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「ボッツニューVR」、カプコンフィギュアなどの最新玩具山盛り!
ハイテクお絵かきボード、プロペラRC、テーブルアクアリウムも
2016年6月10日 19:42
6月12日まで開催中の「東京おもちゃショー2016」には、今年冬頃までに発売される予定の最新おもちゃが、各社から数多く出展されている。ここでは筆者が個人的に面白そうだと思った製品をチェックしていきたい。
お絵かきボードもデジタル化! メガハウス「おえかきアーティスト」
タカラトミーの「せんせい」などで知られるお絵かきボードがデジタル化され、メガハウスから「おえかきアーティスト」として発売される。付属のペンで描いて画面下のレバーで消すという使い方は同じながら、絵を描くボード部分にタッチパネル仕様の液晶画面を採用し、コンピュータ制御によるデジタルなお絵かきができるようになっている。
ただ描くだけでなく、描いた絵を動かしたり、パラパラアニメを作ったりすることも可能で、さらにマイクロSDカードに描いた絵を保存しておくこともできるなど、PCのイラストエディターのような感覚で楽しめるのだ。
ゲームもプレイできるVRゴーグル、メガハウス「ボッツニューVR」
昨年組み立て式のVRゴーグル「ボッツニュー」を発売したメガハウスが、今年はそれをアップグレードした製品を出展。この「ボッツニューVR」は、スマートフォンを本体に装着してVRコンテンツを楽しめるという仕様は以前と同じだが、ヘッドフォンやピント調整ダイヤルなど採用した本格的なVRゴーグルとしての発売となる。
また付属のコントローラーを手に装着することで、専用アプリを使ったゲームも楽しめるようになっている。実際に体験したところ、以前の製品よりも視野角が大幅に広がって、VRへの没入度が高くなっていた。
水を使って作るキューブクラフトはドット絵向き!? メガハウス「クイックセルズ」
こちらもメガハウスの製品で、専用のキューブを使って立体的なピクセルアートを作れる「クイックセルズ」。キューブ同士の接着には水を使っていて、カタにはめ込んで作ったものに霧吹きで水を拭きかけ、専用の「ドライスピナー」で水を吹き飛ばせば、カタから外しても崩れなくなるのだ。「マインクラフト」や1980年代ゲームのドット絵の立体を作るのも面白いかもしれない。
カプコンブースには、「モンスターハンター ストーリーズ」のamiiboが出展
ゲームメーカーであるカプコンは、自社やコラボメーカーが展開するフィギュアを数多く出展した。10月8日発売予定のニンテンドー3DSソフト「モンスターハンター ストーリーズ」のamiiboもここで一般初公開となった。「ライダー」の男の子と女の子がそれぞれ発売され、搭乗する「オトモン」の「隻眼のリオレウス」はポーズが異なる仕様だ。男の子と女の子は外して乗せ替えることも可能。また同作のマスコットキャラクター「ナビルー」も同時発売となる。
また同社が展開するフィギュアブランド「カプコンフィギュアビルダー クリエイターズモデル」にて、西村キヌ氏が監修を手掛ける「モリガン・アーンスランド(ナースVer.)」の原型も展示された。オリジナルデザインのナースのコスチュームが妖艶な西村氏のイラストを忠実に再現したフィギュアで、同社の通販サイト「イーカプコン」では、「ブラックナースVer.」も発売予定となっている。
手のひらのアクアリウムインテリア、セガトイズ「アートアクアリウム」
アクアリウムとアートを融合させた「アートアクアリウム」を手軽に楽しめるミニチュアおもちゃをセガトイズが発売する。この「アートアクアリウム プリズリウム」は、実物のアートアクアリウムを手掛ける木村英智氏が監修に携わり、アクアリウムの雰囲気をそのままにミニチュア化している。
クリスタル状の本体内部には複数の小さな金魚のフィギュアが入っていて、水流によってそれが動き回り、一定時間でLED照明の色が変わるという仕様だ。高さ15cm、幅奥行きとも9.5cmと小型で、卓上でも楽しめるサイズなのが嬉しい。
プロペラタイプの飛行ラジコン、ハピネット「エアーブレード360」
3枚羽のプロペラ型の本体を、専用のコントローラー「パワースティック」を使って飛行させる変わり種のラジコントイ「エアーブレード360」。
羽の1枚に小さなモーターとプロペラがついていて、それによる推進力と、本体の3枚羽による揚力で飛行する。上昇、下降、旋回の操作が可能で、上手く操作するとジャグリングのように自分の周囲で自在に飛ばせるようになるそうだ。
水槽の熱帯魚を間近で撮影できるCCPの潜水艦ラジコン「サブマリーナカメラ」
CCPから発売中の「サブマリーナカメラ」は、水槽などで楽しむ潜水艦型のラジコンおもちゃだ。本体前部には超小型のカメラが搭載されていて、内蔵のメモリに写真や動画をおさめることができる。本体には「エサ入れアーム」を装着でき、ここに熱帯魚用のエサを入れて水槽内で動かすことで、エサに集まる熱帯魚を間近で撮影できるという具合だ。
配管メーカーのベンカンが手掛ける、パイプつなぎブロック「チューブロック」
兵庫県の配管メーカーであるベンカンが、おもちゃ業界に参入。本業である配管接合のノウハウを生かして、パイプ状の丸いブロックトイ「チューブロック」を発売する。「つなぐ、まげる、わける」という組み立てに基づく7種類の形状と、3サイズのブロックを用意し、曲線が強調された味のある造形が完成する。試験的に募集したクラウドファンディングも成功し、この秋の一般発売に向けて開発が進められている。