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少年少女の心の成長を描くノベルゲーム「花束を君に贈ろう-Kinsenka-」が本日発売

「さくら、もゆ。」の漆原雪人氏がシナリオを担当する約5年ぶりの新作

【花束を君に贈ろう-Kinsenka-】
5月29日 発売
価格:4,950円

 ブシロードとフロントウイングラボはPC用アドベンチャー「花束を君に贈ろう-Kinsenka-」を5月29日に発売する。価格は4,950円。

【【OP】『花束を君に贈ろう-Kinsenka-』/上杉真央「あなたの記憶の中で」】

 本作はフロントウイングの25周年記念作品第1弾として発売されるノベルゲーム。少年少女の心の成長を描いた作品で、そんな登場人物たちが「呪詛」と戦い、「心」を学んで成長していく姿が描かれる。

 シナリオは「いろとりどりのセカイ」や「さくら、もゆ。」を手掛ける漆原雪人氏で、「さくら、もゆ。」からおよそ5年ぶりとなる新作になる。キャラクターデザインおよび原画を「にじさんじ」の鈴原るるさんなどを手掛けたさいね氏が担当する。

 Steamに加え、DMMおよびDL siteでの販売も予定。上杉真央さんが歌唱する主題歌「あなたの記憶の中で」を用いたPVも公開されている。

あらすじ

――心は痛みでできている。

誰かがそう心の中で囁いた。

言葉にできない悲しみが――
形を持たないはずの愛しさが――
目には見えない、痛みとなって、心を突き刺す。

だからこそ、人生(いのち)は巡る。輪のように。

……生まれつき心の痛みを知らない少年、橘 才(たちばな さい)は、唯一大切な妹に忍び寄る悪意の種を、人知れず刈り取る日々を生きていた。

色褪せたその日々の中で出逢ったのは、まるで綺麗に取り繕った人形みたいに無口な少女……紅緒祀(べにお まつり)。

生きることに飽き始めていた少年は、産まれて初めて、心を突き刺す“痛み(恋)”と巡り会った。

死者と生者が交錯する、夕闇のはざま。そこに古くから存在する「無銘荘」というアパートで、奇妙な共同生活を送ることとなる少年少女たち。

「心の痛みを知らない、残酷な少年」
「友達のいない、寂しがりやな女の子」
「人付き合いの不器用な、人懐っこい女の子」
「野心家で厳しいけれど、面倒見のいい女の子」
「世界で一番かわいい自分が、世界で一番大好きな男の子」
「埒外の力で全てを捻じ伏せぶち壊す、最強を自称する滅茶苦茶な女」
「生まれつき身体の痛みを知らない、繊細な心を持った男の子」

一つ屋根の下、彼らは『呪詛』と呼ばれる存在と戦い、

今日まで知らなかった心を知って、成長を遂げていく。

――人の心は、痛みでできてる。

この“痛み(恋)”を守り通せるのなら。

世界をやさしくそっと、壊せるのなら。

……たとえ、獣に戻ろうと構わない。

だからこそ、人の心は痛みでできていて。

人生(いのち)は輝き――人生(こころ)は巡る。輪のように。