「電遊道」~Way of the Gamer~ ジョン・カミナリの楽しいゲームライフ

ジョン・カミナリの楽しいゲームライフ【号外 TGS2013】
Report / manga:ジョン・カミナリ
logo design:フランチェスコ・アッカッターティス(2013/9/27 00:00)
電遊。辞書に載っていない造語である。電気的な遊び。いわゆる、テレビゲーム。道。その道を、自分の価値観だけを信じて最後まで歩むのが、侍精神である。電遊道は、妥協を許さないサムライゲーマーが歩むべき道。他人に影響されることなく、自分のゲーマーとしての信念を貫き通せばいい。たとえ、ゲームが別の道に進んでも、自分の好きな道をずっと信じ続けるのみ。たとえ、“これこそがゲームの未来形だ!”と言われても、自分の好きなゲームライフを思う存分楽しむのみ。
GAME Watch編集部と「電遊道」の打ち合わせをした時の話はまだ鮮明に覚えています。「連載記事は大変ですよ」と注意されました。イタリアのゲーム雑誌でも沢山の連載記事を担当した僕ですが、最初はネタが山のようにあると自信があっても、時が経つに連れ読者の興味を引き付けるようなネタを見つけることが難しくなる時もありました。
「電遊道」も例外ではなかったです。僕の人生の中で、初めて日本語で書く連載記事でした。「えっ? 僕にできるのかな?」と最初はとても不安でしたが、皆さんのコメントのおかげで自信が湧いてきて、「来月号はもっと頑張ります!」と、前向きに思えるようになりました。GAME Watch編集部のサポートや忠告も、レポーターとして成長するためにとても大切でした。これまでサポートして下さった読者の皆様、編集部の皆様、とても感謝しています。
長い付き合いでしたが、「電遊道」は11月1日掲載予定の第36幕で終了することに決めました。「電遊道」はまるで赤ん坊のように可愛がっていて、もうすぐ終わると思うと悲しくなります。しかし、「電遊道」が終わるということは何か新しい連載が誕生することを意味するのかもしれません。「電遊道」で学んだことを、これから実現する可能性のある新しい企画に反映させていきたいと思います。
まず9月27日に去年と同じく、「電遊道」の“東京ゲームショースペシャル”を掲載します。そして最終幕は、少し時間をかけて編集するために11月1日に掲載することにしました。「イタヲタのレトロなゲームライフ」では、僕のゲーマー人生を彩ったキャラクター達を再度登場させます。こうご期待!
イタリアで6年間テレビゲーム雑誌の編集部員として働いたあと、新しい刺激を求めて2005年