“呪いのゲーム”に挑むホラーアドベンチャー
スクエニ、DS「ナナシ ノ ゲエム 目」


8月27日 発売予定

価格:5,040円

CEROレーティング:C(15才以上対象)


パッケージ画像

 株式会社スクウェア・エニックスは、ニンテンドーDS用ホラーアドベンチャー「ナナシ ノ ゲエム 目」を8月27日に発売する。価格は5,040円。CEROレーティングはC(15才以上対象)。

 「ナナシ ノ ゲエム 目」は、現実と“虚実”、ふたつの世界を行き来するホラーアドベンチャーゲーム。かつて噂になり、現在も都市伝説として語り継がれている、1週間以内にクリアしなければ死んでしまうという“呪いのゲーム”。「ただの噂だよ」と笑っていた親友は、次に再会したとき、変わり果てた姿となっていた。その後、主人公のもとに、とあるゲームが配信されてきた。それは、親友がプレイしていた“呪いのゲーム”だった。半信半疑のままプレイしはじめる主人公の現実が、少しずつゲームに侵食されていく。見えざるものが見えてしまう左目。あらわれた謎の少女。主人公は、彼女や教授とともに呪いの真実を解き明かし、運命に抗おうとする。

 ゲームの基本操作は、タッチペンを使用。画面はプレーヤーの主観視点で表示され、移動したい方向、視点側にタッチペンで触れたりスライドさせるだけで可能となっている。直進、左右を見回す、上下を向く、ドアを開けるなど、すべてが直感的な操作で行なえる。また、十字キー左右でスライド移動が可能となっている。


【主人公(プレーヤーキャラクタ)】【実見野 恋(マミノ レン)】
18歳。男子大学生。南都大学・人文学部文化人類学科の学生。たまたまのぞいた川越ゼミの教授につかまり、現在に至る。さらに、強制的に教授のオカルトサークル「不可視事象研究会」に入会させられ、そこでユウトやレンと知り合う女性。18歳。同じ大学の女子大生。南都大学・医学部保険学科放射線技術科学の学生。幼少の頃、病院でレントゲンを撮られた際に「見えないものが見える不思議」に興味を持つようになった
【大隣 友人(オオトナリ ユウト)】【川越 悠之助(カワゴエ ユウノスケ】
男性。18歳。主人公の友人。線の細い感じでおとなしめ。主人公の隣の部屋に住んでいる。主人公とは大学入学時から同級生男性。41歳。南都大学・人文学部文化人類学教授。大山教授の友人で、同士でありオカルト仲間。大山教授以上にオカルト好き。世の中は不思議なものだらけだと思っている。独自の理論「情報結晶理論」を提唱

【基本操作はタッチペンのみ】
移動したい方向や視点側にタッチペンを動かすだけでオーケー。ドアをあけたいときはドアをタッチするなど、直感的に遊べるのがいい。十字キー左右でスライド式に動くこともできる

 現実パートの際、プレーヤーはDS本体を縦方向に持ってプレイするが、配信されてくる呪いのゲームやメール確認など、虚実パートでは本体を横方向に持ってプレイする。左目を歪ませる白い服を着た謎の少女、突如示される選択肢、“見えないものが見える左目”に映る紅白の手形、ぼやけた影のようなもの……謎をとくため、主人公はホテル、地下鉄、病院、学校など、さまざまな場所へと足を向ける。

 サウンドは3Dシステムが採用されており、足音、電話の呼び出し音、何かが砕ける・きしむなど、恐怖を煽るサウンドが立体的に楽しめる。このあたり、ヘッドフォンで集中しながらプレイすると、より臨場感あふれる“恐怖”が味わえそうだ。

都市伝説として語られてきた「呪いのゲーム」。名前も入手方法も不明。「1週間以内にクリアしなければ、死ぬ」と噂された。ただの噂とタカをくくっていた親友の死。その親友がプレイしていたゲームが、主人公のもとに配信される。もはや、呪いから逃れることはできない……
呪いを解く方法を探るべく、主人公が訪れるロケーションの数々。目の前に広がっているのは日常の光景だが、どこか違和感がぬぐえない。そして、呪いは、ゆっくりと足元に忍び寄る……
突如出現する選択肢など、物語はさまざまな広がりを見せていく。あちこちを調べていくうち、自分の足音にすら恐怖するようになる。3Dサウンドが、その恐怖をさらに増幅させる。
左目を歪ませる、白い服を着た謎の少女。彼女は一体誰なのか? 呪いとの関係は? 目に見えないものが見えてしまう左目に映る、紅白の手形など謎の痕跡の数々。やがて、現実と虚実の境界があいまいになっていく……

部屋学校
ホテル地下鉄病院


 「呪いのゲーム」は、前述のように都市伝説のように語られてきたゲーム。名前はもとより、入手方法さえ不明。「1週間以内にクリアしなければ、死ぬ」と噂されている。

 呪いのゲームには、PRG、横スクロールアクションゲームといった2種類が存在する。ひとつめのゲームは、RPG「呪いのRPGゲーム」。復活した魔王と魔物たちにより、闇に包まれようとしている世界。苦しむ人々は、「伝説の勇者」の出現を待ち望んでいた。吟遊詩人が歌う「3人の勇者が世界を救う」とは、現実の呪いを解く鍵になるのだろうか。

 スタート時にわかっているのは、まずアイテムを入手しなければならない、牢屋から脱出する、鍵を探さなければならないということ。このほかにも、行かなければならない場所、現実との関連性など、頭を悩ませる事柄が次々と出現する。

 「呪い」のアクションゲームは、画面左から右へと進んでいく横スクロールアクション。前述の「呪いのRPGゲーム」との関連性は不明。たった1度のミスが死を招く。ゲームで死んだ場合、現実世界への影響がとても気になるところだ。


【呪いのロールプレイングゲーム】
自分のほか、恋人、友だちの名前を入力するよう求められる。これには一体どんな意味が……
復活した魔王と魔物たちに苦しめられている人々を救うべく、勇者は冒険の旅に出る。街、村、洞窟、迷宮、協会、牢獄など、かなり本格的な作り。8bit風グラフィックスが印象的だ

【呪いのアクションゲーム】
これまた、どこかレトロな雰囲気のあるアクションゲーム。だが、呪いのゲームだけにミス=死が現実世界に与える影響がとても気になる


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※画面は開発中のものです。

(2009年 8月 21日)

[Reported by 豊臣和孝]