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「新生FFXIV」、間もなく実装の「ゴールドソーサー」を一足早く体験

賑わう館内で勝利者となるために! アクティビティ徹底ガイド!

【パッチ2.51】

2月24日実装予定

 「ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア」の最新アップデート「パッチ2.51」がいよいよ本日、2月24日に実装される。今回のパッチ2.51の目玉コンテンツは、なんといっても待望の「マンダヴィル・ゴールドソーサー(以下、ゴールドソーサー)」がオープンすることだ。

 今回は、この遊びの殿堂に一足早く潜入し、「チョコボレース」や「トリプルトライアド」、「G.A.T.E.」など、遊び応えのあるコンテンツを体験するプレス合同体験会に参加してきた。これをお読みの方も、まもなく体験できるものばかりだが、まずは体験レポートと大量のスクリーンショットで「ゴールドソーサー」を感じて欲しい。

チュートリアルクエストでゴールドソーサーを1周

ゴールドソーサーのイメージアート

 「ゴールドソーサー」への入場は、レベル15から受けられるクエストで「特別許可証」をもらうことから始まる。「特別許可証」を獲得するためには、飛空挺に乗れるようになっている必要があるが、許可証を入手すればウルダハ・ランディングからの直通飛空艇でブーンとひとっ飛びすればそこはもう夢の遊園地だ。最初に入った時には、入り口にいる搭乗窓口のNPCから場内のチュートリアルを兼ねたクエストを受諾できる。このクエストに沿って中を一回りすればひと通りの施設を見て回ることができるというわけだ。

 内部は大きく5つのエリアに分かれている。最初に行くのが「エントランススクウェア」のメインカウンターだ。カウンター正面には「お客様案内窓口」があり、その左側にはギルを場内で使う専用コイン「マンダヴィル・ゴールドソーサーポイント(MGP)」に交換してくれる窓口、右側には景品交換や毎日1回引ける「ミニ・くじテンダー」の窓口がある。場内で遊ぶにはMGPが必須なので、到着したら真っ先にギルをMGPに交換しておこう。

 交換できる額は、最高額で5,000ギル分の500MGPまで。それ以下なら、上限までは再び交換できるが、それ以上は場内で稼がねばならない。景品は一番高いのがフェンリルを呼び出すホイッスル。次がアダマンのホイッスルで、セッツァーになりきれる「ギャンブラーコート」、バニーガール用の胴装備「バニービスチェ」と続く。それ以外にも様々なアイテムが用意されている。どのゲームも基本的にはコインがたまっていくような仕組みなので、それほど必死にやらなくても気が付いたらたまっていたコインでいろいろと交換できるくらいの設定だ。

 メインカウンターの左手にある門の前に立っているバニーさんからは、「チョコボスクウェア」に行ける。さらにメインカウンターの左手奥には「トリプルトライアド」が遊べる「カードスクウェア」がある。右手の奥にはエーテライトが置かれていて、そこを中心にミニゲームが揃った「ワンダースクウェア」、広いステージのある「イベントスクウェア」、自然いっぱいのマウント・コレルがシンボルの「ラウンドスクウェア」、週に1度の運試しができる「ジャンボ・くじテンダーカウンター」などがある。

【ゴールドソーサー全体図】

【場内の様子】
エントランススクウェア
ラウンドスクウェア
ワンダースクウェア
チョコボスクウェア
飛空艇を降りてからの道ではスタッフが出迎えてくれる
くじテンダボードのカウンター

【報酬の一部】
ギャンブラー装備
バニー装備
庶民的な普段着
マウント「アダマン」
マウント「フェンリル」
ミニオン「カッパッパ」
「FF」シリーズでお馴染みの「ブラッドソード」などの武器も
他にもネイルやポニーテルの髪型など変わったものがある

操作と作戦が勝敗を左右するチョコボレース

チョコボレース

 「チョコボレース」はレース用のチョコボを操作してレースに出走、勝負の中でチョコボを育ててカップリングしていくという育成とレース両方の要素が詰まったアクティビティだ。参加するには、「チョコボスクウェア」でクエストを受けた後、ベントブランチ牧場で競走羽をの登録証をもらって再びカウンターに戻ってくる必要がある。

 チョコボを持った状態で「チョコボ調教師」に話しかけると、まずは名前を決めてくれと言われる。名前は色、素材、性質、称号など大量にある単語を1つ、または2つ組み合わせて作る。自分で好きな名前を付けられないのは残念だと思っていたが、使える単語は想像以上に多いので、そこから選ぶのは結構楽しく時間をかけて名前を付けた。

 名づけが終われば、出走受付のNPCから出走料と引き換えに登録できるようになる。最初はチュートリアルで操作方法を学ぼう。それが終われば次に挑戦するのは「未勝利クラス」だ。チョコボは総合値という数値で出走できるレースが決まっており、最初に出られるのは初心者向けの「未勝利クラス」と、ランクに関係なく誰でも出られる「無制限クラス」の2つ。

 ちなみにチョコボの能力はメインコマンドの「ゴールドソーサー」→「CHOCOBO」という項目から見ることができる。能力は「最高速力」をはじめとした各種ステータスと、父親と母親の能力と、どの能力をどちらから受け継いでいるのかがわかる血統情報が確認できる。最初にもらえるチョコボの能力は全員同じですべて平均値だ。

【チョコボレース】
最初は未勝利クラスからスタート
コンテンツファイダーと異なり、ワールド単位でマッチングされる
レースが終わった後、ランダムにボーナスの経験値がもらえる
チョコボの血統確認画面。親からどのステータスを引き継いでいるのかもわかる。

 今回体験できたコースは「サゴリーロード」、「コスタ・デル・ソル」、「トランキルパス」の3種類。パーティで参加するときにはパーティリーダーが場所を選んで登録する。ランダムにコースが決まる「ルーレット」も選べる。レース場はその時のエオルゼアの時間や天候が反映されており、チョコボにも晴れが得意な個体や雨が得意な個体などがいるので天候によってもレースの趨勢が変わってくる。

 今回は事前に8人パーティを組んでのレースとなった。レースには個人でもパーティでも参加できるが、パーティで参加するときには全員がチョコボスクウェアにいる必要がある。数レースを体験してみて、チョコボレースで重要視しなければならなそうないくつかの要素が浮かんできた。

 1つめは、スタミナの使いどころだ。チョコボはスタートすると自動的に前進するが、前進ボタンを押すとスタミナを消費しつつダッシュする。スタミナはレース中ずっと使い続けるほどの量はなく、さらに使ってしまうとそのレース中には回復しない。チョコボには当たり判定があるので、せっかくスタミナを使って追い込もうとしても、団子状態の集団に行く手をふさがれてしまうこともスタート直後には起こりがちだ。スタートダッシュで集団を引き離す先行逃げ切り型か、集団を避けつつ体力を温存して最後のスパートに賭けるかという作戦がかなり重要な意味を持つ。

 レースアビリティの取り方と使い方も要点だ。コースにはチョコボをスタミナなしで瞬間的にダッシュさせるパネルや、レースアビリティが入った宝箱がある。宝箱はたいていは走りながらぶつかればいいが、ジャンプしなければ届かない場所に浮かんでいるものもある。中にどんなアビリティが入っているのかは、右下にアイコンで表示される。アビリティは1つしかスタックできず、レース中各1度ずつしか使うことができない。

 宝箱をとるためにコースを左右にうろうろするとそれだけスピードが落ちるので、これというアビリティを取ったら、残りの宝箱はいっそ全部無視して走るのに集中するという作戦もあり得る。

 宝箱からとれる「レースアビリティ」は次の通り。競走羽の体力を、最大体力の10%分回復する「チョコボポーション」や、自分よりも前を走っているすべての競争羽に対し、チョコメテオが降り注ぐ「チョコメテオ」など10種類近くが用意されている。

 チョコボにはHPがあり、体力がすべて削られてしまうと頭が上がってスピードが落ちてしまう。宝箱の取得で使えるようになるレースアビリティのひとつには、自分の周りに円形の範囲が出現して、その中にいるチョコボのHPがガリガリ減っていくというものもある。レース終盤になるとどのチョコボもHPがギリギリになっているので、アイテムでの攻撃がかなり効果的だ。

 そして、筆者が遊んでみて一番重要だなと思ったのは、プレーヤーの操作だ。チョコボの動き方はフィールドで使うマウントのチョコボとは“結構違う”ので、操作には慣れが必要だ。特に感覚が違うのが方向移動。左右の方向キーを押すと前進しつつゆっくりと左右に寄っていく。コースの右から左まで移動するには数秒間かかる。もし右側を走っている時、左側に宝箱が見えたらすぐに移動し始めるくらいの余裕がないと、取り損ねてしまう。

 しかも斜め移動は直線よりも時間がかかるので、宝箱をとろうと必死になりすぎてコースを右往左往しているとどんどん遅れてしまい、せっかくアイテムをとっても有効に使えなかったりする。カーブを曲がる時にも、自動車レースでいうところのアウトインアウトを心掛ける必要があったりと、コース取り次第では大逆転もありうる。

 ちなみにレースゲームが苦手でどん尻ばかり走っていた筆者でも、4レースで100MGP以上稼ぐことができた。最初はチョコボの挙動にかなり戸惑うだろうが、何回か遊んでいるとだんだん何が大切か分かってきて、いい勝負ができるようになってきた。単にスピードを競うというよりも、さまざまな要素を組み合わせてレース全体の戦略を構築していくところに面白さを感じた。

 1回のレースはだいたい2分程度。レースが終わると、獲得した経験値とMGP、自分のタイムと順位が表示される。この時、矢印がルーレットのように回って、順位に関係なくランダムでボーナス経験値が1人に入る。経験値を貯めていくとチョコボのランクが上がっていく。チョコボカウンターには、成長時に食べさせる特別な餌や、ブリーディング用のチョコボもMGPの景品として揃っている。チョコボにアビリティを覚えさせる教本もここでもらえる。

【チョコボレース/育成】
MGPでチョコボを強化する教本や餌、ブリード用の相手がもらえる
出走直後の様子。成長途中で色やデザインも変化することができる
コースにあるダッシュパネルはかなり重要だが、うまく乗るのは意外と難しい
今回は体験できなかったが、育ち切ったチョコボをカップリングして代を重ねることでより強い個体を作り出せる

(石井聡)