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春商戦のゲーミングPC選びのポイント ~ノートPC編~

いまお買い得なモデルや“本気”で遊べるモンスターゲーミングPCなどを紹介!

 ゲーミングPC選びのポイント解説は、前回のデスクトップ編に続き、今回はノートPC編をお届けする。最近は大手PCメーカーばかりではなく、ショップブランドPCでもGPU搭載ノートが多数発売されており、エントリークラスからハイエンドまでラインナップも幅広い。

 「ノートPCで3Dゲームなんて」と言う人は多いと思うが、最近のノートPCはフルHD(1,920×1,080ドット)の液晶を搭載しているものも珍しくないし、価格的にもデスクトップPCと大差ないものもある。ゲーミングPCでも、あえて取り回しのいいノートPCを選ぶという選択肢は、今なら十分あり得るのだ。

 そこで本稿では、デスクトップPC編に続いて、ゲーミングノートPCという新たな選択肢を覚えておいていただくため、現在のトレンドや注目ポイントを解説していきたい。今回も3つのケースを用意した。1つ目はスタンダードなタイプのゲーミングノートPCの現状、2つ目はモバイルを意識した小型軽量の品、3つ目はデスクトップ顔負けのハイエンドタイプだ。

ケース1 ~ 今時のゲーミングノートPCのトレンドを見る

ゲーミングノートPCの主流となっている15インチクラスのノートPC。テンキーを搭載しているものが多い

 まずは比較的手ごろな価格で入手できる、標準タイプのゲーミングノートPCから見ていく。ここで言うゲーミングノートの定義としては、専用GPUを搭載していること、としたい。

 ショップブランドのゲーミングノートPCの多くは、15~17インチの液晶を搭載したものが多い。重量は3kg前後が中心で、常時持ち歩いて使うにはやや重いが、時たま持ち出したり、家の中で持ち運ぶ程度なら問題ない。筆者は普段デスクトップPCを使っているが、「冬場にコタツでゲームが遊べる(ついでに原稿も書ける)」という理由で、15インチのゲーミングノートPCも1台所有している。

 ゲーミングノートPCに搭載されているGPUは、現状ではNVIDIAのGeForce 600Mシリーズが主流だ。エントリークラスではGeForce GT 650Mを搭載して7万円程度から用意されている。筆者が使っているのもGeForce GT 650M搭載品。実際にゲームをプレイしてみると、3~4年前に自作したデスクトップPC(Core i7-920、Radeon HD 4850など)とほぼ同等のパフォーマンスが出ており、最新のヘビーな3Dゲームを除けば不自由なく遊べる。これなら性能的にも価格的にも、デスクトップの代わりに買うことを考えていい範囲だと思う。

 その上のランクとなると、GeForce GTX 670MXを搭載したものが10万円程度から、GeForce GTX 680Mを搭載したものが18万円程度から売られている。性能的にはデスクトップ向けビデオカードで1~2万円台の品と張り合えるくらいになってくるが、比較的割高感は出てくるので、この辺りはどうしてもノートでなくてはならない人向けと言えそう。

 GPUのほかにノートPCで気になるところと言えば、ストレージが挙げられる。デスクトップ編でも紹介したが、ゲーミングPCにはSSDを強く推したい。しかしノートPCはSSDとHDDのどちらかしか搭載できないものが多く、小容量なSSDではすぐ容量不足に陥ってしまう。そのため割高な大容量SSDを使うか、諦めてHDDにするかを選ぶしかなかった。

 しかし最近のゲーミングノートPCでは、2.5インチベイを2つ用意しているものが増えてきた。つまり、HDDまたはSSDを1基ずつ搭載できるのだ。これならOSと頻繁に使うソフトをSSDに入れ、データ類はHDDにしまうという、デスクトップPCと同様の運用ができる。BTOで搭載するドライブを選べるモデルも増えており、快適な環境を安価に作れる。

 あとは液晶も重要なチェック項目の1つ。パネルの表面加工には、大きく分けてグレア(光沢)とノングレア(非光沢)の2種類がある。グレアは発色がよくなりくっきりした映像を楽しめるが、外光の反射が目立つ。ノングレアはその逆で、外光の反射をやわらげてくれるが、映像もマイルドな印象になる。

 筆者としては、ゲーミングPCにはノングレアをおすすめしたい。ゲーム中に外光の反射で画面の一部が見づらいのはストレスになりうる。スコアを気にするゲーマーであれば、よりゲームに集中できるノングレアを選ぶ方が安心できる。ただ最近はグレアでも反射を目立たせない加工が施されたものもあるので、店頭で実物を見て判断するのが確実だ。

 といった辺りを踏まえて、筆者が注目したゲーミングノートPCをご紹介しておきたい。

マウスコンピューター NEXTGEAR-NOTE i510BA7

「NEXTGEAR-NOTE i510BA7」

 なるべく安価にゲーミングノートPCが欲しい方向けのGeForce GT 650M搭載機。CPUは2コアのCore i3-3120M、メインメモリは4GB、HDDは320GBと絞り気味の構成ながら、15.6インチのフルHD液晶搭載で、69,930円という低価格はお買い得だ。

 さらに2.5インチベイを2つ備えているので、SSDの追加が可能。BTOで120GB SSDを追加すると、価格は79,800円。HDDを抜いてSSDのみの構成にもできる。液晶はグレアなので、そこだけは注意したい。重量は約2.71kg。

フェイス Lesanceシリーズ

「Lesanceシリーズ」

 こちらはワンランク上のGeForce GTX 660Mを搭載したモデル。CPUは4コアのCore i7-3630QM、メインメモリは8GB、HDDは500GBと、隙のない構成になっている。価格は91,969円より。

 上記モデルと同じく2つの2.5インチベイを備えているため、SSD+HDDの構成が可能。さらに液晶は15.6インチグレアタイプと、17.3インチノングレアタイプの2種類が用意されており、ほぼ同価格で好みの方を選べる。重量は15.6インチ対応が約2.7kg、17.3インチ対応が約3.2kgとなる。

(石田賀津男)