アルケミスト、PSP「咲-Saki- Portable」

オリジナルストーリーも収録した美少女対戦麻雀


2010年春 発売予定

価格:6,279円(通常版)
   9,429円(限定版)



メインビジュアル(アニメ版)

 株式会社アルケミストは、PSP用美少女対戦麻雀「咲-Saki- Portable」を、2010年春に発売する。価格は通常版が6,279円、限定版は9,429円。

 「咲-Saki- Portable」は、コミック誌「ヤングガンガン」で連載され、テレビアニメ化もされた小林立氏原作の「咲-Saki-」のゲーム化作品。同作の美少女キャラクターたちが登場する麻雀ゲームで、原作の物語に沿ったストーリーに加え、ゲームオリジナルの外伝的ストーリーが収録されている。

 ゲームモードは、ストーリーモード、チャレンジモード、フリー対局モード、通信対局モード、ギャラリーモードの5つ。各モードの内容は次の通り。

■ ストーリーモード

 ストーリーモードは、アドベンチャースタイルで進行するストーリーパートと、対局のクライマックスを再現した麻雀パートを繰り返して進行する。ストーリーパートは、全9章のストーリーで構成され、各章の前半と後半など、各パートの合間に麻雀パートが挿入される。麻雀パートでは、対局のクライマックスな場面が再現され、特定の条件を達成することでクリアとなる。

 メインストーリーは、アニメ版を元に、宮永咲と原村和の出会いから県大会団体戦決勝までのストーリーが、清澄学園麻雀部のメンバー視点で描かれる。ゲームオリジナルのストーリーは、原村和の視点で、県大会予選終了後のストーリーが展開する。

オーソドックスなアドベンチャーゲームのスタイルでストーリーが展開される

■ チャレンジモード

 チャレンジモードは、出題される特定のノルマ達成を目指す対局モード。達成条件には、「1位になれ!」や「特定の役で和了れ!」などさまざま。ノルマを達成すると、ご褒美CGやキャラクター用衣装(フリー対局モード、通信対局モードで使用可能)、ボーナスキャラの出現などのご褒美が用意されている。


■ フリー対局モード

 個人戦モードと団体戦モードの2つのモードを収録。個人戦モードでは、決勝参加の4校20名+αから使用キャラクターを選択して対局。東風戦/半荘戦、能力有り/無しなど、各種ルールも設定できる。

 団体戦モードでは、清澄高校、龍門渕高校、風越女子高校、鶴賀学園から1校を選んで団体戦形式で対局。メンバーの順番は変更可能。ルールは原作と同じく、点数引き継ぎによる半荘5回戦。

■ 通信対局モード

 アドホック通信を利用して、最大4人で対局できるモード。4人に満たない場合はCPUが参戦する。通信時の親設定のプレーヤーが各種ルールを設定できる。



■ ギャラリーモード

 各モードで入手した画像を閲覧したり、ボイスを試聴するモード。CGギャラリー、カットインギャラリー、ボイスギャラリーの項目が用意されている。




 麻雀パートには、「かんたん」、「ふつう」、「むずかしい」の3段階の難易度を設定可能。「かんたん」では、和了に近付く捨て牌を指示してくれるサポートモードが起動するため、麻雀に詳しくない人でもプレイできる。

 登場キャラクターの音声はフルボイス。ストーリーパートはもちろん、麻雀パートのかけ声やつぶやきも音声で表現される。また、麻雀パートではカットインCGによる演出もあり、その数は200種類以上用意されている。

麻雀パート画面。難易度を「かんたん」に設定すると、捨て牌のアドバイスが表示される
ローディング画面にも「咲-Saki-」らしい演出

 オープニングテーマおよびエンディングテーマは、アニメ第2期のオープニングを担当したLittle Nonの新曲「君が笑ってくれたから、今日も夢の種を蒔こう。-キミたね-」と「爆発始動レボリューション」を採用。

 パッケージは通常版のほか、特典を同梱した限定版「『roof-top』BOX」を同時発売。限定版特典は、咲、和、優希の3人をフィギュア化した「でふぉめ 咲-Saki-『roof-top』メイドデー制服バージョン」と、本作のグラフィックスを担当しているGONZO<第5スタジオ>の制作原画をまとめた「設定原画集」。

【限定版「『roof-top』BOX」特典】
咲、和、優希をメイド服姿で「でふぉめ」化した「でふぉめ 咲-Saki-『roof-top』メイドデー制服バージョン」
※画像は製作中&展示例。製品版はフィギュアと台座のみとなる。

【登場キャラクター(清澄高校)】
宮永 咲
CV:植田佳奈
ちょっと内気な高校1年生の女の子。勝ちでも負けでもない±0の成績で終わる麻雀を打ち続けていたが、「和」との出会いで麻雀に対する意欲が変化し始める。普段のドジで泣き虫な姿とは裏腹に、麻雀ではここぞという場面で驚異的な打ち筋を魅せる。
原村 和
CV:小清水亜美
高校1年生とは思えない雀力とナイス・バディをあわせもつ美少女。全国中学生麻雀大会個人戦で優勝した経歴をもち、周囲からは天才と称されている。牌効率を重視した打ち筋で、運の要素やその場の流れといった考え方を嫌う。しかし、常識では計り知れない麻雀を打つ咲と出会い、彼女を意識し始める。
片岡 優希
CV:釘宮理恵
語尾に「じょ。」や「だじぇ。」という不思議な口癖をもつ、元気(脳天気)で活発(ぽんこつ)な高校1年生。前半(東場)では高い勝率を上げる麻雀を打つが、後半(南場)になると失速してしまうのが玉に傷。学食に備わっているタコスを常に持ち歩いており、麻雀を打っている時も手放さない程のタコス好き。
竹井 久
CV:伊藤静
麻雀部の部長にして、清澄高校の学生議会長をつとめる高校3年生。あえてセオリーを無視した打ち筋から、敵を翻弄する戦略を得意とする。そして麻雀同様、本人も飄々とした捕らえ所のない性格をもつ。麻雀の実力と部長としての行動力を併せ持った、イザというときに頼れる存在で部員たちの信頼も厚い。
染谷 まこ
CV:白石涼子
広島弁が特徴的な高校2年生。麻雀では染め手(清一色など)を得意とする。普段は眼鏡をかけているが大事な場面ではあえて眼鏡を外し、過去に記憶した膨大な数の対局シーンを思いだしながら闘う。実家が経営しているお店で手伝いをしているが、最近になって「新しい事」を始めたらしい……?

(C)小林 立/スクウェアエニックス・清澄高校麻雀部
(C)Alchemist

(2009年 11月 27日)

[Reported by 滝沢修]