【連載第226回】ゲームライフに役立つグッズをレポート


DSi LLやPSP goを個性的なグッズで持ち運ぶ!
ミヤビックスの各種グッズを試してみた


 当連載は、ゲームライフに役立つグッズを発掘し、実際に使用してみようという試みをレポートするものである。ネタに困ったときはお休みしてしまうかもしれないので不定期連載である。ちょっとした投資や工夫で、よりよいゲームライフを送っていただけるよう、鋭意努力していく所存である。


 今回は、液晶保護フィルター「OverLay Brilliant」で一躍名を馳せたミヤビックスのDSi LL、PSP go用各種グッズをチェックしてみた。DSi LLからは、高品質な液晶保護フィルターグッズ 「OverLay Brilliant for ニンテンドーDSi LL」と、手触りの良いレザー素材を使ったレザーケース「PDAIR レザーケース for ニンテンドーDSi LL」を試してみた。

 PSP go用のグッズでは、海外メーカーならではの奇抜なカラーバリエーションが特徴のカバーグッズ「CAPDASE ConXept Hard Case for PSP go」と「Alumor クロム メタルケース for PSP go」を、さらにケースグッズから「CAPDASE ライフスタイルケース for PSP go」と「CAPDASE スマートポケット for PSP go」を試してみた。

【今週のおしながき】
DSi LL ミヤビックス 「OverLay Brilliant for ニンテンドーDSi LL」
DSi LL ミヤビックス 「PDAIR レザーケース for ニンテンドーDSi LL」
PSP go ミヤビックス 「CAPDASE ConXept Hard Case for PSP go」
PSP go ミヤビックス 「Alumor クロム メタルケース for PSP go」
PSP go ミヤビックス 「CAPDASE ライフスタイルケース for PSP go」
PSP go ミヤビックス 「CAPDASE スマートポケット for PSP go」

 

● 高品位な液晶保護フィルターの代表格「OverLay Brilliant」のDSi LL用

「OverLay Brilliant for ニンテンドーDSi LL」

    メーカー:ミヤビックス
    価格:1,260円


他機種用でそのクオリティの高さは証明済み。DSi LL用の液晶保護フィルター「OverLay Brilliant」だ

 本連載でも数多く取上げてきた“液晶保護フィルターグッズ”の中でも、群を抜いたクオリティを見せてきたシリーズがこの「OverLay Brilliant」だ。光を積極的に取り入れる方式により光線透過率90%以上の透明度とツヤを実現し、紫外線は99%をカットする。DSi LLの大きい画面をより美しく見せてくれるフィルターとなっている。

 基本的な作りは他製品用の「OverLay Brilliant」と同様で、パッケージには上画面用、下画面用のフィルターが1枚ずつ封入されている。クリーニングクロスは付属しない。フィルターの構造はハードコーティング層、PET層、粘着層(自己吸着)の3層構造だ。

 DSi LL用ということで、フィルター1枚当たりのサイズは大きい。フィルターは透明の台紙に貼られているが、上画面用、下画面用の区別が付けづらい。一見同じ2枚に見えるが大きさが異なるのでそれで区別しよう。縦が長いほうが上画面用だ。ここはタブを付けるなど、もう少しわかりやすくする配慮が欲しかった。

 実際に貼り付けを行なってみた。フィルターのサイズは上画面は画面枠に、下画面は画面のサイズにピッタリにカットされている。ピッタリなだけに位置がずれると目立ってしまうので、事前の位置あわせは慎重に行ないたい。

 貼り付けは非常にしやすい。フィルターを画面に置くだけでスーッと貼り付いていくほどに吸い付きが良く、適度な堅さもあって気泡も入りづらい。ホコリの混入にさえ気を配れば、キレイに仕上げることができる。

 仕上がりを見ると、抜群の透明度と自然な発色に驚かされる。フィルターを貼った事による色味の変化も感じさせない。表面にはガラスのようなツヤが加わり、より鮮やかに画面が映るようにもなった。ツヤは決して過剰なものではなくて、ほどよいものだ。

 クオリティの高さ、貼り付けのしやすさ等、総合的にも当研究所でベストグッズに選び続けている液晶保護フィルター「OverLay Brilliant」のDSi LL用。その良さは変わらずにこのDSi LL用でも確認できた。数ある液晶保護フィルターグッズの中でも、安定してオススメできる1品だ。


写真の上段が画面全体にフィルターを貼ったもの、下段は画面の右半分にだけフィルターを貼ったものだ。縮小されているサムネイルだと色ムラが見えるが、リンク先の大きな写真を見てもらえば、そのクオリティの高さや透明度に納得してもらえることと思う



● 手触りのいいレザーでDSi LLをしっかりガード!質感のいい縦開き型のレザーケース

「PDAIR レザーケース for ニンテンドーDSi LL」

    販売:ミヤビックス
    メーカー:PDAIR WORKSHOP
    価格:4,620円
    カラーバリエーション:ブラック、ブラウン、レッド、ホワイト


従来のDSよりも大型化したDSi LL本体をスマートに包むレザーケース
ケースの外側、天面の左右に写真のようにDSカード収納がある。ケースの外側にしまうということで、ふとした時に落下して紛失してしまいそうに感じるのだが、奥までしっかりと差し込めばそうした心配のないぐらいに固定される。だがそれでもやはり、ケース内部に収納したいと感じるところがあるだろう

 レザー素材を使ったDSi LL用ケースグッズだ。海外メーカー「PDAIR WORKSHOP」のグッズで、国内販売はミヤビックスが行なう。カラーバリエーションは4色あるが、今回はブラックを試してみた。

 縦開きのケースで、レザー素材を白いステッチで縫い合わせた作りになっている。ボタンはマグネットホックになっている。レザーはサラサラとした手触りのいい質感をしていて、素材の良さを感じさせる。サイズはほぼDSi LLと同等の約113×約163×約30mm(縦×横×高さ)。重量は約89gとなっている。

 ケースにはDSi LL本体のほか、ケース外側にある左右のポケットにDSカードを1枚ずつ、ケース内部にはSDカードを3枚入れておける。

 DSi LLのタッチパネル側の下部をケースのホルダーに差し込んで固定する作りで、側面はほとんど覆っていない。そのため、ボリュームボタンやSDカードスロットなど、各種の側面にある機能にもそのまま触れるようになっている。底面のタッチペンホルダーの部分もしっかりと空けられているので、ケースを装着したままペンを取り出せる。

 なお、このレザーケースには、液晶保護フィルムの「OverLay Brilliant for ニンテンドーDSi LL」も同梱されている。

 実際にケースを使って試してみた。まずは装着感だが、ホルダー部の締め付けがきつくて、最初はしっくりと馴染まない。指で押し込んでしっかりと合わせようとするも、なかなか難しい。使い込んでレザーが少し伸びてくれば、スムーズに装着できるようになりそうだ。

 気になったのはホルダーがタッチパネルディスプレイのすぐ下にあって、ホルダーがよれているため画面に少し覆い被さりそうなところ。これもホルダーに本体をしっかりと押し込むと多少軽減されるものの、ホルダーがまっすぐにはなってくれなかった。一応ギリギリで画面には被らないものの、気になってしまうところだ。

 実際に手に持ってみると、カバーの柔らかな感触が良く、ホールド感、滑りにくさも良くなった。重量やサイズはカバーのぶんだけ増してくるものの、持ちやすくなったことでそれを感じさせないところがある。L/Rボタンにも干渉せず、操作においてはほとんどそのままに扱えた。

 SDカード収納に関しては柔らかなレザーのポケットなので多少の伸縮があり、出し入れはしやすい。根本的な問題点としては、DSi LLを活用するのにあたりSDカードを3枚(本体に入れているものも含めれば4枚)も持ち運びたい人がいるかどうかという点がある。

 一方で、DSカードは外側のポケットに2枚入れられるようになっているが、ケースの外側ということもあって、どこか不安を感じるところ。伸縮素材のポケットで抑えてあり、見た目よりもしっかりと固定されるので十分に実用できるのだが、それでもSDカードよりDSカード収納を重視して欲しかったと感じざるを得ないところはある。

 DSi LLを固定するホルダー部分には少し気になるところがあったものの、全体にレザーの質感が良く、しっかりとした作りの良さを感じさせるケースだ。DSカード収納が外側にあることについては思うところのあるケースだが、そこを割り切ってしまえば、品質のいいケースとして扱える。


DSi LL側面のスイッチ類や底面のタッチペンホルダーは、ケースに装着したままで触れるようしっかりと配慮されている。ケース内部には写真右のようにSDカードを収納できるポケットが3個ある



● 個性的なカラーバリエーションでPSP goをデコレーション&ガード!

「CAPDASE ConXept Hard Case for PSP go」

    販売:ミヤビックス
    メーカー:CAPDASE
    価格:1,890円
    カラーバリエーション:Fozzil(White/Black)、Silki(Black/Blue/Brown/Red)、Shimma(Purple/SilverGold)


「Alumor クロム メタルケース for PSP go」

    販売:ミヤビックス
    メーカー:CAPDASE
    価格:1,680円
    カラーバリエーション:ブラック、ブルー、レッド、シルバー


写真の3種は「ConXept Hard Case」。左上が「Silki」、右上が「Shimma」、下が「Fozzil」
こちらは「Alumor クロム メタルケース」。金属素材が使われている
前面側のパーツは全製品共通のクリアカバーになっている。本連載の第216回で紹介している「CAPDASE クリスタルケース for PSP go」とも同じものだ

 PSP go本体に装着して傷や汚れから保護するハードカバーグッズ。「ConXept Hard Case」と「Alumor クロム メタルケース」と2種類を並べているが、こちらは本連載の第216回で紹介している「CAPDASE クリスタルケース for PSP go」と基本的な作りは同じで、デザインが異なるいわゆるカラーバリエーション的なグッズなので、まとめて紹介していこう。

 「ConXept Hard Case」はデザインの異なるFozzil、Silki、Shimmaの3タイプがあり、それぞれにカラーバリエーションも用意されている。「Alumor クロム メタルケース」は金属素材を使っていることが特徴で、4色のカラーバリエーションがある。

 どの製品も、前面用のクリアカバー、背面用のカバーというセット。今回お借りしているサンプル品には付属していなかったのだが、実際の製品には液晶部分を保護する液晶保護シートも付属するとのことだ。

 前面用のカバーはクリア素材のパーツで、「CAPDASE クリスタルケース for PSP go」、「ConXept Hard Case」、「Alumor クロム メタルケース」といずれも同じ作りのパーツだ。液晶画面部分は覆わず、スピーカー穴、LEDランプ、PSボタンの箇所が開口されている。

 背面用のパーツも前面用同様に、どの製品でも基本的な形状や作り自体は同じになっている。だが、素材やコーティング等が大きく異なっているのがポイントだ。背面用のパーツは側面にあるスイッチ類や端子、L/Rボタンにはカバーが被さらないようになっている。詳しい使い勝手については、本連載の第216回の「CAPDASE クリスタルケース for PSP go」もご覧頂けると良いと思う。

 まず「ConXept Hard Case」。これは背面用カバーに独特なデザインを施したタイプで、素材はおそらくポリカーボネート。薄くて軽いタイプで手軽に扱える。今回は「Fozzil/White」、「Silki/Brown」、「Shimma/Purple」の3種類を試してみたが、表面の手触りはデザインによって変わってくる。

 「Fozzil/White」は透明のカバーにひび割れたようなデザインが施されているもので、塗装でデコボコが付いている。そのデコボコが指をとらえるところがあって感触が良く、滑り止めの効果も多少期待できる。

 「Silki/Brown」と「Shimma/Purple」は表面がツヤツヤとした感触。「Silki/Brown」はクリア素材ではなく塗りつぶしのタイプで、大理石風のデザインが施されている。「Shimma/Purple」はメタリックなラメになっていて、通常は紫色をしているが光が当たると水色に反射する。独特なデザインだ。

 次に「Alumor クロム メタルケース」。こちらは背面用カバーに金属素材を使っていて、重厚な質感になっている。重量も18g(「ConXept Hard Case」は13g)と少し重くなっている。カバー全体が金属素材なわけではなく、他のカバーに金属パーツを組み合わせた作りだ。背面の金属パーツは多少のざらつき感はあるがサラサラとしていて、PSP go本体よりも滑りやすくなるところがあるかもしれない。

 もうひとつのシルバーは写真で見てもらうとわかるとおりの、ミラータイプのシルバーになっている。まさしく金属のイメージそのものだ。こちらは指をとらえる感触が強くて滑り止めにもいいのだが、ミラータイプだけに指紋あとが目立ってしまうのがネックと感じた。

 海外メーカーCAPDASEのPSP go用ハードカバーのバリエーションだが、特徴的なデザインが魅力で、このあたりは海外グッズの面白さがある。使い勝手に関しても「CAPDASE クリスタルケース for PSP go」と同様で不満点が少なく、操作しやすい。



それぞれがまったく異なる個性的なデザインになっている。このあたりの奇抜さやカラーバリエーションの豊富さが海外グッズのひとつの魅力だ



● PSP go用のケースグッズにもユニークな一工夫!

「CAPDASE ライフスタイルケース for PSP go」

    販売:ミヤビックス
    メーカー:CAPDASE
    価格:1,890円
    カラーバリエーション:ブラック、レッド、ホワイト


PSP go ミヤビックス 「CAPDASE スマートポケット for PSP go」

    販売:ミヤビックス
    メーカー:CAPDASE
    価格:1,890円
    カラーバリエーション:ブラック、レッド、ホワイト


高級感を感じさせる外観が嬉しいPSP go用の縦開き型ケース
操作面では、L/Rボタンを操作する指がケースとスライドディスプレイに挟まれてしまうのが気になった

・「CAPDASE ライフスタイルケース for PSP go」

 PSP go本体を収納したままで操作を行なえる縦開きタイプのケースグッズだ。素材の良さや、スタンド機能を搭載しているのが特徴となっている。カラーバリエーションが3色あるが、今回はブラックを試してみた。

 ケースは衝撃を吸収する適度な厚みがあり、表面の手触りもサラサラとしていて質感がいい。全体に高級感を感じさせるのが嬉しいところだ。ケースカバーはボタンフックで固定する作りで、ケース内には柔らかな起毛素材が使われている。

 PSP go本体はケースホルダーにはめ込んで固定する作りで、ホルダーの上に2カ所、下に1カ所あるフックにはめ込む。このケースホルダーは下にスライドさせて取り外せるようになっていて、ホルダーの裏にあるついたてを立てることでスタンド機能が使える。動画視聴等に適した、適度な角度を付けられる。ただしこのスタンドはついたてが小さく、少し中心よりも左側についているのでバランスが良くなかった。

 実際にケースに付けたPSP goでゲームプレイ等を試してみた。ケースが堅いので使い始めは反り返らせずらく、スライドディスプレイに被さってくるところがある。少し手で押さえて後ろに開くようにクセをつけたり、グルッと裏返してボタンフックを止めてしまうと扱いやすかった。

 操作については、L/Rボタンを操作する指がケースとスライドディスプレイの間に挟まれる感じがあって、違和感を感じるところ。指が太い人ではきつく感じられるところがありそうだ。ただ逆に、適度に指を固定してくれるところもあって、収まりの良さを感じるところもある。いずれにせよ、ケースカバーを後ろに反り返らせることで軽減できる。

 気になったのは、プレイ中にホルダーがスライドしてしまう時があったこと。持ち運び時に自然とスライドしたりはしないのだが、ケースを抑えている指とPSPgoを操作している指の力がかかるとホルダーがスライドしてしまう。プレイ中の姿勢にもよるところがあるのだが、ホルダーが外れてしまった場合途端に操作がしづらくなってしまう。

 全体に質感の良さが印象的で、見た目にも高級感を感じさせるのが魅力。実際の使い勝手もよく、なによりホルダー部分を取り外せるのがポイントになっている。重心バランスに少し難を感じたものの動画視聴に役立つスタンド機能も搭載している。全体に品質のいい、工夫されたケースグッズだったのだが、プレイ中にホルダーがスライドしてしまうところは残念だった。


ケースホルダー部分をスライドして取り外せるのが大きな特徴。ケースを付けたままでプレイするのに違和感を感じる場合は、ホルダー部分で取り外してプレイするという方法も使える

・「CAPDASE スマートポケット for PSP go」

シンプルなスリットタイプのケース

 シンプルなスリットタイプのPSP go用ケースグッズ。純正周辺機器のポーチに近い形状で、ケースの横からPSP goを差し込んで収納する。

 ケースの素材は堅さの素材で、内部は柔らかな起毛素材が使われている。ケースに収納したときにイヤフォン端子だけ外に出るようになっていて、オーディオプレーヤーとして利用するスタイルにも配慮されている。

 特徴として、ケースの背面にはヒモが付けられている。このヒモを引っ張ることでPSP goが簡単に外に出てくるというものだ。ヒモはケース内部を通っていて、PSP goを収納すると押し込まれる。それを引っ張ればPSP goが押し出されるという作りだ。簡単な工夫ではあるが、非常に便利で扱いやすい。

 シンプルなケースだが、ヒモによって取り出しを楽に行なえる工夫は魅力的。純正周辺機器のポーチ的な手軽な魅力に、嬉しい工夫が加えられたケースグッズだ。



ケースの背面にあるヒモを引っ張ることで、PSP go本体を上に押し出せる。手軽に本体を取り出せるユニークで実用的な工夫だ




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(2010年 3月 19日)

[Reported by ゲーム環境向上委員会]