだろう。

 フルHD/60fpsの一般的な環境であれば、最高画質設定でもパフォーマンスには相当余裕がある。GeForce GTX 1060などのミドルクラスのビデオカードでも、快適なプレイ環境は十分に作れそうだ。最新タイトルの美麗なグラフィックス、かつ巨大なロボットが動き回るSF作品ということで、相当ヘビーなゲームだと思っていたのだが、想像していたよりずっと動作は軽快だ。その点でも出来のいい作品といえるだろう。

これだけ美しい映像でも、フルHD環境では全く不満がない。ぜひハイリフレッシュレートのゲーミングモニターでプレイして欲しい作品だ