「新生FFXIV」エンドコンテンツ攻略日誌

【連載第17回】「新生FFXIV」エンドコンテンツ攻略日誌

【大迷宮バハムート:侵攻編】

フルパーティ(8人用)コンテンツ

平均アイテムレベル:なし

参加条件:大迷宮バハムート:邂逅編のクリア

制限時間:90分

デスダンサー、釣ったつもりがルノーさん

 誘導役と更新役も大変だが、もう1人「ラミア・デスダンサー」を固定するサブタンクもたいがい大変だ。メリュジーヌ戦では「ラミア・デスダンサー」、「ラミア・フェイトディーラー」、「ラミア・プロセクター」という3種類の雑魚が湧く。筆頭を切って湧くデスダンサーは攻撃力が高く、固定しそこねるとヒーラーに攻撃が飛んで、あっというまに落ちてしまう。

 デスダンサーの難しさは、ポップスピードの早さにある。火力が足りないと2匹目が湧くまでに1匹目を倒しきれない。2匹目の固定に手間取ると、ヒーラーを攻撃しに行ってしまう。デスダンサー固定が、2層サブタンクの最大の見せ場と言っていいだろう。

 筆者が苦い経験の数々から編み出した必勝釣り方法は以下の通り。まず1匹目はメリュジーヌの右隣あたりに湧くので、コンボを温存しておいて「レイジ・オブ・ハルオーネ」なり「ボーラアクス」なりでがっちり固定する。そのままメリュジーヌを横切って左側まで誘導しておけば2匹目が取りやすくなる。

 2匹目は「呪詛の叫声」直後にメリュジーヌから見て10時の場所に沸くので、安全地帯へ避難中にできるだけ近づいておき、出現と同時に「シールドバッシュ」や「トマホーク」で取る。3匹目は、2匹目が湧いたあと2回目の「呪詛の声」と同時に固定しているルノーの左斜め後ろ辺りに湧く。こちらはなるべく外周沿いを進んでルノーの背後から「挑発」を使って取る。こちらに向かってきたらすぐに敵視を上げる技を使って固定しなければ「挑発」だけだとすぐにヒーラーにタゲが飛んでしまう。

 コツは前に釣ったデスダンサーのHPが残っていても、新しく湧いたデスダンサーの釣りを優先することと、なるべく中央を通らないことだ。デスダンサーを抱えて中央を横切っていると、痛い前方範囲攻撃「テールスラップ」が近接やヒーラーをなぎ払うテロの主犯になってしまう。

 たまに、1匹目のデスダンサーが湧いたと思ってラッシュをかけるも、よく見るとルノーだったということがある。他にも3匹目を挑発するつもりが、うっかりルノーを挑発してしまったり、「サークル・オブ・ドゥーム」を使った瞬間その場に湧いたりと邪魔の限りを尽くしてくれる。ルノーが遠くで引っ張られている時以外、範囲攻撃は厳禁で、挑発やコンボを入れる時にはくれぐれもよ~く確かめたほうがいい。

どこに湧くかわからない。神出鬼没の恐怖ルノオオォォォォォ!

 デスダンサーを全部倒してしまえば、もうサブタンクの仕事はほとんど終わったも同然だ。「ラミア・フェイトディーラー」はランダム攻撃なのでタンクの出番はなく、後はメリュジーヌのHPが35%を切ると現われる「ラミア・プロセクター」をメリュジーヌの側まで持っていくだけだ。こちらも、35%に近づいたら7時の方向に近づいてそこで出現を待って、即座に固定する。その後、メリュジーヌの横に運んでいってそこで削る。たいていはここで近接DPSがLBを使って一気に倒してくれるはずだ。

 最終フェーズ最大の山場は、ラミア・プロセクターが使ってくる「ペトリファクション」を避けることだ。ペトリファクションはその敵の方向を見ていると石化する全体技。見ると死ぬので何が起こっているのか見たことはないのだが、なにやら光の線のようなものが飛び交う技だ。詠唱バーが出たら、すぐに攻撃をやめて敵に背を向ける。たいていはタンクのどちらかがマクロで注意喚起してくれるはずだ。たまに注意喚起に必死になるあまり、逃げ遅れて自分だけ石化している勇者もいた。

まだまだあるよ怖い技。メリュジーヌさん容赦なし!

カメラは見た! 石化テロの決定的瞬間!

 2層にはこれまでに説明した以外にも、遠隔2人を範囲魔法で連続攻撃する「サークルオブフレイム」や、フェーズ3から始まる即死ありのダメージ床、ランダム1名に毒のデバフ「アラガンボイズン」を付けて周りのプレーヤーにDoTダメージを振りまく「ベノモステール」など注意しなければならない技が多数存在している。

 また目立ちにくいが、「呪詛の叫声」を回避するために中央に寄ったDPSに向けて飛んだ「サークルオブフレイム」がヒーラーにも当たったり、ダメージ床を避けてメインタンクに近づいてきた遠隔DPSに、メリュジーヌの前方範囲が炸裂したりと巻き込み事故も多発する。事故を避けるために立ち位置はかなり厳密に決まっているのだが、それを守りすぎても逆にピンチになってしまうこともある。

 2層が難しいと言われるゆえんは、パターンの決まったNPCを相手にするのではなく、実は変幻自在のプレーヤーが相手であることが多いせいだろう。そのぶんエキサイティングでもあるのだが。おそらく刺激を求める層にとっては、このくらい面白いダンジョンは少ないのではないだろうか? どこのダンジョンも行き着けるとだんだんとパターン化して作業っぽくなってしまうが、2層だけはどんなに慣れていてもクリアできないことがあるほど複雑であり、面白い。

 この連載では、結構何度も言っているが、勝てなくて辛い時にはもうスルーしてさっさと3層に行ってしまおう。3層のボス、アバターはメリュジーヌよりは慈悲深い気がする。そんなわけで、次回は「大迷宮バハムート:侵攻編」3層を真のボス、マクロ作成ともどもお送りしたい!

(石井聡)