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圧倒的なスピードでCGアニメーションニュース、アニメ、ゲームなどを配信
香港・台湾発のNext Media Animetion Japanのサービス「nxTOMO」
(2013/4/17 00:00)
Next Media Animetion Japanは16日、日本でのサービスを本格的に開始すると共に、戦略プランを発表した。
Next Media Limitedは、香港で新聞・雑誌などのメディア事業を展開している大手企業。2012年5月にそのグループ会社としてNext Media Animetion Japanが設立された。日本でのエンターテイメント関連のサービスを開始するにあたり「nxTOMO(ネクストモ)事業」を掲げ、4本柱を設定し、エンターテイメント事業を進めていく。
4つの柱として発表されたのは、実写映像だけでなく3DCGアニメーションも使用して制作された、ハイブリッドニュース番組「TomoNews(トモニュース)」、漫画のコマ割りや構成、セリフなどを活かして制作されたビデオエンタテイメント「TOMOTOON!(トモトゥーン)」、オリジナル新作ショートCGアニメーション「TOMOANIME(トモアニメ)」、そしてワールドワイドで展開するゲーム事業「TOMOGAMES(トモゲームス)」となっている。
特筆すべき点の1つはコンテンツ作成のスピードで、台湾で制作されている「TomoNews(トモニュース)」に関して言えば、ニュースが入ってからCGアニメーションを作成し始めるが、コンテを切ってモーションキャプチャーでデータを取り、音楽や音声を入れ完成するまでに、なんと最短90分で作り上げることができるという。このスピードが売りで、ニュースが発生した当日中にCGアニメーションでわかりやすく説明できるニュース番組を配信する事ができる。YouTubeやFacebook、TomoNewsJPなどのWEBサイトからアクセスできるが、iOSやAndroidの専用アプリ「TomoNewsβ版」で閲覧する事ができる。
運営責任者の岡本伸一マネージング・ダイレクターは「結局、『nxTOMO』って何なのか? 新しい情報発信のサイト。スマートフォンやタブレットPCなどを中心に楽しめるニュースやエンターテイメントを広くインターナショナルに提供していく。日本発でマンガやアニメ、ゲームなど新しい体験を提供していきたい」と説明。ハイスピードにコンテンツを制作できる技術と環境を整えることで、数多くの多様なコンテンツを圧倒的なスピードで配信していくことになる。現状では、これら4本のコンテンツの柱が有機的に絡むわけではない。
ゲーム事業に関して言えば、全世界10カ所のエリアにエンジニアチームやファーストパーティの開発会社を抱えており、インターナショナルに楽しめるゲームを提供していくという。用意されているゲームは、ゲームに不慣れな人でもすぐに楽しめるようなカジュアルゲームから、位置情報を利用した本格的なソーシャルゲームまで様々。ゲームに関しても、複数のタイトルに跨がってサービスが絡むこともほぼないが、今後はイベントなどで相乗効果を狙っていくことも考えているという。
会場では、タッチすることで妖精の“フラッフィ”を操作して、ジャンプで移動しながら音符やコインを集めて出口を目指す、シンプルなカジュアルアクション「ふわふわ『フラッフィ』」(現在iOS版がApp Storeで配信中)、リアルロケーションベースのファンタジーMMO「LIFE IS MAGIC」(iOS版がApp Store、Android版がGoogle Playで配信中)、こちらもリアルロケーションベースとソーシャルゲームを融合したクライムMMOゲーム「犯罪人生ライフイズクライム」(iOS版がApp Store、Android版がGoogle Playで配信中)などをビデオで紹介。
「犯罪人生ライフイズクライム」などではワールドワイドでサーバーが統合されており、海外ユーザーとも遊ぶことができる一方で、日本独自のイベントなども配信されており、地域毎のカルチャライズなども行なわれているという。
一方で、Next Media Animetionと組んでゲームを展開することは、同時にワールドワイドで展開することを意味し、海外でサービスを行ないたい日本のゲームメーカーとしても有利だと説明する。発表会にはサイバードで執行役員を務める池田宗多朗氏が壇上に上がり、本日付で同社の「バーコードフットボーラー」のコンテンツ契約を締結し、7月頃から香港や台湾、マカオでサービスを開始すると発表した。このゲームは日本ではすでにサービスを開始しており、3兆通りもあるという選手を作成し、ゲームに登場させて世界一のサッカークラブを目指していく。
Next Media Animetionは、ゲームに関してもコンテンツ作成能力強化を図り、全世界で展開していきたいとしている。そういった意味では日本でもより多くのコンテンツメーカーと手を組み、タイトルをリリースしていきたいという。日本から世界に向けて、スピーディーに展開できるという点では、優位点の1つと言えるかもしれない。































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