北米大陸でもっとも由緒正しいコースの1つとして知られるロード アメリカはウィスコンシン州の美しい森林地域のエルクハート湖の近隣を走るロード コースだ。ラグナ セカ設立の経緯と同じく、ロード アメリカも、公道でのレースが危険すぎるとして認められなくなっていった時代の中で誕生した。レース開催者と当局からの非難により エルクハート湖近辺の公道でのレース開催が中止となった後、最終的には工期がたったの5か月という突貫工事で、ロード アメリカが用意されることになった。コースは 1955 年にオープンし、その最初のレースでは、Ferrari Monzaに乗った伝説的なレーサー Phil Hill が、ファイナル ラップにまでもつれ込むレース展開の中、Jaguar D-type に乗った Sherwood Johnston との息もつかせぬ一騎打ちを制した。以後も、この名勝負に恥じないエキサイティングなレースが、ロード アメリカでは繰り広げられてきた。同時期に作られたほとんどのコースがなんらかのレイアウト変更を余儀なくされる中、ロード アメリカは、全長4マイル(約6.44 km)、コーナー数は14という元々のレイアウトを守ってきた(近年の AMA の2輪レースでは1つコーナーが足されるが、その仕様でのレースも「Forza5」ではプレイ可能になった)。1992 年に行われたサーキット施設の大規模な改修工事においても、コースのアップダウンやコーナーの鋭さは、緩和されることなくすべて据え置きとなっている。この厳しいコースを攻略したいと考えるなら、入念なリサーチが必要になるだろう。ポイントになってくるのは、コルベット ブリッジの下に位置するため左カーブの先の視界を確保できない第 6 コーナーや、オーバーテイクには恐怖心に打ち勝つスピードが必要な上り坂のホームストレートである。ロード アメリカではTrans-Amなど多彩なレースが開催されており、クルマの特性に応じてまた違った表情を見せる鋭いコーナーと激しいアップダウンを相手に、レーサーたちが腕を競い合っている。
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