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ソフトバンク、Supercellの株式の追加取得を発表

ガンホーへの売却の一方で、Supercellは買い増しへ

6月1日発表

 ソフトバンクは、同社子会社のSupercellの株式を追加取得することについて、既存株主と合意したことを発表した。本取引により、22.7%の株式を既存株主より取得し、新たな持ち分は73.2%となる。Supercellは今後も独立性を保つとともに、引き続きイルッカ・パーマネン氏がCEOを務めるとしている。

OGC 2014で講演するイルッカ・パーマネンCEO。今後も続投となる

 Supercellは、フィンランドを拠点にグローバル展開しているモバイルゲームメーカー。日本でもヒットした「Clash of Clan」をはじめ、「Hay Day」、「Boom Beach」などを世界中で展開している。

 ソフトバンクでは、Supercellとのパートナーシップをモバイルコンテンツ戦略の柱として位置づけ、同社との強固な関係を築くことがグループの成長に繋がると考えたとしている。

 その一方でソフトバンクは、ほぼ同時期に、もうひとつのゲーム系有力子会社となるガンホーの株式16.34%を、ガンホーの公開買い付けに応じる形で売却しており、両社の関係性は子会社から持分法適用会社へと変わっている。

(中村聖司)