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「ダークソウル3」本日で10周年! 終わらない火継ぎの物語。NPCたちとの絆と世界の終わりを振り返る
2026年3月24日 00:00
- 【DARK SOULS III】
- 2016年3月24日 発売
フロム・ソフトウェアより2016年3月24日に発売されたプレイステーション 4/Xbox One/Windows用アクションRPG「DARK SOULS III(ダークソウル3)」が、本日2026年3月24日で発売から10周年を迎えた。
10年。文字にしてしまえば一瞬だが、この10年という歳月の間、本作の舞台であるロスリックを一体どれほどの「灰の英雄」たちが駆け抜け、そして何度心が折れ、幾つのコントローラーが宙を舞ったことだろうか。
フロム・ソフトウェアが誇るダークファンタジーの⾦字塔「ダークソウル」シリーズの3作目となる本作は、極限まで洗練されたアクションと、シリーズの歴史を総決算するような重厚な世界観で、今なお最高傑作と名高いタイトルだ。
実は今、筆者の隣からは剣が肉を断つ音と「YOU DIED」の絶望のSEが延々と響いてきているのだ。そう、我が家の旦那がちょうど現在「ダークソウル3」をプレイ中なのである。「あれ、新作出たっけ?」と思うかもしれないが、そうではない。彼は発売当初から10年間本作を愛し続け、未だに発作のようにゲームを起動し、新たなビルドのキャラを作成して一からプレイをし直しているのである。
横から画面を覗き込むと、特大剣を両手持ちしたゴツいフルアーマーの自キャラを巧みに操り、ロスリック城の騎士たちをポンポンと空中に打ち上げている。その楽しそうな横顔を見ていると、10年経っても全く色褪せない本作の「引力」というものを、改めて見せつけられた気がした。
本稿では、そんな隣からのSEをBGM代わりに、筆者が本作で特に胸を打たれた「NPCたちとの絆」、そして「世界の終わりを描いたDLCの死闘」について、熱く語っていきたい。なお、一部激しいネタバレを含むため、これから初見プレイをしようという幸運な灰の皆様は、どうかここで引き返してほしい。
絶望の世界で光る、NPCたちとの切なくも温かい人間ドラマ
「ダークソウル」シリーズといえば、説明過多なストーリーテリングを行わず、アイテムのテキストや短い会話の断片から、プレーヤー自身が物語を考察していくスタイルが特徴だ。そんな絶望と死が支配する世界だからこそ、祭祀場に集まってくる数少ないNPCたちとの交流は、荒んだ心を癒やすオアシスのような存在だった。
筆者が「ダークソウル3」で最も感情移入し、そして泣かされたのは、不死街の牢屋に閉じ込められていた盗人・グレイラットとのエピソードだ。祭祀場に住み着いてからは、プレーヤーのために危険な場所へ「盗み」に出かけては、貴重なアイテムを仕入れてきてくれる。
「行くのかい。まあ、儂も少しここを離れる、しばしのお別れだな
まあ、無事で戻ってくれよ。」
飄々とした口調の裏にある、不器用な優しさ。彼が盗みから無事に帰ってくるたびに、どれほどホッとしたことか。だが、物語が進むにつれ、彼が向かう盗みの舞台はより過酷で危険な場所になっていく。プレーヤーは「行かせる」か「行かせない」かを選択できるのだが、彼の意志を尊重して送り出し、そして……ロスリック城の屋根の上で、彼の遺体(と、彼が残した遺灰)を発見した時のあの喪失感。「グレイラットぉぉぉ! なんであんな危険な場所に行かせちゃったんだ私のバカ!」と、深夜に画面の前で頭を抱えたプレーヤーは、絶対に筆者だけではないはずだ。
そしてもう一人、絶対に忘れてはならないのがカタリナの騎士・ジークバルトである。タマネギのような丸い鎧に身を包んだ彼は、シリーズファンにはお馴染みのデザインで、ちょっとおっちょこちょいだが義理堅く、熱い漢だ。不死街のデーモン戦で共闘し、イルシールの暖炉の前で彼特製の「エストスープ」を飲んだ思い出。
そんな彼とのイベントの終着点は、かつての旧友である「巨人ヨーム」との戦いだった。薪の王となってしまった友の誓いを果たすため、プレーヤーと共にヨームのボス部屋に駆けつけるジークバルト。
「ヨーム、古い友よ
カタリナ騎士ジークバルト、約束を果たしにきたぞ」
あの重厚なムービーからの、ストームルーラーを構えての共闘。フロム・ソフトウェアのゲームで、これほどまでに胸が熱くなる王道の激アツ展開が待っているとは夢にも思わなかった。戦いの後、静かに眠りについた彼の残した鎧を見たとき、筆者は涙で画面が見えなくなった。
彼らNPCの結末は、決して「ハッピーエンド」とは言えないかもしれない。だが、死が日常の世界において、彼らが自身の意志と約束を貫き通したその生き様は、最高に美しかったのだ。
美しき舞踏と絶望。修道女フリーデが与えたトラウマ
さて、我が家の旦那が特大剣で敵を粉砕している横で、筆者は自身の過去のトラウマを思い出していた。それが、DLC第1弾「ASHES OF ARIANDEL」のボス、修道女フリーデとの戦いである。
フリーデは本作を代表する極悪ボスのひとりだ。雪の降る美しい礼拝堂で、大鎌を手に静かに立ちはだかる彼女。
第1形態は、その優雅な動きと姿を消すトリッキーな攻撃に翻弄されつつも、なんとか倒すことができる。「よし、勝った!」と思った瞬間、教父アリアンデルが復活し、まさかの第2形態がスタート。エスト瓶をカツカツまで消費し、血と汗と涙の結晶でようやく2人を撃破する。ボスを倒した時に手に入るアイテム「楔石の原盤」も画面に表示された。ふう……と息を吐き、コントローラーを置こうとした、その時である。倒れたはずのフリーデが、黒い炎を纏い、ゆっくりと立ち上がる。なんと第3形態の幕開けである。
「嘘でしょ……?」
もう、声も出なかった。フロムゲーのボスで第2形態があるのはもはや伝統的な様式美だが、アイテムを渡して完全に倒したと見せかけてからの第3形態という、あまりにも性格の悪い(褒め言葉)フェイントに、筆者は完全に心が折れた。
しかもこの第3形態、動きが速すぎる上に、黒炎と氷の範囲攻撃がエグすぎる。エスト瓶なんてとっくに空っぽである。そのまま瞬殺され、再び第1形態からやり直すことになった時のあの絶望感は、10年経った今でも胃がキリキリするほど鮮明に覚えている。
だが、その絶望を乗り越え、彼女の舞踏のような連撃を躱し切り、最後の一撃を叩き込んだ時の脳汁の出方は、尋常ではなかった。あのヒリつくような死闘こそが、「ダークソウル」の真骨頂なのだと改めて感じた瞬間だった。
「戦技」システムがもたらした、自分だけの戦闘スタイル
旦那のプレイ画面に目を戻すと、彼は特大剣の「戦技」を使って、敵の攻撃を強靭で耐えながら豪快にかち上げている。そう、本作のバトルシステムを語る上で欠かせないのが、武器ごとに設定された固有アクション「戦技」の存在だ。
これまでのシリーズにも武器の個性はあったが、本作の「戦技」は、アクションの幅と爽快感を劇的に押し上げた。構えからの強烈な突き、回転しながらの連続攻撃、盾で敵のかち上げを弾くバッシュ。旦那のように特大剣で豪快に暴れまわるのもいいし、双刀でスタイリッシュに斬り刻むのもいい。
ちなみに筆者の愛用武器は「イルシールの直剣」からの「ロスリック騎士の剣」という、ド直球のオーソドックスなスタイルだった。盾を構え、敵の隙を見て直剣の戦技を叩き込む。派手さはないが、堅実に立ち回るのが好きだったのだ。
この「戦技」によって、ただの「殴る・避ける」だけではない、より戦略的で自分好みのプレイスタイルを追求できるようになったのは、本作の大きな進化だった。対人戦でも相手が何の武器を持ち、どんな戦技を隠し持っているのかを読む心理戦が極まり、何千時間と対人戦に入り浸る猛者たちを生み出す要因となった。
旦那が何周目かもわからないと言いながらいまだにプレイし続けているのも、この「武器(ビルド)を変えれば、全く違うゲーム体験になる」という奥深さがあるからに他ならない。1周目は脳筋、2周目は純魔、3周目は技量……と、ビルドを変えるだけで無限に遊べてしまうのである。
奴隷騎士ゲールと、シリーズの「終わり」の美しさ
最後に「ダークソウル」という巨大なシリーズを締めくくるにふさわしい、DLC第2弾「THE RINGED CITY」の最終ボス、「奴隷騎士ゲール」について触れさせてほしい。
すべての時代が吹き溜まり、崩壊していく世界の最果て。灰の砂漠と化した場所で、プレーヤーを待っていたのは、神でも巨大な竜でも伝説の英雄でもなかった。かつて共に戦い導いてくれた、名もなき一人の奴隷騎士だったのだ。
暗い魂をその身に取り込み理性を失いながらも、プレーヤーに向かってくるゲール。広大な灰の砂漠を舞台に赤いマントを翻して獣のように地を這い、そして空を舞う彼の姿は、恐ろしくもどこか美しかった。
雷鳴が轟く中、互いの全てをぶつけ合うような一騎打ち。BGMが最高潮に達する中、彼の攻撃をローリングで躱し、一撃を入れる。そこには理不尽なギミックも、意地悪な初見殺しも存在しない。純粋にプレーヤーの技術と反射神経だけが試される、剣と剣の語り合い。フロム・ソフトウェアが長年培ってきたアクションの美学が、このゲール戦に全て凝縮されていた。
倒した後に広がる、何もない静寂の世界。「ああ、本当にダークソウルが終わってしまったんだな」と深い達成感と同時に、とてつもない寂しさが押し寄せてきたのを覚えている。
10年経っても、火は消えない
記事を書き終えようとしている今も、隣からは旦那が「あっぶねえ!」とか「あ、死んだ」と叫びながらプレイしている声が聞こえてくる。
「ダークソウル3」が発売されてから10年。その後、「SEKIRO: SHADOWS DIE TWICE」や「ELDEN RING」といった新たな傑作が生まれ、フロム・ソフトウェアのアクションはさらなる進化を遂げた。だが、あの薄暗く絶望に満ちていながらも、どこか温かい人間臭さが残るロスリックの世界の魅力は、決して色褪せることがない。
灰の墓所で目覚め、祭祀場で火防女に迎えられ、数々の絶望を乗り越えて火を継ぐ物語。
もし、まだこの世界に足を踏み入れたことがないという人がいるのなら、10周年というこの記念すべきタイミングで、ぜひロスリックへの扉を開いてみてほしい。そこには、あなたのゲーマー人生に深く刻み込まれるであろう、極上の「死と達成感」が待っているはずだ。
さて、私も久々に旦那の隣に座って、あの懐かしい祭祀場のBGMでも聴きにいくことにしよう。
「貴方に、暗い魂の加護のあらんことを」
(C)Bandai Namco Entertainment Inc. / (C)2011-2017 FromSoftware, Inc.










































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