使って試してみました! ゲームグッズ研究所
連載第363回
レトロゲーム機デザインのグッズをまとめてチェック!
レトロゲーム好きへのプレゼントにも最適な実用製の高いグッズ揃い
(2015/5/8 00:00)
当連載は、ゲームライフに役立つグッズを発掘し、実際に使用してみようという試みをレポートするものである。ネタに困ったときはお休みしてしまうかもしれないので不定期連載である。ちょっとした投資や工夫で、よりよいゲームライフを送っていただけるよう、鋭意努力していく所存である。
今回はオールドゲームファン必見な“レトロゲームデザインのグッズ”を集め、まとめて試してみた。これまで某家庭用ゲーム機の元祖的な存在をモチーフにしたらしき様々なグッズが登場してきたが、ゲーム用グッズに留まらず日常に溶け込めるものも登場している。
なお、これまでレトロゲームデザイングッズの販売を手がけてきたデイテルジャパンだが、英国法人Datel本社の意向により、2015年3月31日をもって日本市場より撤退し、営業終了となってしまった。これまでのレトロゲームデザイングッズは主に、製造元をコロンバスサークル、販売をデイテルジャパンが受け持つ形となっていたが、今後はコロンバスサークルが販売も行なっていくようだ。
過去に試してきたものや、今回紹介しているグッズにもデイテルジャパン販売のグッズがあるので、欲しい方はお早めにチェック頂きたい(デイテルジャパンのサポート対応などについては詳しくはこちらをご覧頂きたい)
【今週のおしながき】
あのコントローラーの見た目そのまま!レトロデザインが魅力のポータブルバッテリー&カードリーダー
大人のゲームファンには言うまでもない見たまま通りな“あの”コントローラーの形状をしたポータブルバッテリー&カードリーダーというグッズだ。
3,600mAhのリチウムイオンバッテリーを内蔵しており、USB端子またはMicroUSB端子での充電が行なえる、いわゆるポータブルバッテリーの機能を搭載。また、MicroSDカードのリーダー/ライター機能も備えている。
上下の側面に引き出し型のUSBとMicroUSBのオス型端子があって、ケーブルごと引き出せるようになっている。また、右側面にUSBとMicroUSBのメス型端子もあり、バッテリーそのものの充電と機器への給電の両方でUSBとMicroUSBが使えるようになっている。
上側面の右側にはバッテリー残量を示す青色LEDも備えられているほか、下側面の右側にはMicroSDカードのスロットがある。
ユニークなのはバッテリーの利用を開始するためのオン/オフスイッチで、コントローラーのAボタンがそれになっている。その他のボタンは飾りになっていて押下もできないのが少々残念ではあるが、Aボタンだけでも活かしてあるのは嬉しいところだ。
実際の活用シーンを考えてみると、ポータブルバッテリーとしては3,600mAhよりも大容量な製品は数多くあるし、MicroSDカードのリーダー/ライター機能というのもMicroSDのみとなるとあまり使用頻度の高いものでもない、というのが正直なところ。だが、この製品でやはり大事なのは“その外見のユニークさ”だろう。
再現度の方はといえば、厚みは多少増しているが縦横のサイズはほぼ同じであり、えんじ色の質感や各部ボタンのサイズなど、なかなかに再現度は高く、金色の金属プレート部分は少し色あせ気味な感じがするが、使い込んでいる質感と思えなくもないところ。知らない人がパッと見れば「あれ? コントローラー? なんで?」と思うことうけあいだ。
スマートフォンやPlayStation Vita 2000、プレイステーション 4のコントローラーであるDUALSHOCK 4などMicroUSB端子から充電できる製品なら、これ単体でも充電ができるし、ケーブルを別途用意することにはなるがニンテンドー3DSシリーズの充電もできる。ただ、モチーフがモチーフなだけに、3DSシリーズ用の充電コネクタなりケーブルなりは付属していた方がより嬉しかったのだが。3DSの充電にも使いたいという人は3DS用USBケーブルを合わせて購入するといいだろう。
レトロなコントローラーと言えば真っ先に思い出される往年の名機そのままの外観がなんと言っても魅力なポータブルバッテリー&カードリーダー。機能面では今時としては少々心許ないというのが本音だが、1番のポイントである外観はなかなかこだわった仕上がり。このデザインに反応してくれる世代が周りに多いという人は、ちょっとした話題作りも兼ねて、チェックしてみてはいかがだろうか?
レトロゲーム機と“サイズがほぼ一緒”、大きめサイズのマイクロファイバークロス
往年のレトロゲーム機と“サイズがほぼ一緒”という、ちょっと変わった特徴を持つクリーナークロスだ。デザインは「FCホワイト」と「SFグレー」の2種類があり、それぞれがモチーフのゲーム機サイズを再現している。
デザインはゲーム機を真上から見たような構図になっており、写実的な描き方よりも少しポップアレンジを加えたような絵柄になっている。
クリーナークロスとしてはどうかというと、極細繊維を使ったマイクロファイバーのクロスで、汚れがしっかりと落ちる。こうした大きめサイズのクリーナークロスは持っておくと何かと便利で、ゲーム好きな友人へのちょっとしたプレゼントにしてみるというのも、ひとネタ込みでいいかもしれない。
でっかいボーイからあのタコまで!レトロゲーム機が高品質な「今治タオル」に
こちらはレトロゲームデザインのタオルだ。フェイスタオル2種類とバスタオル1種類が発売されており、いずれも120年の歴史を持つ四国愛媛県北部の「今治タオル」認定の品となっている。
「レトロGBバスタオル」はサイズが60×120cmと、一般的なバスタオル同様の大きなもの。全体が某レトロ携帯ゲーム機のデザインになっていて、広げてみるとなかなかに迫力がある。
その昔、店頭展示用に巨大な某レトロ携帯ゲーム機のディスプレイがあったのだが、もしかするとそれをモチーフにこの製品だけバスタオルにしたのだろうか? 大きさもそれにひけを取らないものになっている。
フェイスタオルの方はというと、某家庭用ゲーム機お馴染みのコントローラーデザインと、もうひとつはなんと某電子ゲーム機のデザインだ。
コントローラーデザインの方はもはや定番のひとつという印象。一方、電子ゲーム機デザインの方は、タコがモノクロでしっかりと描かれていて雰囲気が出ており、ボタンのレイアウトなどもちゃんと再現されている。さすがにフェイスタオルという形状の都合から横長になってはいるものの、パッと見た瞬間に「これは!(笑)」と反応してしまうこと間違いなしだ(ちなみにロゴはGAME&TOWEL)。
タオルとしての質はどうなのかというと、そこはさすがの今治タオル。素材は綿100%で、ふわりと柔らかく肌に触れる。吸水性も高く、作りもしっかりとしている。こうしたデザイン重視に見える商品は実用性が低い……というのはもはや昔の話なのかもしれない。フェイスタオル・バスタオルともに「あって困る事はない」ものであり、こちらもゲーム好きの友人への贈り物にもいいかもしれない。