先行レビュー
「モンハンワイルズ:アセンダンス」先行レポート!アラケータとテオ・テスカトルに新アクションで挑む【TGS2026】
2026年9月17日 10:00
- 【モンスターハンターワイルズ:アセンダンス】
- 2027年 発売予定
- 価格:未定
カプコンは、プレイステーション 5/XBOX Series X|S/Nintendo Switch 2/PC用ハンティングアクション「モンスターハンターワイルズ」における超大型拡張コンテンツ「モンスターハンターワイルズ:アセンダンス(以下、アセンダンス)」を2027年に発売予定だ。
既に多くのハンターは、これまでに公開されたトレーラーを見まくっていると思うが、新モンスターや復活モンスターの登場、各武器ごとの追加アクションや「ブーストブレイザー」による狩猟体験の進化、成長したキャラクター達によるドラマなど、新たな情報が次々と明らかになっている。
今回は、9月17日より開催される「東京ゲームショウ2026」に先駆けて、「アセンダンス」の試遊ビルドをプレイする機会をいただいた。新モンスター「アラケータ」と復活した大人気古龍「テオ・テスカトル」、ブーストブレイザーによる新アクション、新マップ「雲居の遺跡群」など、実際の所感を交えてレポートしていく。
「雲居の遺跡群」に潜む新モンスター「アラケータ」
空中に浮かぶ新マップ「雲居の遺跡群」の代表的なモンスターとして、トレーラーでもハンター達の目を惹いたのが新たに登場する「アラケータ」だ。群れを形成して複数体でハンターを襲う姿は、非常にワイルズらしい要素を秘めた存在として印象的だったかと思われる。
今回の試遊では「アラケータ」と出会う合間に「雲居の遺跡群」を少し探索できたのだが、エリアとエリアを繋ぐ境目でセクレトによる空中移動が挟まるのが特徴的だった。マップの各所には高く舞い上がれる「上昇気流」が存在しており、どんどん空を登っていく感覚は他のマップには無かった神秘的な自然を体感できるだろう。
またセクレトによる空中移動も進化しており、飛んでいる際にR1ボタンで「高速滑空」、滑空中に〇ボタンで一度だけ「羽ばたく」ことで高度を上げることができるようになったので、移動時のゲーム体験も心地よくなっている。他にも武器の入れ替えが瞬時にできるなど、全体的にセクレトに関するアクションはスピード感が増した。
「アラケータ」はボス個体を筆頭に群れを形成している鳥竜種のモンスターで、空中からの素早い突進やボスの周りにいる通常個体との統制のとれた連携攻撃が特徴的だ。
また「噴衝鳥」の名の通り、背中の噴射口から空気を発射しながら高速移動するモーションも存在しており、序盤モンスターのような雰囲気を出しながらしっかり苦戦を強いられる強力なモンスターとなっている。
大技として、ハンターが干渉できない大空に飛び上がった後、群れ全員で超高速で連続突進してくる攻撃が用意されており「雲居の遺跡群」のロケーションと合わせて空を意識しながら戦う新鮮な狩猟体験を味わえる存在だ。
実際に狩猟してまず感じたのが、意外としっかり周りの通常個体が攻撃の妨害をしてくるという点だろう。「アラケータ」自身も怒り状態になると、スピード感が増すモンスターなため、ボス個体に集中している時に、通常個体から攻撃を受けるとかなりアクションのリズムを狂わされる印象だ。
特に鳴き声後の同時突進などはハンターの意識から外れた場所からの攻撃も多く、ジャストガードやジャスト回避を要としている武器は狙いがズレることもあるので注意が必要だ。
慣れてくると、飛んでいることの多いモンスターとしては攻撃を当てやすい印象で、周りの通常個体にさえ注意すれば、直線的なアクションが多いのでジャストガードなどは狙いやすかったように感じる。
「相殺」や「鍔迫り合い」を発生させる攻撃モーションも、空中に飛び上がってから特徴的な動きをするので分かりやすく、その上でスピードについていけるかはハンター次第という狩猟の面白さをダイレクトに感じられる要素も多くある。「アセンダンス」の序盤の壁として非常に適したモンスターとなっていた。
灼熱の衣を纏う炎王龍「テオ・テスカトル」
「アセンダンス」で復活する古龍たちの中で、今回判明したのが大人気モンスター「テオ・テスカトル」だ。最初期の「モンスターハンター」シリーズから登場している古参モンスターで、登場するたびに進化した技とグラフィックスでハンターを楽しませたり苦しませたりしている。「アセンダンス」においても進化したグラフィックスで威厳のある姿を見せ、非常に期待のできる存在だ。
「アセンダンス」においてもその強さは折り紙付き。攻撃モーションの範囲・スピード・威力がしっかり古龍難易度なので、前述した「アラケータ」と比較するのは忍びないがこちらの方がより手強いモンスターとなっている。
また特徴的なギミックとして、攻撃の際に自身の周りに“粉塵”をバラまき、特定の攻撃でそれらを爆発させるという「テオ・テスカトル」のお家芸は健在だ。しっかり足場を見ながら行動しないと、一瞬で連続攻撃にハメ倒されるため、普段より自身の置かれている状況を一層注意する必要がある。
加えて、ガードを崩してから攻撃をヒットさせる2連突進、遠距離からの火炎放射といった小回りの効く「テオ・テスカトル」らしいモーションも盛りだくさんだった。
「テオ・テスカトル」の最強必殺技「スーパーノヴァ」も確認することができた。自身を中心として大爆発を起こす大技で、その攻撃範囲や威力の恐ろしさは過去作品をプレイしてきたプレーヤーには説明不要だろう。
これまでと同じく「アセンダンス」でも使用後は怒り状態が解除され、「スーパーノヴァ」を放つ前に特殊な溜めモーションが入るので対策は可能だが、油断して逃げ遅れると1乙は免れないので注意が必要だ。
実際に狩猟してみた感想は、さすが古龍といった難易度で、粉塵と他の攻撃が重なった時の絶望感は相変わらずだ。近接戦の場合は、直火焼きのブレスに注意しながら何とか張り付き、幸いにしてほとんどの攻撃がガードは可能なので、タイミングを覚えて攻撃を与えていくのが定石だが慣れていないと一瞬で崩される。
筆者の腕が未熟という部分を踏まえても、今回の試遊で2回ほど何もできずハメ倒される経験を味わったので、古龍全体がこの難易度なら「アセンダンス」の歯ごたえはなかなかのものと言えるだろう。
また今回の試遊は、クエスト時間が20分という特別仕様だったのだが、既存のアクションを駆使するだけではダメージソースが足りない“壁”のようなものを感じた。「アラケータ」は何とか討伐できたが「テオ・テスカトル」に関しては瀕死状態に追い込むことも難しかったレベルだ。
この後紹介する「ブーストブレイザー」を用いた新たな戦術を基盤として、新しいダメージの与え方をしないと厳しい相手になっていたので「モンハンワイルズ」の難易度向上をダイレクトに感じられる相手として、非常に楽しめるモンスターといえる。
ゲージが溜まったらぶっぱなす!全ての武器が強化される「ブーストブレイザー」
続いて、今回の試遊でついに触ることができた「ブーストブレイザー」を紹介していこう。こちらはトレーラーでも紹介されていたように、全ての武器のアクションをアッパーしてくれる新要素だ。
画面下部に追加されたゲージを消費することでハンターをブースト状態に移行し、攻撃力の上昇だけでなく、攻撃モーションや武器ごとの特性を伸ばすような技が追加されている。
「ブーストブレイザー」にはR1+〇+△の同時押しか、特定のアクション中にR1を押すことでアクションを連結させながらブースト状態へ移行できる。全ての武器で共通して言えるのは、全体的にアクションの威力とスピード感が増すようなデザインとなっていて、「アセンダンス」はこの「ブーストブレイザー」を前提とした難易度になっていることが感じられた。
実際の使用感として、今回筆者が触った「片手剣」と「チャージアックス」はどちらもブースト状態へ移行すると、モンスターへ高速突撃が可能となっていたので、スピード感を高めながら回避などにも活用できる小回りの効くシステムとなっていた。
ブーストゲージも攻撃を繰り返していると自然に溜まるので、意識する必要はあまり無く”溜まったらぶっぱなす!”ぐらいの感覚で使用できる。相手にもよるが、一回の狩猟で5~6回は安定してブースト状態に移行できたので、最後の切り札ではなく常に使える攻撃の手段として運用できる。
刃薬斬りで武器に追加効果を付与!「片手剣」の新モーション
次に各武器の新モーションについて触れていこう。まずは「片手剣」で目を惹くのは「刃薬斬り」だ。特定のアイテム使用時に△ボタンを入力することで、そのアイテムを斬りつけながら攻撃するモーションが発生し、様々な追加効果を武器に付与できる。
今回の試遊で試せたのは、オーソドックスな「回復系アイテム」を用いたもので、武器のステータスアップと攻撃がヒットするたびに体力を少量ずつ回復するという効果が付与される。この効果が、モンスターに張り付いてガードを交えながら細かい攻撃を繰り出し続ける片手剣の性質とマッチしており、多少の攻撃では止まらない安定した立ち回りが可能となった。
また「砥石」を用いれば、斬れ味を回復しながら攻撃を続行できるなど、ハンターの必需品であるアイテムでも立ち回りが大きく強化される新技となっている。「刃薬斬り」は他の攻撃モーションから接続できることに加え、多少隙はあるがモンスターに攻撃するアクションの一つなので、一度も後退せずに攻撃を続けることができるのだ。
他のアイテムでどのような効果が付与されるかは未知数だが、片手剣らしい“安定感の塊”のような立ち回りは「アセンダンス」でも活躍してくれるだろう。
ブースト状態での追加アクションで強力なのが、遠距離から一気に近づいて集中弱点攻撃ができる「集中急所突き」だ。フックスリンガーを狙った箇所に発射して集中弱点攻撃を行えるので、今まで武器のリーチ的に届きづらかった背中や翼などにも攻撃を当てることが可能となった。
また、基本的にモンスターに張り付いて攻撃をし続ける片手剣は、モンスターから距離を取られた際のポジション復帰に少し難儀な部分があったのだが、「集中急所突き」を用いれば攻撃しつつモンスターを怯ませながら急接近できるのでリスクもかなり軽減できる。これまでの片手剣では届かなかった痒い所に配慮された新アクションだ。
加えてブースト状態へ移行する突進アクション「ブーストパンプ」も、接近しながらコンボ性の高い片手剣ならではの派生攻撃が可能となっており非常に強力。空中に飛び出せる「ブラストアッパー」からブースト状態時に強化される「フォールバッシュ」を繰り出す攻撃ループは新時代の片手剣の定石となりそうだ。
他にも△+〇ボタンで繰り出す「溜め斬り落とし」から接続できる「旋風重ね斬り落とし」が追加されており、全体的に攻撃の手数で押し切るような形で進化しているのを感じる。モンスターに休む暇を与えず、安定した立ち回りを得意とした片手剣の長所をしっかり伸ばしていると筆者は感じた。
新たな“最後の大技”が登場!「チャージアックス」の新モーション
続いてチャージアックスの新モーションだが、こちらも強化の方向性が武器に適したド派手な内容となっている。まず注目したいのが、剣モードの新たな必殺技である「超高圧属性斬り」だ。
様々な下準備を行う剣モードに追加された「超高圧属性斬り」は、元々剣強化状態に移行する「高圧属性斬り」が溜め時間+消費したビンに応じて攻撃力がアップする剣モードの必殺技となる。剣強化状態に移行しながら強力な一撃を繰り出せるだけでなく、このモーションで強化されている間は剣撃エネルギーが溜まりやすくなるというボーナスまでついてくるのだ。
技のモーションはかなり大振りなので基本的にはモンスターが隙を見せた際に振っていくアクションとなるが、剣モードでそれらしい必殺技が撃てるというだけでも正直筆者は嬉しく感じてしまう。感覚としてはブーストゲージを消費することで、強アクションをしながら剣強化状態に移行できるというニュアンスなので、立ち回りの中で使用頻度も高いアクションとなるだろう。
そしてチャージアックスといえば、多くの儀式を経て放つ大技の快感が堪らない武器。その最後の大技が更新され、新たに生まれたのが「フルリリースディスチャージ」だ。ブースト状態+属性強化状態の時に今までの必殺技「超高出力属性解放斬り」が変化し、大爆発と大量の剣撃を浴びせる威力・見た目共に申し分の無い大技を繰り出せるようになった。
剣強化・属性強化・盾強化・ブースト状態という4つの試練を乗り越え、最高出力にまで高まった「フルリリースディスチャージ」をモンスターにぶち込んだ時の爽快感は、他の武器では味わえないチャージアックスの権化のような気持ち良さとなっている。条件や接続方法が少し難儀だが、この“儀式”を乗り越えて最高にクールな大技を繰り出すのがチャージアックスの魅力と言って良いだろう。
実際の狩猟中でも狙えるタイミングは多く、先述した「超高圧属性斬り」やブースト状態時で新たに可能となった「ブースト剣撃装填」と「ブースト斧撃装填」によってビンをチャージしながら攻撃できるので快適になっている。全体的に立ち回りがスタイリッシュになった上で、最後の大技が進化するというチャージアックスの担い手たちに寄り添った強化アクションとなっていた。
元々覚えなければならない操作が多い武器に、さらに新要素が加わったのでややこしさは随一だが、この“ややこしさ”を魅力と感じているプレーヤーがチャージアックスを握ると筆者は思っているので、惹かれた人はぜひ挑戦してみてほしい。
今回の先行試遊で確認できた要素は以上となる。実際にプレイして感じたのは「モンハンワイルズ」本編とはまた違ったスピード感のゲームに進化しているという点だ。追加モンスターの2体も、新アクションを前提とした立ち回りを意識すると、面白さが格段にアップしたので「アセンダンス」ならではの“味”が十二分に感じられる内容となっていた。
特に「ブーストブレイザー」を用いた新アクションやゲージ管理、スピード感に関しては今までの「モンハン」シリーズに無い面白さだったので、ぜひ触ってみてほしい。今後もまだまだ追加モンスターなどの情報が待ちきれない「モンスターハンターワイルズ:アセンダンス」。今後の情報も見逃せない。
(C)CAPCOM


























































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