E3 2011レポート
「Ubisoft E3 Media Briefing」レポート その2
ゲーム好きなら必ずニヤリとする「RAYMAN Origins」などラインナップを紹介
Ubisoftの「Ubisoft E3 Media Briefing」の様子を伝えるレポート第2段では、その1でお伝えした以外の作品をまとめて紹介していきたい。
今年はUbisoftの創設から25周年目の節目に当たる。そのためブリーフィングは、これまでUbisoftから発売されてきた様々なゲームを振り返るオープニングで幕を開けた。プレゼンテーションでは、Ubisoftのゲームに対するこだわりを“アドベンチャー”、“シェアリング”、“ライフ”の3つのカテゴリに分けて、それぞれのカテゴリに属するタイトル全13本が紹介された。なお、「Assassin's Creed Revelations」、「Far Cry 3」、「Ghost Recon」シリーズの2タイトルについては
会場のLos Angeles Theaterは仮面の怪人が住んでいそうな古風な作りの劇場 | 司会のMr.Caffeineこと、Aaron Priceman氏がゲームとは何かを解説 | UbisoftのCEO、Yves Guillemot氏と「RAYMAN Origins」のクリエイティブディレクターMichel Ancel氏が「UB or not UB」とシェイクスピアをパロった寸劇を披露 |
■ 「RAYMAN Origins」
25周年の記念碑的な作品として最初に登場した横スクロールのアクションゲーム。主人公の「RAYMAN(レイマン)」はUbisoftのマスコットキャラクターとしてオールドファンにはおなじみの存在。アニメタッチのキャラクターが表情豊かに動くアクションゲームで、テトリス風のブロックが落ちてくるステージがあったり、シューティングの用に空を飛びながら弾を撃つステージがあったりと、いろいろなゲームの要素を織り込んだクロニクル的な作品になっている。
■ 「Driver San Francisco」
「Driver」シリーズの第5作目で、サンフランシスコの街を再現した広大なマップの中で、激しいカーチェイスが繰り広げられるドライブアドベンチャーゲーム。昨年のE3でも紹介したが、その後ゲームの完成度を高めるという理由で発売が延期されていた。北米ではプレイステーション 3/Xbox 360/Wii用に8月30日に発売する予定だ。
サンフランシスコの街を車が爆走する。もちろんゴールデンゲートブリッジの上も無法地帯だ |
■ 「Brothers in Arms FURIOUS 4」
第二次大戦の時代を舞台にしたFPSゲーム「Brothers in Arms」シリーズの新作。実話にこだわり、キャラクターに焦点を当てた作品というのが同シリーズのイメージだが、今回は従来の作品とはずいぶんと雰囲気が違う。上映されたムービーではスタンガンやチェンソーを持った主人公4人組がナチスの兵舎に殴り込みをかけて、トイレで震えていた将校を倒してしまうというバイオレンスかつコメディ色の強い内容だった。開発はgearbox softwareで、2012年に北米で発売予定。
かなり癖の強い4人のヒーローが、ナチスの兵舎に殴り込みをかけて、次々に倒していく |
■ 「The Adventures of TINTIN The Game」
日本でも有名なフランスの絵本「タンタンの冒険」の映画とコラボレーションしたゲーム。映画版の監督スティーブン・スピルバーグら映画のスタッフがコメントしているムービーで、イメージボードとゲームプレイ画面が紹介された。
日本にもファンが多い「タンタンの冒険」が3Dゲーム化 | 映画版の監督スピルバーグも映像にゲスト出演した | 映画とのコラボレーションでイメージイラストが作られている |
ゲーム画面も映画を意識したものになっている。可愛いイラストから想像できないアクション性の強いゲームになっている |
■ 「TRACKMANIA 2 CANYON」
Ubisoftがオンライン上に運営するゲームプラットフォーム「maniaplanet」の新作ゲーム。最大200台が同時にレースを行なうことができる迫力満点のオンラインレースゲームで、紹介されたムービーでは断崖絶壁から車が次々とジャンプしていくというレースゲームらしからぬシーンが映っていた。アドレナリンが噴き出すような派手で爽快なゲーム性が売りだ。
一見良くできた本格レースゲームに見えるが、空を舞う豆粒のような車の群れが、本作のカッ飛んだ感じをよく表現している |
■ 「Raving RabbiDS ALIVE & KICKING」
「ラビッツ・パーティー」シリーズの新作でKinect専用ソフトのパーティーゲーム。ARゲームのように実際の風景とゲーム画面を融合させたモグラ叩きや、複数人で指定されたシルエット通りの形を作っていくミニゲームを実際にステージ上でスタッフがプレイした。
ステージ上に作られたリビングでデモプレイ。絨毯の上に次々と沸いてくるウサギを足で踏む。AR風の画面は新鮮だ | ||
カーテンの向こうのシルエットを数人で協力して作る。シルエットの枠内を埋めるとゲージが上昇していく。ポーズを撮影した写真はFacebookで共有することができる |
■ 「JUST DANCE 3」
全米で大ブームを巻き起こした「JUST DANCE」の最新作。今回はプレイステーション 3、Xbox 360、Wiiとすべての家庭用据え置き機から発売される。ムービーでも、PS Move、Kinect、Wiiリモコンを持って踊る人たちが交互に映された。北米では2011年10月発売予定だ。
これまでのシリーズでも徐々にプラットフォームを増やしてきたが、今回は最初から据え置き3機種すべてで発売される |
■ 「Rocksmith」
本物のギターをコントローラーとして使う音楽ゲーム。ジャックソケットのあるギターをゲーム機につないで、指定されたフレットを押しながら弦をはじくことで簡単に洋楽のヒット曲を弾く気分を味わえる。北米ではPS3とXbox 360から2011年秋に発売予定で、日本でもPS3版の発売が予定されている。
コードを押せない人でも、簡単にギターを弾く気分を味わうことができる |
■ 「YOUR SHAPE FITNESS EVOLVED 2012」
北米で2011年11月に発売が予定されているKinect用フィットネスゲームの続編。ムービーでは動くたびに消費されたカロリーが細かい数字となって身体の周辺に表示されるエフェクトで、目標に向かってカロリーを消費していくゲームのイメージを伝えた。
ジョギングやダンスなどカロリーを消費するための様々な運動が入っている |
□Electronic Entertainment Expo(E3)のホームページ(英語)
http://www.e3expo.com/
□Ubisoftのホームページ(英語))
http://www.ubi.com/US/
(2011年 6月 7日)