レビュー
USJ新アトラクション「ドンキーコングのクレイジー・トロッコ」レビュー
レールがない!? 乗って驚くリアル「トロッコステージ」体験
2024年12月10日 04:00
- 【ドンキーコング・カントリー】
- 12月11日 オープン予定
ゲームの「ドンキーコング」といえば、おなじみのステージのひとつとなっているのがトロッコステージだ。ドンキーコングたちが自動で走るトロッコに乗り、ジャンプしたりトロッコを乗り換えたりして、ゴールに向かって突き進むというステージである。
このトロッコステージを、リアルに再現したアトラクションと言えるのが、12月11日にユニバーサル・スタジオ・ジャパンに新たに登場するアトラクション「ドンキーコングのクレイジー・トロッコ」だ。今回は、本アトラクションのレビューをお送りする。
「ドンキーコングのクレイジー・トロッコ」は、USJの「スーパー・ニンテンドー・ワールド」の新エリア「ドンキーコング・カントリー」の目玉のひとつ。ゲーム内のトロッコとそっくりのライド(最大4人乗車)の乗り込み、ティキ族に狙われた「ゴールデンバナナ」を守り抜く冒険へと出発する。
アトラクションのポイントは、冒頭に述べた「ドンキーコング」らしいトロッコステージに自分が入り込めるような体験になっていることだ。トロッコに乗り、タル大砲でドーンと打ち出されると、そこからノンストップの疾走がスタートする。
ここで驚くのは、「レールがない」ということだ。より正確に言うと、トロッコのレールらしきものはあるのだが、ところどころで途切れていたり、まったくない場所を走ったり、見た目のレールがぜんぜん信用できない。
じゃあどういう仕組なんだというところが気になるところだが、こちらは実際に乗って考察していただくのがいいだろう。とにかく、そういう体験になっているということだ。一方で、レールがないというとかなり危険な感じもするが、決して激しいコースターではない。大砲に打ち出されたときも落下時独特の浮遊感などはなく、家族で楽しめるような範囲になっているところも特徴だろう。
そして、予測不能なコースの途中では、ドンキーコングゆかりのキャラクターが登場したり、大人でも驚くような仕掛けがあったり、用意周到に練られた演出がどんどん登場する。スリルはもちろんあるが、レールの仕掛けを含め、それ以上に演出の楽しさで魅せていくところが本アトラクション最大の特徴だろう。
なお乗車後は、乗車中にいつの間にか撮られていた写真を購入できる。筆者含め、取材した様々なメディアの大人たちが全員ともいい表情で映っており、大人でもかなり楽しめることがわかった。初見はもちろん驚くし、2回目でも3回目でも見どころがあると思う。訪れる機会があれば、ぜひ体験してもらいたいアトラクションだ。
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