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任天堂、ニンテンドーeショップの接続障害に伴い「ポケモンバンク」を一時配信停止

【追記】試験的に国ごとにアクセス制限をかけ、日本は6時~18時までに利用を制限

12月26日 発表

 任天堂は、12月25日以降、ニンテンドー3DSおよび Wii Uのネットワークサービスがつながりにくくなったり、エラーが発生したりする障害が続いていることを受け、12月26日、21時30分から「ポケモンバンク」の配信を一時停止した。再開時期は改めて告知される。

 この障害は、3DSでニンテンドーネットワークIDを作成後に初めてニンテンドーeショップを起動したときに行なわれる「ご利用記録」を引き継ぐ処理が、想定以上の規模で同時に行なわれているために発生しているという。

 同社では、この処理を確実に行なう対処やシステムの見直しを含め、負荷軽減に努める一方、引き続き原因調査と対処の検討を行なっている(広報:談)が、クリスマスシーズン、「ゼルダの伝説 神々のトライフォース2」の発売などにより、世界的にアクセス集中が続いており、状況は改善していない。そのため、12月26日21時30分をもって、アクセス集中の緩和をはかるために「ポケモンバンク」の配信を一時停止することとなった。

 なお、12月25日~26日に実施しているニンテンドーeショップの割引キャンペーンは日を改めて行なわれる。こちらも開始時期は別途告知される。

【12月27日13時追記】
 12時50分頃、ソフトのダウンロード購入に成功(IDを作成していないニンテンドー3DS LL)。アクセスしてみると表示までの時間にまだバラつきがあるものの、動作自体は軽くなっており、状況は多少改善されてきているようだ。ただ、時間帯によってもアクセス量は変わることもあるため、注意が必要だ。

【12月27日16時追記】
 任天堂によれば、試験的に実施していた国ごとのアクセス制限に効果が見られ、少しずつではあるものの、日本のニンテンドーeショップの接続障害が緩和されてきているとのこと。現在は国ごとのアクセス制限を本運用するための準備を進めているという。サポートページも、Twitterによる最新情報をフィードすることで対応する形に切り替えている。

【12月27日19時追記】
 新たにサポートページが更新され、12月27日以降、当面の間、3DSのニンテンドーeショップに関して、国ごとに利用時間を限定することを明らかにした。日本のニンテンドーeショップの利用時間は6時~18時までとなる。利用時間外は、ニンテンドーeショップだけでなく、ニンテンドー3DS同士の引っ越し、3DSソフトの更新データのダウンロードもできなくなるため注意。

18時以降、3DS LLでアクセスしたところ。メンテナンス中の告知が出る
ほぼ同じ時間にWii Uでアクセスしたところ。こちらはアクセス可能だった

(佐伯憲司)