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「PSPの出荷完了」を受けて、「サポートはどうなるの?」、「アドホック・パーティはどうなるの?」SCEJAにメールで聞いてみた
(2014/6/12 00:00)
ソニー・コンピュータエンタテインメントジャパンアジア(SCEJA)は、6月3日、PSPの出荷を6月で完了することを発表した。正確に言えば、PSP-3000の出荷が6月で終了することになる。
2004年12月12日に発売されたの初代PSP-1000以降、モデルチェンジを含め、プレイステーション 3との連携による「アドホック・パーティ」(6月11日現在、61タイトルが動作確認済み)や、PSPのUMDタイトルを所有しているユーザー向けにPSPタイトルのダウンロード版を優待価格で販売する「UMD Passport」(6月11日現在、376タイトルが対応:公式サイト調べ)など、PSPの周辺サービスも強化されてきた。
そこで、今回の出荷完了を受け、PSPのサポート面や周辺サービスがどうなっていくのかをSCEJAにメールでインタビューしてみたので、以下に掲載する。
――PS3のアドホック・パーティのサポートはいつまでになりますか?
――UMD Passportのサポートはいつまでになりますか?
――UMD Passportのサポートタイトルは今後も増えていく予定ですか?
SCEJA: 現状、これらのサービスは継続しております。その他、現時点でお答えできることはございません。
アドホックモードをPS3を介すことでネットワーク越しに協力/対戦プレイが可能となった「アドホック・パーティ」はユーザーがいる限りは続けてほしいサービスだ。
――UMD Passport以外でPSP>PlayStation Vitaへの移行を促す施策等は予定されていますか?
SCEJA: 既に開始しております施策として、ソニーストアでの乗換促進キャンペーンが実施中となっております。学生の方向けに下取り金額を増額していたり、両親祖父母におねだりできるサービスも用意し、今まで以上に、乗換えキャンペーンを強化しています。
これは「ソニーストア」の乗り換えキャンペーンのこと。PSPを下取りに出すとPS Vitaが最大3,000円引き、学生の場合は最大4,000円引きで購入できるお買い物券がもらえる下取り企画や、学生向けにPS Vitaのおねだりメッセージを簡単に送ることができるサービスも用意されている。
しかし、PS Vitaで現状、UMDソフトはそのままプレイできないため、乗り換える前提で考えると、PSPソフトを遊びたい場合はダウンロード版を購入することになる。そう考えると、UMD Passportの対応タイトルはもっと増えてほしい……。
――PSP本体のサポートはいつまでになりますか?
SCEJA: PSP-3000シリーズは受付中ですが、終了タイミングにつきまして現時点でお答えできることはございません。PSP-1000および2000シリーズは2014年3月31日をもって受付を終了しております。
3月31日、PS/PS One、PS2、PS3初期モデルとともに、PSP-1000、PSP-2000は部品の確保が難しいことを理由にアフターサービスの受付を終了した。多数のプラットフォームハードのアフターサービスが一気に終了となったことで話題になったが、PSP-1000で10年ほどはアフターサービスが受けられていたことになる。PSP-3000もできれば1日も長いサポートを願いたい。