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スクエニ、パリから「プロデューサーレターLIVE」を放送
レベル60のジョブアクションや新ダンジョンを吉Pが解説!
(2015/5/22 16:00)
スクウェア・エニックスは「ファイナルファンタジーXIV: 蒼天のイシュガルド(以下、FFXIV)」の欧州メディアツアーに合わせて「第21回プロデューサーレターLIVE!」を開催した。当初はメディアツアーの行なわれたフランスの地方都市ナントの郊外にある古城から放送される予定だったが、回線が細すぎて放送が困難だと判明し、急きょパリにあるスクウェア・エニックスのフランスオフィスからの放送になった。
今回のプロデューサーレターでは植松伸夫氏作曲による「蒼天のイシュガルド」のテーマソング「DRAGONSONG」や、3つの新ジョブのアクションと60までに覚える既存ジョブのアクション、8つの新ダンジョンがトレーラーで公開された。トレーラーはこちらの速報から見ることができる。このレポートではプロデューサーレターLIVEで発表された新要素を詳細に紹介していきたい。
空飛ぶデブチョコボに乗ってイシュガルドの空中散歩
急きょパリからの放送となったプロデューサーレターLIVEのオープニングは、植松伸夫氏が作曲した「蒼天のイシュガルド」のメインテーマからスタートした。女性ボーカルが朗々と歌い上げるこの曲は、あらかじめ渡していた竜詩戦争のシナリオから植松氏がイメージした曲だ。PVの中には、未公開のカットシーンも多く含まれており、ウルダハの政変から逃れてイシュガルドへと向かった冒険者が、タタルとアルフィノと共に新たな冒険に巻き込まれていくさまが描かれている。
今回のプロデューサーレターLIVEでは、いよいよ発売を1カ月後に控えた「FFXIV」の拡張パック「蒼天のイシュガルド」で新たに追加されるエリアやジョブアクションなどを3時間超にわたって紹介した。最初は用意された実機でテストサーバーにログインして、吉田氏が新エリアを歩きながら紹介してまわった。
イシュガルド下層には、大審問での戦いの傷跡が残った貧民街「雲霧街」や、アイメリクが属する神殿騎士団の本部などがある。また、3つの新ジョブのギルドもこの街にあるので、新ジョブになりたいなら新規のプレーヤーもまずはイシュガルドを目指さねばならない。全く初めての場所なので、最初はクエストに沿って町の中を探検して欲しいとのことだ。
今回のプレイデモではデブチョコボのフライングマウントが初お披露目された。ギサールの野菜の代わりにケーキを目の前にぶら下げると、小さい羽で必死に飛んで追いかけていく。そんなフライングマウントに対応するために多少デザインが変更されたエリアチェンジのラインを超えるとイシュガルド上層に入る。ここにはイシュガルドのマーケットがある。上層は貴族たちのエリアで、徹底的に守られている。街の中央には教皇庁がそびえている。フライングマウントは、シナリオのわりと早い段階で1頭めを手に入れることができる。しかし入手しただけではそのエリアで飛ぶことができない。
「風脈」というものがあり、いくつかはクエストで取得することができる。それ以外にディスカバリー要素としてフィールドに置いてあるので、それをすべて発見するとそのエリアでの飛行が可能になる。まずはそのエリア全体を冒険して、飛べるようになった後で飛べないといけない場所を冒険することになる。メインクエストをこなしながら、周辺を探検して風脈を集めて行くとちょうどいいだろうということだ。
イシュガルドを出て、クルザス西部高地に移動した。ここは「旧FFXIV」では入ることができていたが、第七霊災の影響で大氷壁ができて入ることができなくなった。復興が進んで入れるようになった。ファルコンネストという砦には町ができている。街の構造には高低差があり、フライングマウントで冒険すると、意外なところに発見があったりもするらしい。ファルコンネストからフィールドを進んでいくと、「旧FFXIV」にもあったキャンプ・リバーズミートは廃墟となって残っている。昔のエーテライトが打ち捨てられた姿で残っており、レガシープレーヤーにとっては感慨深い光景だろう。今回はマップが広いので、拠点から拠点までの距離が長く「結構長いあいだ冒険しないといけないです」と吉田氏。
「新生エオルゼア」ではフィールドが必要最小限の広さしかなく、後からフィールドに遊びを追加しようとしたとき、あまり追加できる場所がなかった。そのため「蒼天のイシュガルド」の新フィールドは広めに作られている。だいたい「新生エオルゼア」の1.5倍から2倍程度の広さになっている。
フィールドに配置されているパブリックモンスターは「新生エオルゼア」よりも強めに設定されている。「2匹以上に絡まれたら、死を覚悟するか、逃げるか、フルバフで立ち向かってください」と吉田氏。感知する範囲や距離もかなり危険な感じになっているらしい。蛮族拠点なども、今までの感覚でマウントに乗ったまま突っ切ろうとしたらかなりとんでもない状態になるかもしれない。
また、探索の最後にはおまけとして、新しい蛮神戦である「武神ラーヴァナ」のバトルフィールドをちらりと見ることができた。エスニックな雰囲気の柵に囲まれた場所がラーヴァナとの戦場で、周囲は切り立った崖で周辺とは隔絶されている。吉田氏以外の7人は東京からつないでいるスタッフ。吉田氏がラーヴァナに喧嘩を売ったが、誰も参戦せずに3発ほどで倒されてしまった。