セガ、PSP「戦場のヴァルキュリア3」
名も無き兵士達の闘いを描いたシリーズ最新作
主要キャラクターと世界観を紹介


2011年1月27日 発売予定

価格:6,279円(UMD版)
   5,600円(ダウンロード版)


 株式会社セガは、PSP用アクティブ・シミュレーションRPG「戦場のヴァルキュリア3」を2011年1月27日に発売する。価格はUMD版が6,279円、ダウンロード版は5,660円を予定している。

 「戦場のヴァルキュリア」は、独特の温かみのあるグラフィックスと、戦略とアクションを融合したシステム「BLiTZ(ブリッツ)」を採用し、戦争という極限状態の中で繰り広げられる様々な人間ドラマを描いたアクティブ・シミュレーションRPG。

 シリーズ1作目が2008年にPS3用タイトルとして発売され、ワールドワイドでヒットを記録(海外版「Valkyria Chronicles」は、ギネス・ワールド・レコードが認定する“PS3史上最高のシミュレーションRPG”賞を受賞)。2009年にはTVアニメ化もされるなど、ゲームだけにとどまらず、様々なメディアで展開され多くのユーザーから支持を獲得した。2010年にシリーズ2作目となるPSP用タイトル「戦場のヴァルキュリア2 ガリア王立士官学校」が発売され、シリーズ最新作「戦場のヴァルキュリア3」が2011年1月にPSP用タイトルとして登場する。

 「戦場のヴァルキュリア3」の舞台となるのは、征暦1935年の架空のヨーロッパ大陸。強大な勢力を持つ「帝国」と「連邦」にはさまれた小国「ガリア公国」で物語は展開していく。帝国とガリア公国義勇軍の戦いを描いた「戦場のヴァルキュリア」、その後のガリア公国内での内乱を描いた「戦場のヴァルキュリア2」。そして、本作では時間軸を征暦1935年の「戦場のヴァルキュリア」時代に戻し、これまでに語られることのなかった戦いの記録、ひいては「2」の内乱にもつながる物語が描かれる。

【舞台と世界観】
征暦1935年のガリア公国が物語の舞台442という数字の付いた戦車

■ 主要キャラクター紹介

■ 422部隊:No.07(クルト・アーヴィング) CV:中村悠一

『俺は必ず名前を取り戻す……必ずだ!』

 本作の主人公は、ガリア公国軍422部隊に落とされた天才士官、クルト・アーヴィング。

 422部隊とは、正規軍に属しながら犯罪者や脱走兵など脛に傷を持つ者ばかりが集められた最低最悪の懲罰部隊……通称“名無しの部隊(ネームレス)”。



【キャラクターモデル】
名門“ランシール王立士官学校”を首席で卒業したクルト。とある事件をきっかけにネームレスに落とされてしまう。物語が進展することで事件の詳細も明らかに?ネームレスは捨て駒として、最前線の戦場へと送られる。そんな過酷な状況下で、物語はどう展開していくのか?

422部隊に配属されたものは名前を剥奪され、番号で呼ばれることを強制させられる。これがネームレスと呼ばれる理由だ影の部隊として常に歴史に記録されない作戦に参加してきた彼らが、正規の部隊に復帰することはできるのだろうか?


■ 422部隊:No.13(リエラ・マルセリス) CV:遠藤 綾

『私は……死神じゃない!』

 かつてヨーロッパの大地を焼いた“ダルクスの災厄”をもたらしたダルクス人を征伐し、世界に平和を取り戻したとされる“ヴァルキュリア人”の末裔。

 ヴァルキュリア人は驚異的な能力を持ち、それを戦いに用いれば圧倒的な生存力と破壊力を有する。リエラも周囲の人々も、彼女がヴァルキュリア人であることに気づいておらず、気味の悪いものとして奇異の目で見られている。



【キャラクターモデル】
所属する部隊がことごとく全滅することから「死神」と呼ばれ、忌み嫌われる存在となってしまいネームレスへと送られてきたリエラは明るく前向きな性格の持ち主。情に厚く、周りの世話を焼きたがる。クルトともすぐに打ち解け、関係を築くが……
ヴァルキュリアとしての能力を開放したリエラ。自分の存在を忌み嫌ったガリアのために、その驚異的な力を使うことができるのだろうか。彼女が戦う理由とは?


■ 422部隊:No.1(イムカ) CV:浅野真澄

『私は!貴様を殺すために生きてきた!』

 “ダルクスの災厄”をもたらしたとされ、ヨーロッパ大陸全ての国々から迫害を受けている民族“ダルクス人”。

 かつて、ヴァルキュリア人に住んでいた村を全滅させられた過去を持つ彼女。その復讐のため、自作の巨大な武器を手に仇を探して放浪していた最中、ネームレスに拾われた。



【キャラクターモデル】
ダルクス人は苗字を名乗ることを禁止させられているが、ネームレスのイムカは名前すらも名乗ることを許されていない彼女は他のメンバーとの関わり絶っており、凄腕なのだが作戦指示には一切従わないという困った一面を持っている誰とでも真っ直ぐに関わることができるクルトとの出会いによって、彼女の心を打ち解けさせることができるのだろうか?


■ サブキャラクター紹介

■ ネームレスの上官:ラムゼイ・クロウ

 ガリア公国の辺境に領地を持つ三流貴族の子。ガリア正規軍所属。出世を最初から諦めており、上層部への忠誠心は皆無。

 「酒と女をとったら何も残らない」と言われるほどの放蕩ものだが、戦況の把握は誰よりも的確で、ここぞというときに自らの手駒であるネームレスを投入。人知れず戦局を支えている。


ネームレス部隊マーク

■ ガリア公国軍

 ガリア公国軍は大きく分けて3つの軍で構成されている。

 1つ目は常備軍である正規軍。2つ目は有事の際に組織される義勇軍。3つ目は正規軍に属しつつも、正規の記録には残らない特殊な任務を請け負うネームレス。ラムゼイは正規軍に所属しながら、ネームレスの上官としてガリア戦役に関わっていくことになるようだ。



【スクリーンショット】
かつては正規軍の指揮官として将来を期待されていたクルト。彼がネームレスに落とされた事件とは一体?ガリア戦役には義勇軍と正規軍も参戦している。第7小隊の姿も確認することができる。彼らとの連携もあるかもしれない正規の記録として世に残ることはないが、実際にはクルトたちネームレスと関わりを持つ人たちは存在するようだ
指揮官であるクルトが他の隊員を引き連れているように見えるが……。クルトならではの特殊能力でもあるのだろうか?本作では戦闘中にもイベントが発生するようになった。新たな演出によって緊張感と臨場感のあるプレイを楽しめるという




■ 「陣中日誌」がリニューアルスタート

 本作の公式ページ「戦場のヴァルキュリア3」では、シリーズを通して好評を博している「陣中日誌」を公開中。新たに「レイラ」と「アルフォンス」の2人がMCとして登場し、様々な情報をお伝えしている。

■ レイラ・ピエローニ(No.23)

 シリーズ第1作目「戦場のヴァルキュリア」で、義勇軍第7小隊のメンバーとして“ガリア戦役”に参加したホーマーの姉。性格は一言で言うとドSで女王様。


■ アルフォンス・オークレール(No.11)

 性格は二枚目なのだが、外見がともなっていない。頭の回転が速く気転が利くので、レイラの無茶振りを小粋に返す。


(C) SEGA

(2010年 10月 8日)

[Reported by 志賀康紀]