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「新生FFXIV」、「出張プロデューサーレターLIVE in 幕張」1日目

レベル20バディはまだ世界に1体だけ! 総プレイ時間は石器時代相当!? データでみるエオルゼア

9月18日~21日 開催(一般公開日 20日~21日)



会場:幕張メッセ1~9ホール



入場料:
前売り 1,000円
当日 1,200円
小学生以下無料

「新生FFXIV」プロデューサー兼ディレクター吉田直樹氏とコミュニティチームの室内俊夫氏
「ドラゴンクエストX」のプロデューサー齊藤陽介氏

 東京ゲームショウ 2014のスクウェア・エニックスブースにある「ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア(以下、新生FFXIV)」コーナーは、20日からの一般公開日も多くのファンで賑わっている。ブース内で行なわれている真ラムウの「バトルチャレンジ」イベントは、会場直後には整理券が終了してしまう人気ぶりだ。

 ステージでは、20日・21日の両日にわたって「新生FFXIV」のプロデューサー兼ディレクター吉田直樹氏による「出張プロデューサーレターLIVE in 幕張」が予定されている。

 20日の放送では、この1年間のエオルゼアの変化をデータで見る「エオルゼア領勢調査」が放送された。出演は吉田氏とコミュニティチームの室内俊夫氏のほか、イベントには、直前のステージイベントに登場していた「ドラゴンクエストX」のプロデューサー齊藤陽介氏が飛び入りで参加した。

 これには理由がある。実は、ブースで開催中のイベント「くじテンダー」が、ビジネスデーの2日間と今日の2人で全ワールドがそろってしまった。しかし、せっかくの一般公開日になにもなしでは寂しいので、急きょ話し合った結果、景品を「スライムイヤリング」に変更して続けることになった。吉田氏が齊藤氏に「いいですか?」と確認をとると、齊藤氏は「コラボは喜んでいただけているので、このまま続けていきたいです」と快諾した。

 また、イベントの冒頭には、9月16日のパッチ2.38で解禁されたばかりの個人用ハウジングの土地不足について吉田氏が謝罪するとともに、「来月のパッチ2.4」で土地を倍にするための作業をしていると説明した。パッチ2.4は10月実装の予定らしく、明日にははっきりした日時が出るかもしれない。

 フリーカンパニーと個人の住宅が同じエリアにあることについては、将来フリーカンパニーでの住宅取得が落ち着く時期には、個人が持っているギルはさらに増えていて、個人の住宅需要は増えていると想定される。別のエリアにしてしまうと、フリーカンパニー用の土地が余っているのに、個人の家が建てられないという問題が起きるので、あえて同じエリアにしてあるのだという。明日のプロデューサーレターLIVEでは、さらに詳細なハウジングの仕組みについても説明したいとのことだ。

「くじテンダー」の新報酬「スライムイヤリング」
パッチ2.4は10月に実装。明日はさらに詳細が判明する

サービス開始から1年経って、ますます女子キャラが増加中

 「エオルゼア領勢調査」は、日本で5年に1回行なわれる国勢調査を模して、ゲーム内の現在をさまざまな統計データで見てみようという企画。昨年の東京ゲームショウ 2013年にはローンチ直後のデータが公開されて好評を博した。今年は、その時のデータを、1周年を迎えた今と比べる。なお、データは8月末に集計したものなので、その後のアップデートで起こったトレンドは繁栄されていない。後日、公式HPにてさらに詳細なランキングのデータが発表される。

【種族および性別の分布】
日本サーバーにおけるキャラクターの性別分布。昨年よりも大幅に女性キャラが増えているのは、幻想薬の影響ではないかと吉田氏
海外サーバーのキャラクター性別分布。海外では自分の性別でキャラクターを作るのが一般的で、昨年と割合はほとんど変わっていない
日本サーバーの種族分布。もともと絶滅危惧種だったルガディンがさらに減っている
海外サーバーの種族分布。意外なことに日本サーバーとほとんど割合が変わらない

 レベル分布は50が最も多く、ぶっちぎりの人数。レベル50と同じく波線が付いているレベル15はジョブクエストの条件としてサブクラスを15にする必要があるため、そこまでやって止めている人が多いことを示す。また、レベル20から40までの間に時々他よりも人が多いレベルがあるが、これはアディショナルスキルをとるためにそこまで育てている人がいるためだ。

【レベル分布】
レベルの分布図。一番多いのはレベル50で、その次がレベル15
レベルの平均。高レベルが増えて全体的に底上げされている
バトル系ジョブのレベル分布
クラフター系ジョブのレベル分布。高レベルキャラがかなり増えている
ギャザラー系ジョブのレベル分布

 ロール別の人数分布は調査した瞬間、サーバー内にいたロールの総数から分析したもの。想像通りタンクとヒーラーが少ない。この調査をした8月末には、クラフター系の新蛮族デイリーが追加されたばかりなので、普段よりもクラフターの数が多めに出ているかもしれないと吉田氏。昨年のデータと比べてもタンクとヒーラーの減少が顕著だが、ジョブ別にみてみると実際にはかなり均衡がとれている状態なのがわかる。DPSでは竜騎士が減って召喚士が増えているが、これは「大迷宮バハムート:侵攻編2層」で召喚士のニーズが高いことが原因かもしれないということだ。タンクはローンチ直後に不遇だった戦士が、大幅な上方修正で数を増やし、実装直後で少なかった学者が増えている。

【ロール別レベル分布】
ロール別のキャラクター分布。タンク10%、ヒーラー7%と人数の少なさが目立つ
クラフターを除いたロール分布でも、2013年と比べてDPSの数が大幅に増えているのがわかる
ジョブ内訳。ジョブストーンの数で集計したもの。馬目当ての白魔道士が多めだが、全体的には均等に分布している
DPSのみの内訳。竜騎士が減少して、召喚士が増えている
タンクの内訳。パッチ2.1で強化された戦士がかなり増えた
ヒーラー内訳。2013年には実装したばかりでまだ数の少なかった学者が大幅に増えている

 バディのレベルはパッチ2.3で上限が引き上げられたが、現在世界にたった1人だけレベル20に到達している人がいるそうだ。グランドカンパニーの所属は、不滅隊が最も多く、黒渦団が少ない。「フロントライン」では双蛇党が少ないといわれているが、所属人数というよりも「フロントライン」に参加する人が少なめということのようだ。

【プレーヤーの好みによる分布】
プレーヤーが「デジョン」の目的地に設定しているエーテライトのランキング。3都市とレブナンツ・トールと、やはりよく行く場所やF.A.T.E.の経験値がいい場所が多い
「テレポ」の代金が安くなるお気に入りに登録したエーテライトのランキング。ホライズンが多いのは、砂の家に呼び出されるからではないかと吉田氏
バディのレベルランキング
グランドカンパニーの所属人数分布

 ゲーム内に8月末の時点で存在しているギルの総量は4,280億179万5,602ギル。人気の「ダイヤウルフホイッスル」が350万個も買える分量だ。また、所持しているアイテムランキング第3位の「柔らかな粗皮」は戦闘終了後にいつの間にかバッグの中に入っているアイテムの代表格だ。マーケットへの出品ランキングでも堂々の1位を誇っている。

 ミラージュプリズムでは、夏の間絶大な人気を誇った「セーラーシャツ」が人気第1位。しかしそろそろ季節外れになりつつあるので、今後もおしゃれ装備はだしていきたいということだ。マウント取得ランキングでは、友達紹介キャンペーンの報酬としてもらえる2人乗りの「グランチョコボ」がすでにランクインしている。

【アイテム関連のデータ】
全ワールドのギル総量
ミラージュプリズム人気ランキング
アイテム存在数。序盤のクエストで大量にもらえる「ポーション」、バディを呼び出すための「ギサールの野菜」、そしていつの間にかバッグに入っている「柔らかな粗皮」がトップ3
プレーヤーが持っているミニオンのランキング。上位は特典やイベントでもらえるものがそろっている
プレーヤーが持っていないミニオンのランキング。どれも入手困難なレアドロップ
マウントの取得ランキング。1位は当然チョコボ。齊藤氏はグゥーブーがお気に入りだそうだ
マーケットの落札回数と出品回数のランキング。取引が活発なものは両方にランクインしている

 キャラクターの総プレイ時間は8億2,305万2,919時間。1人でこれだけの時間をプレイするには石器時代からプレイしないといけない。しかし吉田氏としてはビッグバン(138億年前)からプレイしなければいけないくらい続けたいというので、まだまだ先は長い。蛮神討滅のランキングでは、ルーレットでよく登場する真イフリートが第1位。しかし現在ゾディアックウェポンネクサス作成のために「リットアティン討滅戦」を高速周回するのが流行っており、1人で何百周と回っている人もいるので多少この調査時とはランキングに変動があるようだ。数秒で倒されてしまうような状況だが、現在のところ修正の予定はないそうだ。

【バトルコンテンツ関連のデータ】
キャラクターの総プレイ時間
ダンジョン挑戦回数
蛮神戦挑戦回数。この時点では第15位の「リットアティン討滅戦」だが、いまはかなり上位にきているのではないかということだった

(石井聡)