SteelSeries、ゲーミングマウス「SteelSeries Sensei」を発表
多彩な設定機能と完全なプラグアンドプレイを共存
左右に2ボタンずつ搭載し、計8ボタンとなるレーザーマウス |
デンマークのゲーミングデバイスメーカーSteelSeriesは、ドイツで開催されているイベント「GAMESCOM」にて、新型ゲーミングマウス「SteelSeries Sensei」を発表した。発売は世界市場では9月の予定で、日本での販売については後日発表するとしている。価格は未定。
「SteelSeries」のゲーミングマウスはこれまでから、「Ikari」(怒)や「Xai」(才)など日本語にちなんだ名前を使っている。「Sensei」はもちろん「先生」のことで、欧米では格闘技や武道における師匠(マスター)の敬称として「Sensei」が使われることから、「皆の尊敬を集め、今まで不可能だった技を教えてくれる存在」としてこの名前が付けられている。
「SteelSeries Sensei」はレーザーセンサーを採用した8ボタンの有線マウス。読み取りフレーム数は秒間12,000フレーム、読み取り速度は秒速150インチ(約3.81メートル)、カウント数は1から5,700CPI、リフトディスタンスは1mmという基本スペックになっている。
本体内には、Pentium 75MHzと同等の処理速度を持つARMプロセッサーを搭載。マウスのカスタマイズによる動作は、PC本体のソフトウェアを介することなく、マウス本体で処理されるため、PCのリソースを消費しない。設定は「ExactTech」と呼ばれる機能で、マウス底面にあるLCDメニューでも可能。マウス本体に5つのプロファイルを保存できる。そのためPCのドライバを必要とせず、完全なプラグアンドプレイを実現する。
「ExactTech」は4つの設定機能を搭載する。「ExaxtSens」では、カーソル速度を1から5,700CPIの間で1単位区切りで設定できる。また「ダブルCPIモード」を使用することで、5,701から11,400CPIまでの設定も可能。「ExactLift」では、マウスパッドに合わせてリフトディスタンスを調整できる。また低速で動かした時のみカーソル速度を緩める「ExactAim」、逆に高速に動かした時のみカーソル速度を加速する「ExactAccel」も設定できる。
さらに専用ソフトウェア「SteelSeries Engine」をインストールすれば、「ExactTech」での設定に加え、マクロ機能の設定や、ボタンが押された回数などの操作統計、プレイしているゲームを自動的に認識して登録したプロファイルに切り替える機能などが提供される。
またSteelSeries製のゲーミングマウスとしては初めて、ホイールとCPIインジケーター、およびロゴ部分にLEDを搭載。プロファイルごとに色設定が可能で、1,680万色の中から自由な色を選べる。イルミネーション機能をOFFにし、LEDを発光させない設定も選べる。
マウス表面のコーティングには、グリップ製に優れたメタルコーティングを採用。形状は多くのプレーヤーとともに3年間研究を重ねて開発されたという左右対称形となっている。ケーブルは2重に編みこまれたナイロン製。USBコネクターには金メッキが施される。
左右対称形を採用。利き手に関わらず手にフィットするよう考えられている | |
下部のロゴにはLEDが仕込まれており、設定した色で発光する。LEDをオフにもできる | センサーはマウスのほぼ中央部に搭載されている |
(2011年 8月 12日)