チュンソフト、PS Vita/3DS「極限脱出ADV 善人シボウデス」

発売直前、ストーリーの断片を一部公開


2月16日 発売予定

価格:6,090円(PS Vita/3DS パッケージ版)
   5,480円(PS Vita ダウンロード版)

CEROレーティング:C(15歳以上対象)


 株式会社チュンソフトは、2月16日にPlayStation Vita/ニンテンドー3DS用極限脱出ADV「極限脱出ADV 善人シボウデス」(善人シボウデス)を発売する。価格はパッケージ版が6,090円で、PS Vitaのダウンロード版が5,480円。CEROレーティングはC(15歳以上対象)。発売を直前に控えた今回は、ストーリーの断片を紹介していく。なお、使用したスクリーンショットは、解像度が高いという理由からPS Vita版を使用している。

 「善人シボウデス」は、見知らぬ場所に閉じ込められた9人の男女が生死をかけた裏切りのゲームを行ないながら脱出を試みる物語。協力か裏切りかで憔悴していく9人の前にさらなる事件が起り、精神状態が追い詰められていく。

 倉庫に集められた9人は、ゲーム理論などで有名な「アンビデックスゲーム」(ABゲーム)という“ 裏切りゲーム”に参加することになる。これは「囚人のジレンマ」と呼ばれる問題をベースに作られており、全員が協力し続けていけば一緒に扉から脱出できる仕組みになっているが、疑念や邪心、猜疑心から協力できずに合理的な結末を選べないというジレンマが発生する。同作においても、各場面で様々な手法による駆け引きが繰り広げられる。


信頼関係を築きお互いに協力を選択するのか、相手を信用させて協力を選ばせ、自分は裏切りを選ぶのかといった選択が各所で発生する。主人公のシグマとその相手だけでなく、他のキャラクター同士の駆け引きにもドラマがあり、物語は複雑に進行していくことになる

 9人は、ABゲームが行なわれるアンビデックスルーム(ABルーム)のカードキーを探すため、ルールに則ったチーム分けを行ない3チームに分かれカラードドアの奥の部屋を探索する。そこにはカードキーだけでなく、気になる設備やアイテムを発見することもある。これらは何気なく置かれているようで、今回の件の首謀者と思われるゼロ3世によってすべてコントロールされているこの場所において、意味のないものはないとも言える。シグマたちが置かれている状況の謎を解く鍵になるのか? それとも問題を複雑なものとしていくのだろうか?


治療室資料室娯楽室
猫の本や用途不明の装置、使えなくなったPCなど様々な物が置かれているが、これらが重要な意味を持つこともあるかもしれない……

 医務室では、「ラジカル6ウイルス」という謎のウイルスに関する記事が書かれた新聞の切り抜きが発見される。記事には世界中で十万人を越える死者が出ているといった恐ろしい内容だった。しかしこの内容について、集められた9人は誰1人知らない。新聞の切り抜きに日付が書かれていないため、真偽のほども不明。「WHOが感染者の隔離を進めている」といった旨も記事に書かれているが、9人の集められたこここそがその隔離施設なのだろうか? 9名は不安を抱えたまま脱出するべく探索を進めていくことになる。


新聞の記事は信用できるのか? 真偽のほどは定かでは内が、こういった不安要素もABゲームに色濃く影響を及ぼしていく

 そんな中、元気にしていたクォークが突如倒れてしまう。医師免許を持つルナが自動診断解析装置“ADAM”で調べてみたところ「ラジカル6ウイルス」に感染していることが判明。先ほど知ったばかりの謎の病原体がすぐ近くにまで迫っていることを知り、さらなる不安にうち震えるキャラクター達。シグマはクォークを救うことができるのだろうか?



 さらに、先ほど探索したときはなかった遠隔操作で爆破することが可能な「反物質爆弾」が発見される。アリスによれば爆弾の爆発規模は1つで10階建ての建物を吹き飛ばす威力があるという。予想外の展開にシグマ達はどういった行動を取るのだろうか?


誰が取り付けたのだろうか? 起爆装置はどこにあるのだろうか??爆弾は1つとは限らないようだ


【スクリーンショット】
コピーライト「アナタはきっと善人ではいられない」とあるとおり、善人ではいられない過酷で驚きのストーリーが展開するようだ

(C)2012 CHUNSOFT
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(2012年 2月 10日)

[Reported by 船津稔]