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【スマホアプリ今日の1本】土下座の悲哀とバリエーションiOS/Android「土下座パラダイス」

人生の謝罪ポイントで“土下座”をキメる! DeNAの無料バカゲーシリーズ

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利用料金:無料

怒らせた相手をなだめる「謝罪モード」と土下座のタイミングを計る「土下座モード」の2つでゲームが展開。簡単なようで以外に難しい

 最近のディー・エヌ・エーには何かが起きているようで、「ナイツオブグローリー」のようなテレビCMも展開するような本筋のタイトルがある一方、1発ネタに執念を燃やす「マシマシ∞チョモランマ」のような鼻息荒いバカゲーも見られるようになった。

 今回紹介する「土下座パラダイス」もその流れを汲んでおり、気持ちいいほど下らないバカゲーとなっている(褒めてます)。内容は、土下座でピンチを切り開くサラリーマン「土下 座太郎」の土下座人生をピックアップで振り返るというもの。

 ゲームは章ごとに区切られており、「電車内で人の足を踏む」、「会社に遅刻する」、「仕事でミスをする」など人生の土下座ポイントにおいてミニゲームが行なわれる。ミニゲームはランダムに並べられた言葉を正しい順番でタップしていく「謝罪モード」とタイミングよくタップする「土下座モード」の2つがあり、その合計得点によって土下座の内容が変化する。

 土下座の種類はステージによって3種類ずつあり、まともな土下座以外はすべて徹底的にふざけている。プレイした中では特に「てへぺろ土下座」が最高に鬱陶しく、ペコちゃんみたいなベロ出し顔で何かをねだる姿勢は土下座の風上にも置けない代物だ(というか土下座でもなんでもない)。

 ちなみに土下座には成功土下座と失敗土下座があるが、失敗土下座でも「なんとかなって」ステージはパスできる。成功土下座を繰り出すのは後半ステージではかなり難しいが、体から龍が飛び出したり雲霞がかかったりと無駄に格好いいエフェクトが見られるので、何度も挑戦するのをオススメする。

 この「土下座パラダイス」や「マシマシ∞チョモランマ」は、ディー・エヌ・エーの中でも「無料で遊べるタイトル」として広告モデルで提供されるシリーズとなっている。ディー・エヌ・エー公式サイトのプレスリリースに掲載されないというあたり実験タイトルなのかもしれないが、残念なのが1つのステージを終えるごとに広告が画面を覆って表示されること。これがウザったいことこの上なく、内容は突き抜けていて面白いだけにもったいない。

 こうした変わったゲームはアプリストアのアクセントともなり、実際ランキングでも上位に上がってくるのでどんどん試していってもらいたい。気分転換や暇つぶし、あるいは話のタネとしてもオススメのアプリだ。

【スクリーンショット】
ストーリーはコミック風に展開。土下座太郎くんは、いつでもピンチを土下座で乗り切ります
点数によって様々な土下座バリエーションが見られる。成功しても失敗してもふざけていることに変わりはない
土下座のコレクション要素も。「てへぺろ土下座」はもはや土下座ではない
iTunesで購入

(安田俊亮)