日本一ソフトウェア、PS3「魔界戦記ディスガイア4」

体験会に新川宗平プロデューサーが登場


2月26日 ヤマダ電機 LABI1 池袋モバイルドリーム館 6階
2月27日 上新電機 ディスクピア日本橋 1階

【魔界戦記ディスガイア4】
発売中

価格:7,140円(通常版)
   9,975円(限定版)



 株式会社日本一ソフトウェアは、2月24日に発売したプレイステーション 3用史上最凶のシミュレーションRPG「魔界戦記ディスガイア4」の体験会を東京・池袋のヤマダ電機 LABI1 池袋モバイルドリーム館 6階にて開催した。27日には大阪の上新電機 ディスクピア日本橋 1階において同様のイベントが開催される。

 イベントでは設置された試遊台で自由に体験できるほか、プロデューサーの新川宗平氏とディレクターの山本雅博氏によるトークショウが行なわれた。トークショウではゲームを詳しく紹介したプロモーションビデオの上映からスタート。新川氏は「魔界戦記ディスガイア」シリーズについて、「やり込み要素、濃いキャラクター、ハチャメチャでおバカなストーリーなど色々詰まったシミュレーションRPGと理解している」と特徴を説明。

 今作で変わった点については、ドット絵で描かれていたものが、高解像度のアニメで描かれるようになった点、ネットを使った遊びを多数取り入れた点、そして色々なシステムやボリュームをパワーアップさせたことなどを上げた。

 特にネットワーク機能を使った要素について山本氏は「3作目ではランキングシステムのような形でオンラインを組み込んだんですが、『ディスガイア4』では他のプレーヤーの方のキャラクターが登場できるようにしました。例えばアイテム界と呼ばれるダンジョンに出てくるお邪魔虫の海賊という存在がいるのですが、それを他のプレーヤーがエディットしたものを登場させることができたり、暗黒議会に自分の育てたキャラを議員として出したり、他のユーザーがピンチになった時にお助けキャラを呼べますが、それが他のプレーヤーさんが作ったキャラクターに置き換えることができたりします。またユーザーがマップを作れるマップエディット機能などもあります」と説明。

 これらは、「オンラインの機能を使って他のプレーヤーと交流を図ってもらいたいし、『ディスガイア』のユーザーさんは愛着を持ってキャラクターを育てていらっしゃるので、それを自慢することも1つの楽しみだと思う。それをゲーム内でできるように(ネットワーク機能を)取り込みました」と、ネットワーク機能を充実させた点についてアピール。

 オススメのキャラクターについて問われた新川氏は、フーカとデスコを挙げた。シナリオも手がけた新川氏だが、「2人の掛け合いは楽しみながらシナリオを作れた」と言い、楽しんで欲しいと語った。一方山本氏は「デスコですね。今回、モンスターユニットが大きくなるなどの要素があるのですが、でかくなるヒロインはなかなかないので、推してます」とコメントした。

 2人は来場者からの質問にも回答。「同シリーズには(パロディなどの)ネタがたくさん用意されているが、どこから湧いてくるのか?」との問いに新川氏は「場面、場面の流れで『こういったネタが使えるな』と思いつく。無理に入れるとつまらなくなると思う」と答え、山本氏は「シリーズを重ねるごとに枯渇してきた(苦笑)。スタッフも含め好きなものから出てくることが多く、そういったものがゲームに組み込まれていく。私は闘うマンガが好きで、『ドラゴンボール』が大好きですね」とネタ採用の裏側を明かした。

 新川氏は最後に「ユーザーさんの評価を聞くと、1作目が歴代作品で1番面白いと言われる。それをこの4作目で越えたいと思い、あらゆる力を尽くした。まだの人は手にとって、(体験会で)さわって確かめて欲しい」と締めくくった。


イベントに参加した新川プロデューサー(右)と山本ディレクター(左)。来場者の質問にも答えた新川氏。「ユーザーさんの評価を聞くと、1作目が歴代作品で1番面白いと言われる。それをこの4作目で越えたいと思い、あらゆる力を尽くした」とコメント体験会ではじっくり遊んでいる人もいた
ゲームに登場した声優さんのサイン色紙がもらえるジャンケン大会も同時に行なわれ、大勢が参加したトークショウ終了後も開発者に質問する来場者もいた

(C)2011 Nippon Ichi Software, Inc.

(2011年 2月 26日)

[Reported by 船津稔]