CCC、PS Vitaの発売カウントダウンイベントを開催

アンドリュー氏と平井氏が駆けつけお祝いムードで販売開始!


12月17日 開催

会場:東京「SHIBUYA TSUTAYA」



アンドリュー氏
平井氏

 カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)株式会社は、12月17日、東京のSHIBUYA TSUTAYAにて、ソニー・コンピュータエンタテインメントジャパン(SCEJ)の次世代エンタテインメントシステム「PlayStation Vita」(PS Vita)の発売カウントダウンイベントを開催した。

 イベントには、代表取締役社長兼グループCEOのアンドリュー・ハウス氏(アンドリュー氏)と、株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメントより代表取締役会長の平井一夫氏(平井氏)が登壇した。

 両氏は冒頭の挨拶として、「今年1月に発表させていただいたPlayStation Vitaがいよいよ発売です。やっと、この日を迎えることができました。私も興奮しています。この感動の瞬間を皆様と分かち合うため駆けつけました。このPS Vitaは世界に先駆けて本日、日本で発売されます。PS Vitaで広がるエンターテインメントの新しい世界を実感してください。必ず満足していただけると思います」(アンドリュー氏)、「PS Vitaは、究極のポータブルエンターテインメントシステムはどうあるべきかを、SCEIのスタッフはもちろん、ゲーム業界の皆さんと共に議論した上で設計、開発した商品です。これからも皆様に、様々な新しい遊び方をどんどん提案していきたいと思っております。皆さんと共に、大事に育てていきたいプラットフォームだと思っています」(平井氏)とコメントした。

 続けて、「日本で新しいPSプラットフォームの発売を祝うイベントに参加するのは初めてで、昨晩は興奮してほとんど眠れなかった」(アンドリュー氏)、「PS Vitaは、どういう遊び方を提案するかということを考え開発されたプラットフォームですので、長い時間遊んでも疲れないようにするにはどうしたらいいか、背面タッチパネルを使いながらボタンをうまく操作できるようにするためにミリ単位でボタンの位置などを設計しました。本当に自信を持って皆さんにゲームを楽しんでいただけると思っています」(平井氏)と、両氏とも今の気持ちをやや興奮気味に話してくれた。

 そして、発売開始5分前より、ステージ上のモニターに、PS VitaがNGPとして初めて発表された1月27日の「PlayStation Meeting 2011」や、発売日が発表された9月14日の「Sony Computer Entertainment Japan Press Conference」の様子が映し出され、初公開時から発売日の発表までのいきさつを、平井氏が簡単に振り返ってくれた。

 また、発売開始まであと3分を切ったところで、話題が発売日から多くのソフトが発売されることについてに移り、「新しいプラットフォームの発売日に、24タイトルそろっているのは、プレイステーションの歴史でも初めてです」(アンドリュー氏)、「発売に向け、できる限り多くのソフトをユーザーの皆さんに楽しんでいただきたいということで、早い段階でゲームメーカー各社に相談し、発売日に向けゲーム業界が一丸となって頑張ってきました。末永くサポートしていただきたい」(平井氏)と、両氏とも満足そうに語っていた。

 そして、いよいよ発売開始まで10秒前となったところで、集まったユーザーと一緒にカウントダウンを開始。7時ちょうどに発売開始となり、それと同時にステージ上のモニターでは、俳優の瑛太さんが「PS Vita、ゲットしましたー!」というPS VitaのCMのワンシーンが映し出された。

 このあと、ステージでは先頭の人にアンドリュー氏からPS Vitaが手渡され、平井氏も含め3人で記念撮影が行なわれ、発売カウントダウンイベントは終了した。

 イベント終了後、アンドリュー氏の囲み取材が行なわれたが、目標の販売台数やセキュリティー面に関する記者の質問に対し、目標の販売台数は設定していませんが、まずは、日本で成功させたい。そして、アジア(香港・台湾)、アメリカ、ヨーロッパでも同じように成功させたい、またセキュリティ面に関しては、4月に発生したPlayStation Network/Qriocityの不正アクセス問題から多くを学び、現状できうる限り強化していると答えた。

平井氏が、「PlayStation Meeting 2011」や「Sony Computer Entertainment Japan Press Conference」の映像を見ながら当時を振り返ってくれた
10秒前から、集まったユーザーと一緒にカウントダウンが始まり、7時ちょうどに販売が開始された。それと同時に、PS VitaのCMで瑛太が「PS Vita、ゲットしましたー!」と叫ぶシーンが映し出された
1番乗りの人に、アンドリュー氏からPS Vitaが手渡され、そのあと平井氏を含め3人で記念撮影が行なわれた。1番乗りの人は、北区から来た33歳の男性で、12月16日の19時から並んでいたという。PS Vitaには、ゲームだけでなく、映像や画像、またコミュニケーションに関する機能にも注目していると話してくれた7時から販売が開始。カウントダウンイベントに参加した人たちが、次々とレジに並びPS Vitaやその関連商品、またゲームソフトを購入していた。余談だが、取材終了後、筆者もPS Vitaを購入するため地下のゲーム売り場の行列に並んだが、レジを目前にして「ロード オブ アポカリプス」が売り切れとなった

(C)Sony Computer Entertainment Inc.

(2011年 12月 17日)

[Reported by 中野信二]