ウルブカ大陸を守護すると云われる伝説の獣。内陸にそびえるカミール山の麓で、ビースト類の頂点に立つ。白銀のたてがみと鋭利な牙、そして輝く氷晶の鎧を持つとされるが、遭遇できた者はごく少数のため、情報の真偽は未だ定かではない。彼の者の報告によれば、耳をつんざく雄叫びが猛吹雪を呼び、氷の槍が舞い、気付けば氷山が出来上がっていたと云う……。霊峰に轟く咆哮を耳にしたなら、そこはクムハウの縄張りであることを意味する。侵略者が周囲の冷気に気付いたとき、絶対零度の「狩り」が始まる。振り下ろされる氷の剛爪は、決してためらうことはない。
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