アルケミスト、PS2「花と乙女に祝福を(仮題)」

女装してお嬢様学校に通う恋愛アドベンチャー


(仮題)

6月24日 発売予定

価格:7,140円(通常版)
   10,290円(限定版)



PC版メインビジュアル

 株式会社アルケミストは、プレイステーション 2用恋愛アドベンチャー「花と乙女に祝福を(仮題)」を、6月24日に発売する。価格は通常版が7,140円、特典を同梱した限定版は10,290円。

 PS2「花と乙女に祝福を(仮題)」は、美少女ゲームメーカー「ensemble」から2009年4月に発売された「花と乙女に祝福を」に新要素を追加してPS2に移植した作品。主人公の少年が病弱な妹に代わり、女装してお嬢様学校に通うという“女装学園アドベンチャー”となっている。

 ゲームシステムはテキストを読み進めることでストーリーが進行するオーソドックスなアドベンチャーゲームスタイル。途中に現われる選択肢により、物語は分岐していく。攻略可能なヒロインは原作の6人に、新たに「獅堂沙織」と「朝霧七緒」を加えた計8人となっている。

 2人の新ヒロインの追加に合わせて、シナリオとCGも大幅追加。シナリオプロットおよび監修は、原作シナリオを担当したじんべい氏、執筆は企画屋が担当している。また、今年2月に発売されたファンディスク「花と乙女に祝福を ロイヤルブーケ」より、晶子(妹)シナリオ「兄さんは私の下僕?」も収録される。

【ストーリー】
女装して妹になりきる主人公

 病弱な妹(晶子)に代わり、女装してお嬢様学校に通うことになった主人公(彰)。

 伝統あるミッション系女学院で、妹が復帰するまで正体がばれないように、平凡な暮らしを心がけている。

 しかし、そんな思いとは裏腹に、何故か学校一の超お嬢様に見初められ、学園全体を巻き込むどたばた劇の中心になってしまう!

 はたして、主人公は無事に妹の代役を務めることができるのか!!




【登場キャラクター紹介】

■ 名木城 都 (なぎしろ みやこ) / CV:風音

・学年/所属:2年桜組 / 園芸部
・身長/3サイズ:158cm / B80・W54・H82
・血液型:A型

 晶子と同じクラスで、唯一、晶子が男だと気付く最重要人物。

 明朗快活でクラスの皆から慕われているが、晶子(彰)にだけは厳しい態度を取ってしまう、いわゆる「ツンデレ」。晶子とは昔からの親友であり、そのため2人が入れ替わったことに早くから気付く。

 初めは怒って学園を追い出そうとしたが、晶子の為だと説得され、仕方なく晶子(彰)に協力するようになる。


■ 宝生 聖佳 (ほうしょう せいか) / CV:友永朱音

・学年/所属:3年椿組 / 学生会・会長
・身長/3サイズ:160cm / B84・W55・H86
・血液型:O型

 聖佳は3年生で、晶子の1つ上。

 同性でも圧倒されるほどの美貌の持ち主の為、学園でまともに話をしてくれる人がおらず、事情を知らない晶子は、(同性なら動揺してはいけない!)と冷静を装い、普通に接した事で聖佳に気に入られ、何かと世話を焼かれるようになる。

 実家は旧華族、大正時代に財をなした名家。たまに世間外れの行動をとるが、それを指摘するとプライドが高いので不貞腐れてしまう子供っぽいところがある。


■ 鹿島 志鶴 (かしま しづる) / CV :高田初美

・学年/所属:2年桜組 / 美術部
・身長/3サイズ:156cm / B88・W56・H87
・血液型:AB型

 晶子のクラスメイト。

 お淑やかで上品。聖母のような癒し系お嬢様といった印象の美少女。性格も見た目通り、優しく、ほがらか。

 たまに突拍子なく意味不明な言動をとるが、それを「志鶴さんだからしょうがない」で済ませられるキャラである。


■ 佐上 薫 (さがみ かおる) / CV:かわしまりの

・学年/所属:3年椛組 / 陸上部・学生会 副会長
・身長/3サイズ:165cm / B82・W59・H85
・血液型:B型

 1つ年上の3年生の先輩。

 責めるタイプのキャラクター。大人で頼りになるが、ちょっと意地悪なお姉さん。

 一応、陸上部に所属しているが、いろんな部を掛け持ちしている。スポーツ万能でサバサバした性格が後輩にうけ、かなりもてる。

 好奇心旺盛で、面白いことに飢えているためか晶子が何かを隠していることを見抜き、何かと絡んでくる。


■ 藍那 祈 (あいな いのり) / CV:阪田佳代

・身長/3サイズ:147cm / B72・W52・H74
・血液型:A型

 無口でおとなしく、人見知りが激しい後輩。

 晶子とは、困っていたところを偶然助けられて仲良くなる。

 祈は大学教授の両親を持っているおかげか、幼少のころから勉強ばかりしており、学業の成績はかなり良い。しかし、その反面コミュニケーション能力に欠け、友達がいないのを心配した両親に友人を作るためにこの学園に入学させられた。祈も両親の意図を汲み、なんとか友達を作ろうとするのだが、人見知りはそう簡単に治るものではなく、晶子以外の人とは親しい会話ができない。

 大好きな魚介類の話になると多弁になる。


■ 山本 眞弥子 (やまもと まやこ) / CV:青葉りんご

・学年/所属:1年柚組 / 帰宅部
・身長/3サイズ:147cm / B82・W52・H78
・血液型:O型

 祈のクラスメイト。

 能天気系。超ポジティブで悩みがない。ノリがよく、お嬢様学園に似合わないテンションをもつが、実家は有名な茶道の家元だったりする。

 晶子とは祈との繋がりで出会う。

 いつも一生懸命なのはいいが、落ち着きがなく、ドジなところがコンプレックス。落ち着いて行動できる人に憧れているため、祈を尊敬している。


■ 獅堂 沙織 (しどう さおり) / CV:井上麻里奈

・学年/所属:3年椛組 / 弓道部
・身長/3サイズ:159cm / B85・W54・H84
・血液型:O型

 ルピナスで聖佳に次ぐ人気がある、真面目で凛々しい弓道部員。

 実家は室町時代からの武家の家柄で、厳格な両親から家名に恥じぬ強い女性として育てられた。そのおかげで弓道の腕は全国でも3本の指に入るほどの実力であり、沙織を秘かに想っている女生徒も少なくない。

 性格も厳格で実直。上下関係や礼儀作法にうるさく、まさに侍のような女性である。


■ 朝霧 七緒 (あさぎり なお) / CV:佐藤利奈

・学年/所属:1年桜組 / 無所属
・身長/3サイズ:150cm / B75・W54・H74
・血液型:A型

 聖佳に対して強い敵愾心を抱いており、生徒会の活動に対して否定的である。ただ本人の素直な性格から、その方法は非常にストレートなもので、陰口は一切なく、作業にケチをつける聖佳に文句を言ったり、女子生徒をたらしこむ薫に文句を言ったりと、どちらかというと晶子も賛同したくなる意見の方が多い。

 ただ悲しいかな口の巧さでは2人に勝てるはずなく、いつも聖佳に言いくるめられている。


■ 月丘 晶子・彰 (つきおかあきこ・あきら) / CV:やなせなつみ

 双子の妹、月丘晶子として、乙女の園に潜り込むことになる本作の主人公。

 女性のような容姿をしている点を除けば、普通の男子。お嬢様学園では「男女」の違いと、「一般人とお嬢様」の2つの違いに苦労することになる。

 性格は楽観的で物事をあまり深く考えない、基本的にサバサバしてる。

 常識人だが、妹のことになると後先考えずに行動してしまうシスコンであり、妹・晶子のためならどんなに無茶なことでもしてしまう。ただ、それに対して晶子が喜んでいるかと言えば、そうではなく……。


【スクリーンショット】


【舞台紹介】

■ 聖ルピナス学園

 それは明治二十三年。まだ教育といえば男子が中心であった時代に――国際社会で通用する、女子の育成を目的として創立された、歴史ある基督教系女学園である。ルピナスという風変わりな名前は、学園の創立者である英国人宣教師によってつけられたもので

 “ルピナスの花のように鈴なりの才能を咲かせて欲しい”

 という願いが込められている。

 その願いの甲斐あってか、学園は創立以来、多くの可憐で優秀な生徒を輩出することに成功しており。その名を近隣はもちろん、遠く全国にまで響かせている。

 幼い頃からの一貫した厳しい情操教育により、生徒達の立ち居振る舞いには、若干今昔の感はあるが――。そこが昨今の乱れた風潮から、愛娘を遠ざけたいと願う親達の思惑と合致し毎年入学希望者は絶えない。


■ 立藤の会

 学園創立以来100年以上続くといわれる聖ルピナス学園最大の学校行事。在校生が卒業生や学園の関係者、保護者を招いて庭園で茶話会を開催し交流を図る他、その年の「プルミエール・フルール」(最高の花)を決め、庭園や温室でその花にちなんだ催しを開催し来場者を楽しませている。

 その運営は生徒会を中心に実行委員会、園芸部等が行ない、「在校生の力でやり遂げる」というルールのもと開催される。


(C)Will/ensemble/Alchemist

(2010年 3月 26日)

[Reported by 滝沢修]