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和風×キリガミ×魔女の不思議な世界が舞台の意欲作「魔女ガミ」をインティ・クリエイツが出展【BitSummit2025】

【BitSummit the 13th】
開催期間:7月18日~7月20日
入場料:一般 当日券2,200円/前売り券2,000円
会場:京都府 みやこメッセ

 インディーゲームイベント「BitSummit the 13th」にて、インティ・クリエイツは、10月30日に発売を予定しているNintendo Switch 2/Nintendo Switch用アクション「魔女ガミ-The Witch of Luludidea-(マジョガミ -ザ ウィッチ オブ ルルディデア-、以下魔女ガミ)」をプレイアブル出展した。

インティ・クリエイツのブース

 「魔女ガミ」は、和風で不気味な世界で、日本の伝統的なキリガミをイメージした敵と日本刀で戦う少女の物語を描く横スクロールアクション。

 BitSummitの会場では、チュートリアルと最初のステージのボスとの戦闘までをプレイすることができた。主人公シロハは魔女のような姿をしているが、自分が何者なのかを覚えていない。父親だと名乗る紙の栞、シオリと共に不気味な世界からの脱出を目指して冒険を始める。

シロハとシオリの会話シーン。もちろんフルボイスだ

 シロハの攻撃は日本刀を使った斬撃と、「セツナ」という高速移動攻撃を持つ。セツナは、十字キーで指示した方向に向かって高速で斬撃を繰り出す爽快感のある技を使う。

セツナの発動シーン

 巨大な目がいくつも浮かんだ不気味なステージを縦と横に縦横無尽に移動しながら、画面全体を使った西陣織を思わせるような華やかなエフェクトを伴う派手な攻撃は、ボタン連打でコンボをつなげられる。さらにセツナをうまくつなげていくとゲージが溜まり、一定時間「神がかり」という強化状態になる。

背景には和風の不気味さが漂っている

 「神がかり」は、本作の世界に存在している複数の神の力を宿して戦う状態。変身には2段階あり、最初は武器に力を宿すが、物語が進んでいくとやがてシロハが自身の体に神を宿して変身して戦うようになるのだそうだ。

神がかり発動シーン

 本作は一見するとドット絵のゲームに見えるが、実際には3Dでモデリングされたキャラクターを使っており、これまでの同社のアクションゲームにはない演出を可能にした意欲作なのだそうだ。

 カットシーンはもちろんフルボイス。悪夢のような和風ホラータッチの世界観と、ドット絵風のビジュアルが本作の大きな魅力となっている。

 ゲームディレクターでキャラクターアートも手掛ける夏目裕司氏によると、今作の出発点は「日本刀はかっこいいし、魔女もかっこいい。でもよく考えてみると、日本刀で戦う魔女はいままでみたことがない気がした」というかっこいいもの2つを融合するアイデアだ。ダークな世界感については、ホラーゲームではないので、ダークではあるが、明るい父親と一緒に旅することで和やかさも演出している。

日本刀と魔女という今までにない組み合わせ

 また、本作のグラフィックスは2Dと3Dのハイブリッドで作られている。背景やフィールドの敵は3Dで、キャラクターにはLive2Dが採用されている。

 さらに、キャラクターが変身する巨大ボスの場合、体は3Dで描き、キャラクターの顔だけを2Dで表現している。この手法により、奥行きある動きを演出しつつ、キャラクターの可愛いさも損なわずに表現できている。

体験版で戦うクモ型のボス。顔のみ2Dで作られている

 また、夏目氏は戦闘中のカットシーンにもこだわったのだそうだ。これまでのゲームではカットシーンに使われているイラストと、ゲームの状況があまりリンクしていなかったため、本作ではまるで戦闘中の敵をアップにしたような、状況に即したカットシーンを挿入することにより、物語の緊張感や一体感を高めている。

 本作の発売は10月30日を予定している。価格はNintendo Switch 2通常版が9,240円、限定版が13,640円、Nintendo Switch通常版が7,150円、限定版が11,550円。また、Steam版の販売も予定されている。

【魔女ガミ -The Witch of Luludidea- 第一弾紹介映像】