「艦これ」2015年春イベント「発令！第十一号作戦」プレイレポート【後編】

第6海域で「戦艦水鬼」と再会！ 全戦力で海域を突破せよ！

ルートは3つある。オススメは最北端ルート

　第6海域「打通作戦！ステビア海を越えて」は、本イベント最後の海域となる。連合艦隊での出撃となるが、第3海域から第5海域までの出撃制限はなくなり、どの艦娘も出撃が可能。全ての戦力を注ぎ込んで攻略を目指す。

　ルートはスタートから東、西、南の3方向に分かれているが挙動は明快。連合艦隊が空母機動部隊なら南、水上打撃部隊で低速艦が含まれていれば西、高速艦のみならば東となる。3ルートのうち、東のみはうずしおを踏むことになるため、やや不利。

　その先はいずれのルートも戦闘がないまま、能動分岐が待っている。西ルートの場合は、その先の北と中央ルート、南と東ルートの場合は、中央と南ルートを選択できる。北ルートを選びたい場合は、低速艦を入れた水上打撃部隊を選ぶ必要がある。それ以外は中央か南の2択になる。いずれのルートも2戦した後にボス前で合流するため、道中の敵を見てルートを考えることになる。

　北ルートを選ぶと、初戦に重巡・軽巡が中心の敵と当たり、次に「戦艦棲姫」が待つ夜戦に突入する。夜戦だけでも嫌なのに、強烈な砲撃力を誇る「戦艦棲姫」とやるのは嫌だ……と思われるかもしれないが、「探照灯」や「照明弾」などの夜戦装備で「戦艦棲姫」のカットイン発生率を下げられれば、大ダメージを受ける可能性は意外と低い。

　中央ルートは初戦に第5海域のボス「泊地水鬼」が登場。次に「戦艦ル級flagship」を中心とした艦隊戦となる。戦力的にはここが最も緩く、しかも夜戦がないというのがメリットだ。ただ空母機動部隊だと第2艦隊が先に砲撃戦を行なう仕様なので、「泊地水鬼」などの攻撃を第2艦隊で受けることになる。水上打撃部隊なら道中支援艦隊と第1艦隊によって第2艦隊に回る前に「泊地水鬼」を沈黙させることは可能だが、先にうずしおを踏むデメリットはいかんともしがたい。

　南ルートは初戦で重巡などを相手にする夜戦、次に「戦艦棲姫」を含む昼戦となる。夜戦ではカットイン攻撃を仕掛けてくる敵が多く、1発大破が起こりやすい。また中央ルートと同様、空母機動部隊では「戦艦棲姫」の攻撃を第2艦隊から受けるなどのデメリットがある。

　総合的に考えて、筆者は低速艦込みの水上打撃部隊を編成し、北ルートで進行した。「戦艦棲姫」との夜戦は確かに怖いのだが、中央や南ルートだと、「戦艦棲姫」や「泊地水鬼」といった大火力の相手と昼戦での撃ち合いになり、第1・第2艦隊で合わせて3度も撃たれる可能性がある。夜戦とはいえ「戦艦棲姫」の攻撃が1発で済む方が遥かに安定度が高いというのが筆者の考えだ。

【スクリーンショット】

筆者の第1艦隊。水上打撃部隊で火力重視の編成。「利根」には「瑞雲12型」を2つ積んで制空力の足しにしている

第2艦隊は夜戦に特化。運を上げた「北上」は魚雷カットイン装備。「秋月」は対空カットインのために入れている

北ルートの初戦は重巡中心。支援艦隊の活躍次第では無傷で突破も可能だ

北ルート2戦目は「戦艦棲姫」との夜戦。対夜戦装備でカットイン発生を抑える作戦

　無事に2戦を突破できたら、次はボス前で「空母棲姫」との戦いになる。随伴艦に空母を連れているため制空力が高く、後のボス戦よりも航空優勢以上が取りにくい。撃破する必要はないので、制空権拮抗で我慢しておくのもありだ。ただ「空母棲姫」の航空戦力は強烈なので、対空カットインが可能な艦を入れておくと安全度が増す。第三警戒航行序列（輪形陣）も試してみたが、敵が倒しきれず第2艦隊へ被害が広がりやすいので、素直に第四警戒航行序列（戦闘隊形）などで倒しに行く方がよさそうだ。

　索敵判定の後に、いよいよボス戦。前回のイベントでもラスボスとして登場した「戦艦水鬼」が今回もラスボスとして立ちはだかる。耐久値500、装甲値200と圧倒的な能力だが、戦艦扱いなので「三式弾」などの弱点もなし。火力も198で主砲2本と電探、偵察機という最高の組み合わせだ（弾着観測射撃をされないだけマシかもしれない）。

　さらにゲージ破壊可能になると、随伴艦にボス前で登場した「空母棲姫」が加わる。ゲージ削り段階ではボス艦隊に航空戦力はないのだが、「空母棲姫」が加わることで一気に航空戦力が増す。しかしここで航空優勢くらいは取らないと昼戦火力が足りず、ボス撃破は非常に厳しい。正規空母に艦戦を満載するか、航戦・航巡などで補助するかして対応したい。航空優勢を取って弾着観測射撃が出ると、命中率が飛躍的に上がる。基本的に命中率が下がっている連合艦隊戦では、弾着観測射撃が極めて有効だ。

　第2艦隊は夜戦に期待して雷巡を使いたいが、3隻入れるとボスにたどり着かないようだ。他に夜戦で活躍するのは、戦艦なら雷撃値のある「Bismarck drei」か単純火力が高い「大和」型、火力と雷撃値のバランスがいい「鳥海改二」や「羽黒改二」などの重巡、「雪風」など夜戦カットインを狙いやすい幸運艦辺り。

　海域撃破ボーナスは、水上機母艦「秋津洲」。第5海域で入手した「二式大艇」を装備できる唯一の艦だ。他には「二式大艇」がもう1つ、電探「FuMO25 レーダー」、「勲章」2個、そして「甲種勲章」となっている。「甲種勲章」は前回イベントで入手している場合、戦績表示や演習の際には、甲マークの横に2という数字が書かれる。

　なお今回のイベントに合わせて実装されたイタリアのヴィットリオ・ヴェネト級戦艦4番艦「Roma」は、第6海域のドロップでのみ入手可能となっているようだ。能力的には「Littorio」と大差ないが、新たな高速戦艦という点で使いどころが多そう。入手できるかどうかは運次第だが、頑張ってみる価値はある。

【スクリーンショット】

ボス前は「空母棲姫」が登場

随伴艦に空母がいるので、制空権争いが厳しい

ラスボスは前回に引き続き「戦艦水鬼」。印象的なセリフもそのまま

相変わらず圧倒的なステータス

ゲージ破壊を狙う際は、航空優勢を取って昼間のうちに随伴艦を減らしておきたい

水上機母艦「秋津洲」を獲得。これで「二式大艇」を活用できる

第6海域を難易度甲でクリアした提督には、「甲種勲章」が与えられる

戦艦「Roma」は第6海域でのみ入手できるようだ