「新生FFXIV」エンドコンテンツ攻略日誌
【連載第2回】出遅れ組のための「新生FFXIV」エンドコンテンツ攻略日誌
(2014/5/2 00:00)
何がなんだかわからないうちに、気がつくと床ペロ
極タイタンの場合は、落ちなくなってからが本番だ。極タイタンの山場はたくさんあるのだが、その中でも最大の山場と言えるのは、大地の怒り直後に“子タコ”ことグラナイトジェイラー2匹が沸いてから、大地の重みが終了する辺りだろう。
タイタンの左右後方に2匹のグラナイトジェイラーが出現する。サブタンクは即座に両方の敵視をとり、片隅に誘導して固定する。DPSは両方を均等に削っていき、ヒーラーは敵視を抑えつつ回復を行なう。そこに十字にボムが落ちてくる。直後にタイタンの3本ランドスライド、そしてグラナイトジェイラーもランドスライドを使ってくる。ボムの爆発とランドスライドを避けつつ、グラナイトジェイラーを倒すと出現するヘヴィ沼も避けつつ、間髪入れずにくる大地の重みも避ける。わずか数十秒の間に、人間のマルチタスク処理の限界に挑戦するようなプレイが要求される。
これが焦っているとグラナイトジェイラーがうまくタゲれず、ふらふら~っとヒーラーに向かっていく。あわてて挑発しようとするも、間違ってタイタンを挑発してしまい、タイタンが振り向きざまにマウンテンバスター、そこにちょうど降っていたボムの爆発が重なり、爆発の煙が消えるとメインタンク以外全員床に転がっていたというのは決して珍しい光景ではない。
練習開始直後にはあまりにも緊張しすぎて、突然心臓が止まって机に突っ伏して死んだらどうしようと、わりと本気で心配になり、極タイタン練習は1日2パーティーまで、と決めていたものだ。じゃあ、パターンを覚えて慣れてしまえば完璧にこなせるかというと、全然そんなことはなく、失敗するときには失敗するし、その場面が近づいてくると心臓がバクバクと早鐘を打ち始める。
最初の頃には何度やってもパーティーを壊滅させてしまったので、その後はしばらくメインタンクばかりやっていた。メインタンクで十字ボムが完璧に避けられるようになってくれば、あとは子タコ釣りの精度をあげるだけだ。動画を見るだけではなく、真タコにいって終了後の誰もいなくなったステージで何度もイメージトレーニングしたり、フィールドにいる2匹のモンスターを子タコに見立てて、同時に2匹を釣ってみたりと人には言えない特訓もした。知り合いに言うと、そこまでやってるのはおまえだけと言われたが、そんなはずはない。みんなやっているはずだ。
結論:極タイタンを制するには練習あるのみ!
メインタンク、サブタンク両方の動きをマスターすれば、DPSで参加した時も難なく避けることができる。まあ、避けることができるというだけで、DPSが出せるかどうかはまた別問題だ。DPSは避けるだけでなく、ダメージを出さなくてはいけないからだ。
しかし、頻繁に回避のために動き回らなければならないので、結局はパターンを体で覚えて、ここではこれ、と決め打ちでバフやスキルを使うしかない。慣れるほどにだんだんと攻撃を差し込める回数が多くなり、逃げ回る時間よりもタイタンを殴っている時間の方が多くなっていく。
筆者がタンクをしている時に出会った神の強さのモンクさんは、レビテトでもかかっているかのような滑らかなステップで、重みやランドスライドを避けつつずっとタイタンに張り付いて殴り続けていた。早速マネをしてみたが、ボムの爆発に巻き込まれて死んだ。
ヒーラーなど筆者から見たらもはや神の域だ。よく、あの攻撃をかいくぐりながら、マウンテンバスター前に確実に回復や防御バフを差しこめるものだと感心する。筆者などまだまだ修業が足りない。
それにしても、パッチ2.2が実装され、さしものタイタンも多少はクリアしやすくなっただろうと思っていたが、まったくそんなことはなかった。25%のフルバフを付けた8人なら大丈夫だろうと思っていたら、フルタイム使ってもクリアできなかった。ダメなものはダメ、そんな教訓(?)を脳裏に刻み込んでくれる極タイタン。まだしばらくは、「新生FFXIV」最狂の壁として君臨し続けるだろう。
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