レビュー
起動してからずっとかわいい! 「カービィのグルメフェス」プレイレポート
イチゴを食べてひたすら“大きく”なる対戦アクション
2022年8月17日 14:04
- 【カービィのグルメフェス】
- 8月17日 発売
- 価格:1,500円
本日8月17日に発売となった「星のカービィ」シリーズの最新作「カービィのグルメフェス」。7月12日に突如として発表され、その独特な世界観と、カービィの圧倒的“可愛さ”で話題を呼んだ。
そこで今回は、「カービィのグルメフェス」を早速プレイ。カービィが魅せる様々な表情に触れながら、本作の魅力を紹介していきたい。
イチゴをひたすら食べて“大きくなった方”が勝ち! 単純明快なゲームルールを紹介
ゲームを起動すると、オープニングムービーが流れるのだが、この時点でカービィの“可愛さ”がつまっている。ケーキを前にしたカービィが登場し、美味しそうにケーキを眺めたところで、フォークを手にすると“不思議な力”で小さくなってしまう。一面がケーキとなったカービィは満面の笑みを浮かべ、“お菓子”な世界を転がっていく様子には、癒し効果がある。
ムービーが終了するとタイトル画面となり、テーブルが出現。テーブルの上には、メインメニューやきせかえスキン、キャラおかしコレクションなどが立ち並ぶ。メニューは、テーブルの上をカービィが転がりながら操作していく。まんまるとしたカービィが転がる様子は愛おしい。
テーブル中央の「メインメニュー」に進むと、ゲームモードが選択可能。CPキャラや“おすそわけプレイ”で楽しめる「対戦モード」や、世界各地のプレーヤーや離れたフレンドとプレイできる「オンラインモード」、友人と集まった時にプレイできる「ローカルモード」の3種が用意されている。今回は、CPキャラを使用した「対戦モード」をプレイしていく。
「対戦モード」では、主に3つのゲームがプレイ可能。一番大きな“山もりイチゴ”を目指す「レース」や、ステージ内に降ってくるイチゴを食べた数を競う「ミニゲーム」、対戦相手とバトルを繰り広げながらイチゴを食べていく「バトロワ」が登場する。また、3つのゲームで食べた合計のイチゴを競う「グルメグランプリ」もある。今回はグルメグランプリをプレイしていく。
ルールは非常に簡単で、ひたすらイチゴを食べていき、一番“大きくなった”カービィが優勝となる。カービィの転がるスピードは、大きくなるにつれ速くなっていくが、その分カーブでの小回りが利かなくなっていくため注意が必要だ。なお、ステージ外にでてしまっても、一定時間ホバリングすることができる。
一つ感じたのは、CPが思いのほか強い。今回はCPレベル“ふつう”でプレイしたが、少し油断を見せてしまうと、あっという間に追い抜かされてしまう。また、バトロワでは、コピーフード「バーニングペッパー」を食べると、対戦相手をステージ外に落とすことができるが、プレーヤーへのロックオン率が高い。気を抜かずにプレイしていこう。
ゲームが一通り終了すると表彰タイムとなり、ゲーム内で活躍したプレーヤーにイチゴが授けられる。そして、獲得したイチゴに基づき最終結果が発表。ゲーム内で山もりイチゴを獲得できなくても、表彰タイムで逆転するチャンスがあるため、粘り続けてプレイしていこう。
「グルメグランプリ」のプレイ時間は1回で5分ほど。ゲーム中も、レース・ミニゲーム・バトロワとどんどん進行していき、スムーズな印象だ。また、カービィがどんどん大きくなっていく様子は、カービィの親になった気分で、達成感がある。
ゲーム以外のやりこみ要素も充実! 30周年を記念し「かこのぼうけん」を振り返る機能も
本作では、ゲーム以外のやりこみ要素も充実。テーブルに飾られているケーキをデコレーションする「キャラおかしコレクション」や、カービィの見た目を変更することができる。ケーキやカービィを、自分好みにカスタマイズしていこう。
またテーブル上には、これまでの「星のカービィ」シリーズを振り返ることができる「かこのぼうけん」が実装。30周年を迎えた「星のカービィ」シリーズの記憶を呼び覚ますことができ、カービィファンには嬉しい機能だ。
「カービィのグルメフェス」は「カービィ」シリーズの魅力を詰め込んだ一作
「カービィのグルメフェス」は、「星のカービィ」シリーズならではの“誰でも楽しめる”ゲーム性を引き継ぎ、可愛らしさ満点の対戦アクションに仕上がっている。また、やりこみ要素やカービィファンに向けた機能もあり、30周年イヤーを迎えた「星のカービィ」を彩る作品だ。ぜひ、カービィが魅せる様々な表情に癒されながら、本作をプレイしてほしい。
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