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「コール オブ デューティ ブラックオプスIII」開発者によるゲーム解説
体を機械化した近未来でのストーリーに、1940年代のゾンビの戦いもプラス!
(2015/9/18 22:01)
ソニー・コンピュータエンタテインメントは「東京ゲームショウ2015」で、10月1日に発売予定のプレイステーション 4向けFPS「コール オブ デューティ ブラックオプスIII」の開発者を招いたメディアセッションを行なった。
「コール オブ デューティ」シリーズはこれまで日本ではスクウェア・エニックスから発売されていたが、「コール オブ デューティ ブラックオプスIII(以下、「BOIII」)」は、PS4/3版がSCEJA、Xbox One版が日本マイクロソフトから発売される。今回は開発元のトレイアークから、本作のコミュニケーションディレクターを務めるJohn Rafacz氏が登壇し、ゲームの概要を語った。
今回Rafacz氏が語ったのは「BOIII」のキャンペーンと、マルチプレイ、そして「ZOMBIES」だ。本作のキャンペーンは「BOII」の後、2065年の未来世界が舞台となる。「BOII」でドローンシステムがハッキングされアメリカは大きな被害を被った。その後気候変動による世界情勢の不安定化に伴う「新しい冷戦」といった状況へ変化していく。
一方で人間の「バイオオーグメンテーション」が進んでいく。失われた四肢を機械で補うというところからスタートした技術だが、2065年では、優れた力を求めて手足を機械化する兵士達も出現している。体を機械化した兵士、新たな冷戦……このような時代に物語は始まる。
「BOIII」のキャンペーンは“4人でのオンライン協力プレイ”で進行するという。ソロプレイも可能だが、今作は「オープンエリアバトル」という手法を採用しており、様々なイベントをユーザーの判断で自由な順番で体験できる。プレーヤーは「セーフハウス」というウェイポイントで仲間を募り、そして好きなエピソードをプレイしていくことが可能となるという。それでいながら、骨太で完成度の高い物語を実現しているとRafacz氏は語った。
マルチプレイもこの近未来の世界を舞台としている。9タイプの体を機械化した兵士「スペシャリスト」から1人を選び、戦っていく。高速で走り回り、壁走りをし、背中のジェットで2段ジャンプをする自由度の高い移動システム、プレイを重ねることでアンロックされていく能力や武器、さらに武器のペイントによる個性化など盛りだくさんだ。
そしてこれまでの2つのモードとは全く異なる「ZOMBIES」がある。このモードは、1940年代の「フィルムノワール」の世界をデザインとして取り入れている。能力や武器なども他の2つのモードとは全く異なり、個性豊かなキャラクターを使って4人の協力プレイで生き残りの戦いを繰り広げるという。
メディアセッションで見ることができたムービーではネオンきらめく1940年代の街中で、ギャングや労働者風の男、当時の最先端のファッションに身を包んだ女などがゾンビと激しい戦いを行なっていた。キャンディマシンから得たキャンディで特殊能力を得たり、頭が3つもあり、触手をうごめかせるボスが出てきたりと、非常に派手なゲーム展開になりそうである。
この「ZOMBIES」は、雰囲気もゲームシステムも他のモードとは全く異なる。「コール オブ デューティ」シリーズはこれまでもゾンビのモードを盛り込んでいたが、これまで以上に科学技術が進んだ2065年を描く本編と、1940年代を舞台とする「ZOMBIES」という、いわば全く異なる2つのゲームが楽しめるのが「コール オブ デューティ ブラックオプスIII」の大きな特徴であるといえるだろう。