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レースゲームで恋愛ができる?! 「ドリフトガールズ」発表会レポート

カッコいい車に乗ればモテモテに! 車と美少女どちらも楽しめるお得感満載ゲーム

2016年1月リリース予定(iOS、Android)

今回「ドリフトガールズ」のプレゼンテーションを行なってくれた、ドリフトガールズ開発チーム・ディレクターのジュ・ワンホ氏(左)と、TOAST事業チーム・マネージャーのナム・ヨンア氏(右)

 NHN ハンゲームは11月25日、新作Android/iOS用恋愛レースゲーム「ドリフトガールズ」のメディア向け発表会を実施した。

 本作は、ドリフトを主体としたカーレースゲームと、ヒロインたちとの恋愛シミュレーションゲームが1本で楽しめるという、ジャンル複合型のタイトル。韓国ではすでにリリースされており、現在は140カ国でサービスを展開中だという。国内においては公式サイトですでに事前登録キャンペーンなども実施中だが、今回は、本作の発表会にてオープンになった情報を中心にその内容をお伝えしていきたい。

【プロモーションムービー】

難解な操作は一切ナシ! ドリフトの楽しさが存分に味わえる「レースモード」

走行についてはオートで行なわれるため、プレーヤーはドリフトのタイミングに集中できる。連続カーブをドリフトで走り抜けるのは快感!

 本作はジャンル複合型のタイトルであるが、まずはレース部分から述べていきたい。今回体験したレースモードでは、ライバルカーと1対1のカーレースをプレイすることができた。ゲームの表示部分などを見るに1対1を想定した仕様となっていたので、あるいはこれがメインのレース形式ということなのだろうか。

 レース中は基本的にオートドライブ。操作が必要とされるのは、スタート時のアクセル踏み込み、ドリフト動作、ニトロ使用といった部分のみで、カーレースゲームにはつきものの、ハンドル操作、ギア操作などはない。操作系統が少ないので、画面が小さなスマートフォンでも問題なくプレイできるし、そのぶんレース展開にも集中できる。

 ゲームでもっとも多用するドリフト操作も簡単で、車が色分けされたゾーンにさしかかっているあいだ、ドリフトボタンをタッチしたままにしていればOK。ゾーンを抜けるときにドリフトボタンから指を離すことでドリフト成功となり、速度を保ったまま先に進めるという仕組みだ。ドリフトの必要があるゾーンは多く、間断なくドリフトボタンを押したり離したりするあたり、何となく、音ゲーをプレイしているような感じでもあった。

 車は3Dモデルでしっかりと作りこまれており、ビジュアル的には既存のカーレースゲームと遜色ない。カメラワークも秀逸で、ドリフト時だけでなく、クライマックスを迎えるあたりでの遠目からの写し方や、ゴールする瞬間など、迫力の瞬間を絶妙に見せてくれるので気分も盛り上がる。

 なお、マイカーはステージクリアの報酬やショップなどで獲得可能で車種も豊富。車によって性能が異なることはもちろん、カスタマイズすることで強化も可能など、やり込める要素は多そうだ。操作だけを見ればシンプルすぎることもあり、濃厚なカーレースゲームを求めるプレーヤーにはオススメできないが、手軽に派手なカーレース気分が味わえる点は多くのプレーヤーに受け入れられそうな印象を受けた。

クライマックスシーンでは視点が切り替わるなどカメラワークの芸も細かく、レースシーンが盛り上がる
乗れる車種は非常に多く、タイプもさまざま。カスタマイズによって強化すれば、お気に入りの車を使い込める

お気に入りのヒロインと夢のドライブデートも!? 「恋愛シミュレーションモード」

ローンチ時ですでに32名の女性キャラクターの登場が決定。その後もアップデートで新たなキャラクターが追加される
発表会のスライドではこんなシーンも。体験時には見ることができなかったが、これはデートシーンの一部だろうか?

 本作もう1つの特徴が、この「恋愛シミュレーションモード」だ。ゲーム中には、定番の幼なじみタイプからお姉さまタイプ、妹タイプなどさまざまな性格と容姿を持った32名ものヒロインたちが登場。

 しかも、それぞれにキャラクターボイスが用意されており、加隈亜衣さん、喜多村英梨さん、沢城みゆきさんなどの豪華声優陣が出演している。プレーヤーは、それらの中からお気に入りのヒロインを選び、めくるめくラブストーリーを展開できる……という内容となっている。また、ヒロインとはデートを通じて親密度を高めていくことで、さまざまなエピソードを見ることも可能なようだ。

 また、ヒロインはレースにも重要な役割を果たしている。自分が選んだヒロインをレース中に助手席に乗せると、車の性能がアップするのである。その効果はヒロインごとに異なっているため、自分が望む効果を持ったヒロインを探しだすのも、ゲームを攻略する1つの要素となりそうだ。

 確かに、助手席に美人が乗っていれば、ドライバーのモチベーションだってアップするというもの。それがドライビングテクニックに反映されるという、理にかなった(?)システムになっているというわけだ。

あこがれのヒロインとついにデートへ。しかし今日びなかなか見られない強気なご発言……これが逆に燃える!?
親密な関係になれれば特定の服に着替えてくれるように。これでも車の性能がアップするというなんとなくわかる仕様がイイ!

カーレースと恋愛SLGが絶妙なバランスで交じり合った不思議なゲーム

 本作は、ゲームを進めるためにカーレースをこなしていく必要があり、そういう意味ではカーレースゲームになるのかもしれない。だが、その一方で、ヒロインたちと仲良くなりたいという正直な気持ちを全面に押し出してプレイした場合は恋愛シミュレーションゲームということになる。

 これはプレーヤーのタイプにもよると思うが、筆者はどちらも違和感なく楽しめたあたり、二者がうまく融合したゲームということになるのだろう。今回は体験会でプレイできた時間の関係上、残念ながらここまでのレポートとなるが、本作についてはまた新たな情報が届き次第ぜひお伝えしていきたい。

(泊 裕一郎)