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「龍が如く6 命の詩。」、楽曲提供はなんと山下達郎氏!

ステージに名越監督が登壇し語る!

9月15日~18日 開催

会場:幕張メッセ

入場料:一般前売券 1,000円(税込)

一般当日券 1,200円(税込)
小学生以下無料
誰もが知るアーティスト・山下達郎氏の名が語られると、会場には歓喜のざわめきが!

 「東京ゲームショウ2016」初日となる15日、セガゲームスのステージにて「龍が如く」シリーズ最新作となる「龍が如く6 命の詩。」の新情報を公開するトークイベントが行なわれた。制作開始以来、ビートたけし氏の出演などが話題となってきた本作。この日も、多くの新情報が続々と公開された。

「龍が如く」といえばこの人、名越監督!

 冒頭から名越稔洋監督が登壇し、本作のストーリーがダイジェストムービーで明かされる。

 なんと、主人公・桐生一馬が娘同然に育ててきたシリーズのヒロイン・遥に、子供がいるというのだ。しかも、作品の冒頭から遥は事故に遭ってしまうという。シリーズファンにとってはいきなり衝撃の連続。さらに、このダイジェストムービーには、誰もが聴き覚えのある清涼感溢れる歌声の挿入歌が挟まれた。

本作の楽曲提供が山下達郎氏であることが発表された瞬間

 これまでも楽曲提供者にビッグなアーティストを迎えてきた「龍が如く」シリーズだが、本作の楽曲提供者が山下達郎氏であることが語られると、場内は歓声とざわめきに包まれた。

 名越監督は「主題歌だけではなく、山下達郎氏の数多くの楽曲が本作内の様々なシーンで使用されます。本作のサブタイトルである『命の詩。』というテーマにふさわしいアーティストをお招きすることができました。また、サブタイトルにある“句点”は、シリーズに“区切りをつける”という意味もあります。11年前に初めて『龍が如く』を世に送り出してから、ファン、俳優の皆様、アーティストの皆様と、多くの方々にご理解をいただいてここまでシリーズが続き、感謝の気持ちもありますが、どこかで区切りはつけなければいけません。桐生一馬の最後の選択がどういったものになるか、是非プレイしてお確かめください」と語った。

 楽曲提供者の紹介に続き、サブタイトルに込めた想いを熱く語った名越監督は、さらに本作の舞台や出演俳優についても言及。

本作の舞台は、おなじみの神室町と、広島・尾道仁涯町(おのみちじんがいちょう)
ビートたけし氏だけでなく、藤原竜也氏、真木よう子氏等、そうそうたるキャスト陣

 シリーズにとってなくてはならない神室町はもちろん、今回の事件を追うため、桐生は広島にあるノスタルジックな田舎町“尾道仁涯町(おのみちじんがいちょう)”へと飛ぶ。出演発表以来、話題を集めてきたビートたけし氏は、尾道仁涯町に居を構える小さな極道組織“舛添組系 広瀬一家”の総長・広瀬徹役を演じる。他にも、宮迫博之氏、藤原竜也氏、真木よう子氏、小栗旬氏等、豪華なキャストが勢ぞろい。名越監督によれば「いずれも、桐生を助ける人物や、本作で起こるの事件のカギを握る重要な役割となる」という。

 名越監督は「小栗旬さんは、前作に出演していただいた大東駿介さんを通じて逆オファーをいただき、本作への出演が決定しました。小栗さんが演じる染谷巧は、今どきのイケイケ極道で、熱い心を持つ重要な人物です。シリーズの制作開始時は、出演依頼を10人の俳優さんに頼んだとしても全員に断られていたくらいです。本作をシリーズ集大成を飾るにふさわしい内容にしようと考えていたので、著名な俳優の皆様に逆オファーをいただくほど大きなタイトルになったことに感無量です」と振り返った。

 壇上で“区切り”、“集大成”という言葉を何度も口にした名越監督。俳優や楽曲だけでなく、作品の内容もそれにふさわしいものとなっている。

新しいグラフィックスエンジンで作りこまれた神室町。こんなところにも桐生さんが!?
コンビニを大破壊しながら大立ち回り! これまでにないバトルの爽快感も。

 プラットフォームをプレイステーション 4のみに限定し、本作専用のグラフィックスエンジン「ドラゴンエンジン」を新たに開発。壁の隙間からコンビニに並ぶ小物まで、神室町や尾道仁涯町が美彩に描かれる。PS4だからこそ実現した“集大成”と言っていいだろう。

 名越監督は「ボリュームを出しながらもローディングを無くすことは、これまでのシリーズでも挑戦してきたことです。本作は、探索、ビルの中の移動、バトル、演出、ムービーに至るまで、わずかなローディングすらも廃したシームレスな世界の実現、いわば“止めどころのないゲーム”を目指しました」と語る。

 さらに、本作はどんな場面であっても“主観視点”に視点変更が可能であるという。

 「龍が如く」といえば、激しい戦いの中にある“キャバ嬢との甘いひととき”も魅力のひとつ。たとえば、主観視点でキャバ嬢とのこんなラブロマンスを楽しむことも!?

 先日行なわれた、シリーズ恒例の“出演キャバ嬢オーディション”で選ばれた5人の美女達も登壇。現役キャバ嬢やプロレスラー、台湾からオーディションにやってきた女性等、今回も意外な経歴の美女が勢ぞろい。その5人の美女と並び立ち、満面の笑みを見せた名越監督。

 最後に名越監督は「偶然ではありますが、最新作である本作は、初代『龍が如く』と同じく12月8日に発売することとなりました。ドラマの始まりと終わりが、全く同じ日に重なったことも感慨深いものがあります。ハードウェア、ソフトウェアの進歩、そしてドラマの内容も最高の仕上がりになったと思いますので、『龍が如く』のチームが何を想ってシリーズを作り続けてきたのかを感じていただければ幸いです」と語り締めくくった。

 今回の発表だけでなく、「本作には、まだサプライズがある」と断言した名越監督。発売まであと約3ヵ月。名越監督とシリーズスタッフの想いを乗せた“集大成”がどんな形となって世に現われるのか、今後も目が離せない。