アルケミスト、DS「ひぐらしのなく頃に絆 第四巻・絆」
新シナリオの内容と限定版特典を公開
株式会社アルケミストは、2010年2月25日発売予定のニンテンドーDS用サスペンスアドベンチャーノベル「ひぐらしのなく頃に絆 第四巻・絆(きずな)」の新情報を公開した。
今回公開されたのは、本作に収録される2本の新シナリオ「澪尽し(みおつくし)編」と「言祝し(ことほぐし)編」の概要。そして、限定版「限定BOX」に同梱される特典について。
■ 新シナリオ「澪尽し編」
原作の「祭囃し編」とは違う、もう1つの結末を描いた完結編。「染伝し編」、「影紡し編」、「解々し編」と続いてきた南井巴をメインとするDS版オリジナルストーリーの結末が描かれる。
前の世界で、ついに敵の正体を突き止めた梨花。……しかし、かすかな希望を胸に秘めて目覚めた次の世界では、常にそばで支えてくれた「彼女」の姿がどこにも見当たらなかった……。
一方、その行動力と意気の良さで今や村中の人気者となった圭一は、魅音から委員長の座を譲られる。期待と信頼を込めてお祝いする部活メンバーたちだったが、なぜか梨花の様子がおかしいことに圭一は気づく。そんな彼の想いを知った梨花は、ある決心を固めてずっと隠し続けてきた秘密を打ち明けた……。
竜宮礼奈への疑いを持ちつつも、尾崎渚を殺した犯人を追って捜査を続ける巴。そんな中彼女は、とあるきっかけで仲良くなった公由夏美が雛見沢の出身であることを知る。そして、夏美が密かに抱いてきた悩みを相談されたことをきっかけに、巴は謎の薬の存在を突き止めた……。
次々と明るみになっていく陰謀と、それをたくらむ組織。そして、ついに巴は礼奈と出会い、隠されていた真実を知るのだった。
■ 新シナリオ「言祝し編」
雛見沢村がまだ鬼ヶ淵村と呼ばれていた頃の、遠い昔を描いたオリジナルストーリー。今まで謎に包まれていた羽入の過去が明らかにされる。
雛見沢が、鬼ヶ淵村と呼ばれていた遠い昔。「少女」は使命を帯びて剣を携え、人里に跋扈して暴威をふるう「鬼」を狩っていた。全ては自らの身体に流れる「血」に課せられた、一族の罪をあがなうため……。
そんな想いを胸に抱いてひとり悲壮な戦いに身を投じていたのだが、ある日彼女は人間の青年と出会い、恋に落ちる。
そして子供を授かり、今まで想像もしなかった平和な日常を手に入れた。……だがその後、村に鬼が出没するという噂を聞きつけた彼女は、再び剣を取って立ち上がる。
それが、全ての悲劇の始まりであった……。
■ 限定版特典情報
限定版「限定BOX」には、「設定資料集」と「ドラマCD」が特典として同梱されることが明らかになった。
設定資料集は、A4サイズで100ページ超という大ボリューム。同社も「かなり無茶しておりますが、DS版最後の締めに相応しいアイテム」という。
ドラマCDは「いつものように楽しいもの」を予定しているという。
(C)竜騎士07・07th Expansion/Frontier Works・Alchemist
(2009年 12月 4日)