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NHNハンゲーム「エルソードファン感謝祭2016」レポート
2016年下期のアップデート内容を発表! コスプレショー、対戦イベントも
2016年8月23日 18:08
NHNハンゲームは8月21日、オフラインイベント「エルソードファン感謝祭2016」を羽田空港国際線旅客ターミナル「TIAT SKY HALL」にて開催した。
今回のイベントでは、事前登録者と当日参加者を合わせて200名を超えるプレーヤーが来場。その盛況ぶりのなか、開発会社によるアップデート計画の発表や質疑応答、コスプレイヤーによるコスプレショー、GMとの対戦イベントなどが実施された。
ステージには「エルソード」生放送でもおなじみのお笑い芸人「ぽ~くちょっぷ」の篠木正啓氏、関仁彦氏が登場。そこに「エルソード2016広報大使」を務める「仮面女子」の楠木まゆさん、そして「エルソード」運営プロデューサーの小川達夫氏の4人がかけあいながらの賑やかな進行となった。
開発会社によるアップデート計画が発表
今回のイベントでの注目ポイントとも言えるのがこのアップデート計画の発表。これに関しては開発会社であるKOG Studiosの「エルソード」総括チーム長、イ・ドンシン氏より、実装時期を2016年下期とした上で4つのパートに分けて解説された。
エリシオン村/新規ダンジョン/レベルキャップ開放
まずは新たな村「エリシオン」をビジュアルとともに発表。「エリシオンは天上地域として従来よりもはるかに華麗な『エルソード』を体験できる」と語り、それにともなう新規NPCが紹介された。さらに、新規ダンジョンとして「天上の岐路」とそこに出現するボス「ヘルナオーブ&シールド」、「アドリアンの宮殿」とそこに出現するボス「ヘルバオン」も合わせて紹介。
もう1つ、レベルキャップが99に開放されると発表されたときは、会場も大きくどよめいた。「このアップデートは韓国でも大きな反響があった。現在のレベルアップシステムは99で終了するが、これで『エルソード』が終わるわけではない」とし、「最大レベルに達したプレーヤーが遊べるコンテンツを継続的に提供していく予定だ」と述べた。なお、このアップデートは8月24日に実装されるとのこと。
ル・シエル 3ライン職業アップデート
ル・シエルの3ライン職業アップデートについては、「世界の『エルソード』ユーザーが待っている内容だ」と前置きがあった上で紹介VTRが披露された。この職業アップデートにおいては見た目やスキルが変化する「暴走モード」というものが追加される。
英雄ダンジョン ヘルモード
レベル90以上のキャラクター向けアップデートとして、英雄ダンジョンのヘルモードが実装される。このモードは最高レベルの難易度ではあるが、獲得できる装備が最高のものとなり、さらにそれらの装備には「英雄効果」と呼ばれるシステムが適用されるという。
それと同時に「ランダムダンジョンシステム」を適用することを発表した。なお、ランダムダンジョンシステムに関しては詳細は明かされなかったが、既存の一般モードにも適用される。このシステムが導入されることにより、これまでよりもパーティ運用が円滑に行なえるようになるようだ。
「超越」アップデート
二次職キャラクターをより強化するための「超越」というアップデートが実装される。覚醒したキャラクターは超越によって攻撃力が30%増加するだけでなく、各職業専用のカットインも見ることができるようになる。
また、各職業に6種類の超越スキルも追加され、それと同時にスキルスロットも拡張される。「拡張されたスキルスロットには超越スキルだけでなく既存のスキルも追加できるので、さまざまな楽しみ方を模索してほしい」とのこと。
プレーヤーの疑問に答える質疑応答コーナー開催
アップデート解説が終わったあとは、プレーヤーとの質疑応答の時間となった。まずは事前にプレーヤーから募集していた疑問に対して、イ・ドンシン氏より以下の様な形で回答があった。
Q:「魔法のワードローブシステム」を日本で実装する予定はあるか?
A:現在検討中。改善が必要な部分があるので、そこが終わり次第アップデートしたいと思っている。
Q:キャラクターバランスは今後も変えていくのか?
A:現在までにも調整に関してはたくさんの意見をいただいているが、現時点での方針としてはこれまでよりもひんぱんに行ないたいという考え。「エルソード」はキャラクター中心のゲームなので、今後のスキル追加などで問題が発生すれば、対応していくつもり。
Q:エリシオンでエルソードは終わるのか?
A:むしろこれからが始まりだと思っている。レベル99以降でも継続的にプレイできるコンテンツを準備したい。
Q:エルダーアイランドの改変は今後あるのかどうか
A:改修をするか、いったん停止して新しいコンテンツを作るかは検討中。準備でき次第、新しいアップデートとして対応する。
Q:エルトリオンMk2後のレイドボスの実装はあるか?
A:現状に関して追加予定はない。ユーザー同士でもっと協力し合えるようなレイドを構想している。
Q:日本独自の仕様を作れないのか? ニーズに合えばもっと盛り上がれるのではないか?
A:「エルソード」はグローバルにフォーカスを当てているので、世界どこでも同じ「エルソード」を楽しめるようにしたいと考えている。また、これまでは韓国とのアップデート格差に6ヶ月ほどの差があったが、今後はもっと減らし、できれば同じ時期にアップデートしたいと思う。
Q:決闘以外のエンドコンテンツは実装しないのか?
A:アップデートで対応する予定はある。日本の「エルソード」ユーザーには決闘だけでなくダンジョンも好きなプレーヤーが多いことも聞いている。その点も踏まえて新しく楽しめるコンテンツを用意したい。ヘニルの時空アップグレードを韓国で実装したが、日本にも導入したいと考えている。
Q:レベルが最大になってからの楽しみ方を教えて!
A:今後はキャラクターに集中したいので、ストーリークエストを増やしていこうと思っている。また、キャラクターの強化であったり、そのキャラクターを使って楽しめるコンテンツを追加していきたい。
Q:防御無視の攻撃が多く決闘で即死するのですが、なにか今後検討されているか?
A:このような問題が発生しないように改修しようと思っている。それで完全に対応できるかはわからないが、期待していただきたい。
Q:これからの「エルソード」はどんな風に進化していくのか? どんな風にプレーヤーを楽しませてくれるのか?
A:「エルソード」で重要なものは「キャラクター」、「ダンジョン」、「決闘」の3つだと考えており、今後はこの要素を中心にアップデートしていきたい。また、ストーリー部分についてもアップデートをつづけようと思っている。
事前に募集していた質問はここまでだったのだが、来場者からの質疑応答も受け付けるということで、以下の様な質問が出た。
Q:キャラクターは今後も増えていく予定?
A:「エルソード」は今後10年ぐらいはサービスをつづけていきたいので、その間にキャラクターも増えるのではないかと思う。
Q:イ・ドンシンさんが好きなキャラクターは誰?
A:エルスが一番好き。「エルソード」の開発に10年関わっているが、最初に触れたキャラクターがエルスなのでやはり愛着がある。
Q:海外プレーヤーと決闘できるようになる?
A:機会があれば進めてみてもいいかと思っている。アップデートやネットワークの問題もあるので、オンラインではできないかもしれない。オフライン大会のようなものなら可能。
Q:今後新しいキャラクターの新職を実装することはある?
A:これはトップシークレットなので……考えておきます、とだけお答えします。
Q:昔のようにパーティダンジョンを部屋制にできる?
A:技術的には可能だが、問題も発生する。知り合いとプレイすることも重要ではあるが「エルソード」が追求する方向性は「ゲームを通じて新しい人と出会う」ことでもあるので、何か特別な問題がなければ現状を維持する予定。
百花繚乱! コスプレイヤー勢ぞろい「エルソードコスプレショー」
当日は、公式コスプレイヤーだけでなく一般コスプレイヤーも来場。そのコスプレイヤーの方々が一堂に会したお披露目会が開催されたので、その模様もお伝えしよう。
「エルソード」GMチームと会場のプレーヤーが激突! その結果は……?
イベントのラストには、「エルソード」GMチームとプレーヤーが2vs2の「決闘」で勝敗を決するチーム戦が行なわれた。GMチームからはGMマッキー氏、そしてKOG Studiosの「エルソード」チーム長であるウ・ウォンシク氏、同じく「エルソード」プログラマーリーダーであるイム・ギュスゥ氏の3名が登場。一方、プレーヤーチームからは会場から32名のプレーヤーがジャンケンで選ばれた。
プレーヤーサイドが勝利すると賞品がもらえるほか、勝ち越せばゲーム内アイテム「ルリエルの時空間の呪文書」配布イベントも実施される。なお、GMチームが負けると、そのたびに「ぽ~くちょっぷ」の篠木氏がセンブリ茶を飲むという罰ゲームつきでの戦いとなった。
果たしてどういう結果になるのかと観客が固唾を飲んで見守るなか、GMチームは初戦からまさかの8連敗。途中、あまりにもセンブリ茶を飲まされすぎて嫌になった篠木氏が横にいた楠木さんや相方の関さん、さらには来場者にも飲ませていたが、なぜかそのうち筆者も飲まされることになり、1杯いただくことに。これは確かに美味しいものではなく、苦味がずっと口中に残るという後味の悪さがなかなかに強烈だった。
結局、GMチームは1勝したのみで15敗1勝という大惨事だったが、参加者はゲーム内イベントを獲得できることもあり大喜び。最後は「ぽ~くちょっぷ」がネタも披露し、笑いに包まれての閉幕となった。