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ファミコン版「グラディウス」40周年記念サントラ最速試聴レポート
懐かしの名作シューティング6タイトルのサントラが一挙登場!
2026年4月24日 11:00
- 4月24日 配信開始
1985年に稼働を開始した、KONAMIのアーケード用横スクロールシューティングの傑作「グラディウス」。その翌年には、早くもファミコンに移植版が発売されると、本作を皮切りに家庭用でも「沙羅曼蛇」「グラディウスII」などのシリーズ作品が次々と登場。PCや携帯なども含め、数々のプラットフォームに多数の関連タイトルがリリースされたことは、当時を知るゲームファンであれば多くの人がご存知のことだろう。
実はファミコン版「グラディウス」は、4月25日でちょうど発売40周年を迎える。この記念すべきタイミングで、コナミデジタルエンタテインメントから家庭用のシリーズ6タイトルのサウンドトラック配信が開始された。
収録タイトルは、初代「グラディウス」をはじめとする全6タイトルで、すべて合わせると98トラックもの大ボリュームとなる。各サントラのタイトルと配信プラットフォームは以下のとおりだ。
- 「グラディウス(FC) ORIGINAL SOUNDTRACK」
- 「沙羅曼蛇(FC) ORIGINAL SOUNDTRACK」
- 「グラディウスII(FC) ORIGINAL SOUNDTRACK」
- 「グラディウスIII(SFC) ORIGINAL SOUNDTRACK」
- 「ネメシス(GB) ORIGINAL SOUNDTRACK」
- 「ネメシスII(GB) ORIGINAL SOUNDTRACK」
- 「着信★うた♪」
- 「iTunes Store」
- 「Amazon Music」
- 「music.jp」
- 「ドワンゴジェイピー」
- 「レコチョク」
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アーケード版「グラディウス」は、PSGと自社製カスタムチップ(波形メモリ音源)、ボイス用のチップを搭載した、当時を知るプレイヤー間では有名になった基板「バブルシステム」を使用し、独特の美しい音色を奏でていた。第2弾の「沙羅曼蛇」の基板には、シンセサイザーなどのデジタル楽器にも使用されるFM音源が搭載されるなど、当時のアーケードゲームの性能は(サウンド面に限った話ではないが)、ファミコンをはじめとする家庭用ゲーム機をはるかに上回っていた。
では、だからと言って家庭用のシリーズ作品に見どころ、聴きどころがないのかと言えば、けっしてそんなことはない。たとえ性能は違っても、元祖アーケード版に巧みに似せたり、あるいはオリジナル曲を用意したりすることで、元のアーケード版とはまた違った魅力を生み出しているからだ。
以下、筆者が各収録タイトルを遊んでいた当時の体験談も交えつつ、全収録曲の特長や聴きどころなどを一挙まとめてご紹介しよう。
歴史に残る「至高の演出」は必聴! 「グラディウス(FC) ORIGINAL SOUNDTRACK」
ファミコン版「グラディウス」の全11曲が収録された、「グラディウス(FC) ORIGINAL SOUNDTRACK」の必聴ポイントはズバリ、各ステージ序盤の空中戦で流れるBGM「Beginning Of The History」と、ステージ1のBGM「Challenger 1985」の2曲だ。本作を実際にプレイするとわかるが、これらの曲のイントロ部分が流れている間は、自機のビックバイパーのショット発射音や敵の爆発音などのSE(効果音)がすべてマスクされる。
プレイヤーに対し、ファミコンの最大同時演奏数である3パートをフルに使用したBGMを、じっくりと聴けるよう配慮したこのアイデアは、本作を発売日に購入した筆者は大いに感動したものだ。ファミコン版を遊んだことがあるプレイヤーであれば、これらの曲を聴いた瞬間「あの『グラディウス』がファミコンでも遊べる!」と、初めてワクワクした日の記憶が思い出されることだろう。
最終トラックの「Game Over」は、文字どおりゲームオーバー時に流れる曲だが、本サントラではイントロ部分にビックバイパーがやられたときに鳴る、あの独特の爆発音(※アーケード版と比較しても、その再現度がメチャクチャ高い!)が収録されているのも嬉しい。
オリジナル曲収録のサプライズを提供した「沙羅曼蛇(FC) ORIGINAL SOUNDTRACK」
「沙羅曼蛇(FC) ORIGINAL SOUNDTRACK」には、1987年に発売されたファミコン版「沙羅曼蛇」の全曲が全11トラック(※未使用曲も含む)に収録されている。
元祖アーケード版「沙羅曼蛇」しか知らない人は、ファミコン版の音色やテンポ、曲の構成などの違いを聴き比べつつ楽しむといい。例えば、アーケード版のステージ4のBGM「Starfield」は、ファミコン版ではステージ2のBGMに変わっている。ステージ5のBGM「Thunderbolt」はファミコン版のオリジナル曲で、後に登場したアーケード版「ライフフォース」のステージ2のBGMの原曲となったものだ。
本作をプレイ中は、どの曲もイントロ部分だけでなく、曲全体が3パートを使用して作られているが、ショット発射音などのSEが鳴ると1パート分がマスクされてしまう。なので、実機で曲の全パートを聴きたい場合は、攻撃を一切放棄して敵や敵弾を避け続ける必要がある。だが、本サントラを購入すればそんな苦労をすることもなく、好みの曲をじっくりと聴けるのが嬉しい。
また最終トラックには、2011年に発売されたアルバム「コナミシューティングコレクション」と、2024年に発売された「ミュージック フロム コナミアンティークス 〜ファミリーコンピュータ〜」にも収録された未使用曲「Combat」が入っているので、これらのアルバムを買い逃した人は本曲も要チェックだ。
迫力満点の音色とオリジナル曲に要注目! 「グラディウスII(FC) ORIGINAL SOUNDTRACK」
1988年に発売された、アーケード版「グラディウスII」を移植した本作のサントラには、全15トラックが収録されている。実は本作には、あらかじめサウンドモードが搭載されており、マニュアルにもその起動方法が明記されている。だが、ことファミコン版に関しては、現在までまったく移植されていないこともあり、いつでも本作の曲が聴けるサントラの配信は本当にありがたい。
全曲に共通する必聴ポイントは、過去の2タイトルとはまったく異なる、重厚さとリアルさがさらに増したドラムとパーカッションの音色だ。今でもファミコンで鳴っているのが信じられないほどのすごい迫力だ。
アーケード版には存在しなかった、ファミコン版オリジナル曲がたくさんあるのも本サントラの大きなポイント。ステージ2のBGM「Fortress」をはじめ、ステージ3の前半「Heavy Blow」と後半の「Dead End」、ステージ6の「Over Heat」、ステージ7の「Something Ghostly」の各BGMがこれに該当する。
「Over Heat」は、高速スクロールのステージにふさわしい、ただ聴いているだけでもテンションが上がるハイテンポな一曲。それ以外のオリジナル曲は、総じて明るく快活な曲が多い感のある「グラディウス」シリーズにあって、どことなく寂しさや不気味さを想起させることもあり、その独自性がさらに際立つ。また「Something Ghostly」は、最終ステージを戦うプレイヤーの緊張感を高めるためなのか、「これでもか!」と言わんばかりにドラムを叩きまくっているのが特徴だ。
エンディングの「Farewell」もこれまた素晴らしい。こちらはアーケード版と同じ曲だが、ファミコン版はアーケード版よりも尺が長く、しかも途中からアーケード版では聴けないメロディが追加されているので、今までアーケード版しか知らなかったという人は、本曲も絶対に聴いていただきたい。
アーケード版にもけっして劣らないクオリティを実現。「グラディウスIII(SFC) ORIGINAL SOUNDTRACK」
1990年にスーパーファミコン用ソフトとして発売された本作の曲は、旧ファミコンに比べサウンド面のハード性能が向上したこともあり、元祖アーケード版「グラディウスIII」と比較してもまったく遜色のない、極めて高い移植再現度を実現している。
筆者が全28トラックを聴いて改めて気付いたのは、家庭用のテレビでは聞き取りにくかった感のあるサブメロなどの各パートの音も、本サントラであればハッキリとわかること。アーケード版も知っている人は、スーファミ版とのメロディや音色の微妙な違いを聴き比べながら楽しむといいだろう。
アーケード版とはステージ構成が若干異なることもあり、スーパーファミコン版ではオリジナルBGMがいろいろと楽しめるのが注目ポイント。エキストラステージで流れる軽快なBGM「Lucky Zone」をはじめ、ステージ8のボスラッシュ地帯で流れる「Boss on Parade 3 Crystal Core」「Boss on Parade 4 Mk-II」「Boss on Parade 5 Covered Core」の各曲と、ステージ10のBGM「Unpleasant Cell」がこれに該当する。
「Lucky Zone」は、得点や1UPが稼ぎまくれるエキストラステージを、より盛り上げてくれる軽快な曲だ。ボスラッシュ地帯の3曲が流れる場面では、それぞれクリスタルコア、デスMk-II、カバードコアのボス敵が出現するが、アーケード版ではこれらのボス戦では、すべて同じ曲「Take Care!」が流れる。つまり、ボスラッシュ地帯ではスーファミ版のほうが、アーケード版よりも曲のバリエーションが増えているのが見逃せないポイントだ。「Unpleasant Cell」は、不気味な触手や細胞が次々と出現する最終ステージにふさわしい、幻想的な曲に仕上がっていると言えよう。
コンティニュー受付時間中に流れる「Everlasting」と、エンディングテーマ「Good Luck!」もオリジナル曲だ。特に後者は、1周クリアの感動をさらに引き立てる素晴らしい曲なので、アーケード版しか知らない人はじっくりと聴いていただきたい。
歴代の名曲をモチーフ、アレンジしたBGMが満載! 「ネメシス(GB) ORIGINAL SOUNDTRACK」
「ネメシス」は、1990年にゲームボーイ用ソフトとして発売された「グラディウス」シリーズのスピンオフタイトル。本サントラも全曲ステレオで収録されているので、再生中はゲームボーイ本体にイヤホンを差し込みながら、本作を夢中でプレイした日々をきっと思い出すことだろう。
たとえ本作のプレイ経験がなくても、トラック2の曲名「Free Flyer〜Challenger 1985」を見た瞬間、ピンときた人もいるハズ。ステージ1で流れる、この曲の原曲は元祖「グラディウス」のステージ4と1のBGMであり、「グラディウス」シリーズのファンであれば、誰もが胸が熱くなるメドレーと言えよう。
本作では「Free Flyer〜Challenger 1985」以外の曲も、そのほとんどは過去のシリーズ作品で使用された曲を原曲としている。ステージ2のBGM「Fortress」は、前述したファミコン版「グラII」のステージ2のBGMが原曲で、エクストラステージのBGM「TEARS BEGAN GUSHING」、ステージ5のBGM「DON'T LEAVE ME ALONE」、ラスボス戦のBGM「A FIGHTER」は、いずれもMSX版「グラディウス2」に使用されたものが原曲だ。
ステージ4のBGM「fossil with intention」は本作のオリジナル曲で、後にWiiウェアで配信された「GRADIUS ReBirth(グラディウスリバース)」にも使用されている。「ネメシス」と「リバース」のいずれか一方しかプレイ経験がない人は、それぞれの音色などを比較しつつ楽しむのも一興だ。
過去のシリーズ作品とは一線を画す、独創性が際立つ「ネメシスII(GB) ORIGINAL SOUNDTRACK」
本サントラには、1991年に発売されたゲームボーイ用ソフト「ネメシスII」のオープニング曲をはじめ、各ステージのBGMとエンディング、ゲームオーバー曲も含めた全21トラックがステレオで収録されている。
実は筆者、本作はNintendo Switch Onlineで配信されるまでプレイしたことがなかったので、初めて遊んだのはつい最近のこと。試しに1周クリアまでプレイしてみたところ、曲の構成もメロディも、過去の「グラディウス」シリーズから「ガラっと変わったな……」との印象を率直に受けた。
本作は、オープニングで勇ましい曲「PROLOGUE」が流れたかと思いきや、味方艦隊が急襲を受け撃沈され、直後に曲が「A CHASE」へと変わり、巨大な敵艦が背後から迫る場面からステージ1が始まる。何の前触れもなく、いきなり巨艦が出現するスリル感を「A CHASE」が見事に引き立てている。
途中からテンポアップする、ステージ1ボスのBGM「THE BRAIN」をはじめ、全5ステージの対ボス戦のBGMが、すべて異なるのも本作の必聴ポイント。特にラスボス戦のBGM「LAST EVIL」は、いかにも最終盤の難所らしい、プレイヤーの緊迫感とテンションを大いに高めてくれる。
本作のオプションメニューには、「グラディウスII」と同様にサウンドモードが搭載されているが、本アルバムを購入すればいつでもどこでも好きな曲が聴けるようになるのは、やはり嬉しい。
ファミコン、スーパーファミコン、ゲームボーイと続く、シリーズ初期タイトルの曲がまとめて楽しめる本配信。初代「グラディウス」にいたっては、今から実に40年も前に発売された作品だが、今なおやり込んでいた当時を思い出しつつ、曲を聴いているだけでも楽しめることを筆者は改めて実感した。
できることなら「グラディウスII」と「グラディウスIII」の両タイトルは、パワーアップ時に流れる「スピードアップ」「レーザー」などのボイスも収録してほしかった。特に前者は、数あるファミコンソフトの中でも極めて少ない、サンプリングによる収録を実現させたタイトルのひとつであり、しかも発音がハッキリと聞き取れるハイクオリティを誇るだけに、これらのボイスが聴けないのは実に惜しい。
もし今からでも、追加トラックを配信できる仕組みがあるのであれば、これらのボイストラックもぜひリクエストしたいところ。アーケード版とはまた違った魅力を持つ、家庭用「グラディウス」シリーズの名曲の数々を、ぜひ手持ちのスマホやPC、タブレットでお楽しみいただきたい。
なおコナミデジタルエンタテインメントでは、ファミコン版「グラディウス」を発祥とする、かの有名な隠しコマンド「コナミコマンド」にちなんだ特別サイトを、本日24日より同社の共創プロジェクト「PROJECT ZIRCON」公式サイト内で公開している。加えて本コンテンツのゲーム(トライアル版)内でも、「コナミコマンド」の実装が決定し、さらにAmazonのオンデマンド・プリントサービス「Merch on Demand(マーチ オンデマンド)」では、40周年を記念した「グラディウス」や「コナミコマンド」などをデザインしたTシャツの販売も開始したとのことだ。
シリーズのファンを自称する人は、ぜひこれらのサイトもチェックしていただきたい。
(C)Konami Digital Entertainment
(C)淺野のん (C)白泉社























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