「新生FFXIV」エンドコンテンツ攻略日誌
【連載第18回】「新生FFXIV」エンドコンテンツ攻略日誌
(2014/12/12 00:00)
早押し、バリスティックミサイルクイズタイム!
フェーズ2から5までは、フェーズの合間に恐怖の「バリスティックミサイル」が飛んでくる。このミサイルは、まずは標的となる2人のプレーヤーを拘束し、動けなくなった2人を中心に、大と小のサークルが出現、小ならサークルの上に2人、大なら3人乗ってミサイルを受けないと拘束された人が即死するというパズルっぽい攻撃だ。
たいていはヒーラー2人とキャスターやサブタンクが解除を担当する。難しいのは、微妙なサークルの重なり具合を見て、乗るか乗らないかを瞬時に判別することだ。通常、アバターの斜め後ろあたりに固まって攻撃しているはずなので、「バリスティックミサイル」で拘束された2人はお互いのサークルの範囲内にいるはずだ。両方小なら、2人という条件を満たすので、ほかの人は全員サークルから離れていればいい。片方が大なら、解除役1番の人が、大の方にだけかかるように乗って、拘束者2人+解除担当で3人になるよう調整する。
たまに「ホーミングミサイル」を捨てに行った人や、側面を取りにいった近接がその場で拘束されて、離れた場所でサークルが出現することがある。こうなると、全員が素早く判断して、それぞれの条件にあった人数が乗らなければいけない。この判断が慣れていても結構難しく、全員気が利かなくて対象者だけが死ぬならまだいいのだが、これが全員気が利く人ばかりだと一斉に乗って全員で吹っ飛んだりすることもある。
もう1つのポイントはフェーズ6からアバターが使う「アラガンフィールド」だ。このデバフはパーティのヘイト3位以下の誰かに付いた後、35秒後に爆発する。その間にデバフが付いている人がダメージを受けていると、爆発のダメージが倍増して即死休の痛さになる。そのため、デバフが付いた人は端に避けたり、「ストンスキン」を入れてもらったりしてなるべくダメージを受けないようにする。
ヒーラーにアラガンフィールドが付いている時に、ドレッドノートのタゲがズレて一発くらったり、吟遊詩人が気づかずホーミングを受けたり、地雷処理に巻き込まれたり、塔踏みのタイミングが悪く全体攻撃が複数回アラガンフィールドが付いている時に来たりすると、ぐっと墓場が近くなる。アラガンフィールドは前のものが爆発して、次が付くまで5秒間の余裕があるので、うまく塔踏みを調整してその合間に全体攻撃を放出させることをAF同期と呼んだりもする。
前述した「ホーミングミサイル」は、アバターとオレンジ色のラインで結ばれた人に向かって範囲ダメージのミサイルが来るため、そのラインを取って仲間から離れた場所で1人で受ける。またメインタンクを混乱させる「ブレインジャック」は、混乱したメインタンクが一番近くにいる人を攻撃するという性質を利用して、アバターの足元の前方範囲攻撃が当たらないギリギリの場所に立って、誰かがメインタンクに殴られることでアバターの向きを変えずに対処できる。かつては、走り回りながら攻撃できる吟遊詩人が担当することが多かった。3層はTPが枯渇しやすいので、詩人はTPを回復させる「軍神のパイオン」を定期的に歌ったりとやることが多い。
サブタンクもSTR装備でDPSを求められた当時は、とにかくDPSを維持しつつギミックをクリアするのが非常に難しかった。しかし、火力が上がってギミックの対処へ避ける時間が長くなったことで全体の難易度は自動的に下がる。昔は難しかったはずの敵が簡単に思えるのは、ギミック緩和よりも自分が強くなっていることが大きな理由だ。そういう意味ではスキル回しを少し見直すだけで、コンテンツの難易度はいかようにも変わってくるということだ。
とりあえず全滅8つで、ってのが醍醐味なんです
週制限がある時には、確実に勝つために戦術やパーティ構成をがっちり固めることが多い。勝つまではそれでもいいのだが、だんだんと行き慣れてくると、毎回同じパーティ構成、毎回同じような戦術では勢い作業的になってしまう。コンテンツファインダーに対応されると、ここに何を引くかわからないギャンブル的な面白さが加味される。
CFでなければ、筆者はドレッドノートの処理中にバリスティックミサイルがくると、どんなカオスになるのか体験する機会はなかったかもしれない。もっとも早く攻略した人たちはおそらくそういった幾多の体験を経て、攻略法を確立させていく。後続はそこに敷かれた道を通っていくわけだが、たまにはヤブに踏み込んで道なき道を体験したくなることだってある。全滅しつつ進んでいくのが楽しいのだ。
CFには、ドアを開けてみないと道があるかどうかわからない楽しみがある。あればあったでスムーズに進むことができる。なければかき分けていけばいい。未知なる冒険がMMORPGの大きな楽しみなのだとしたら、初見がいたら即ギブなんて、筆者に言わせればもったいなさすぎる話だ。初見さんと一緒にもう1度それが味わえるなんてラッキーではないだろうか。
そんなわけで、初見さんもどんどん3層に来て欲しい。そして「侵攻編」最強の敵ネールにも挑戦して欲しい。というわけで次回は、4層だ。緩和されても、さすがにネールさんは強い。しかしボスキャラとはそうあるべきなのだ。だって弱い者いじめしたって楽しくない。最凶最悪の敵をさくっと倒す冒険者だからこそ、ミンフィリアも連絡を取ってくるというものだ。気軽に呼び出されておつかいを頼まれたりもしつつも、エオルゼアの平和は俺が守る!
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