ニュース
「モンスターハンター4G」発売直前! スペシャルステージ
最新プロモーション映像やエピソードクエストなどの新要素を初公開
(2014/9/19 08:00)
カプコンのイベントステージは、10月11日に発売されるシリーズ最新作「モンスターハンター4G」(以下、MH4G)のスペシャルステージから幕を開けた。
登壇したのは、プロデューサーの辻本良三氏とディレクターの藤岡 要氏。「まずは、新しいプロモーション映像を観てもらいたいと思います」という辻本氏の案内により、「MH4Gプロモーション映像4」がスクリーンに映し出された。
その映像には、これまで登場していたモンスターのG級対応となる新しい行動や、さまざまな武器種の新アクション(連携)などが盛り込まれており、藤岡氏は「何回も観て、今まで見たことない行動をチェックしてほしいですね」と期待を煽った。
続いては、これまでに公開されている新要素のおさらいとして、新フィールドの旧砂漠と新拠点のドンドルマに触れ、今作の新メインモンスターである千刃竜 セルレギオスへと話は移る。
藤岡氏によると、「久しぶりに飛竜のメインモンスターを作ろう」ということで生まれたというセルレギオス。特徴でもある脚での攻撃と高度な飛行を駆使してくるため、「今までの飛竜とはちょっと違う感覚で遊んでもらえます」とのこと。また、鱗にも特徴があり、ハンターに向けて飛ばしてくる鱗に当たると、特殊なダメージを受けてしまうという新要素について口にした。
気になるその特殊なダメージとは、回避行動やダッシュといった素早い行動を行なうことにより体力が減らされてしまう新しい状態異常“裂傷”。辻本氏によると、非常に厄介な状態異常なのだとか。しゃがんでじっとしたり、こんがり肉を食べることで回復できるものの、セルレギオスが非常に動きの素早いモンスターであるため、その立ち回りのなかでいかにその回復を図るのかがポイントになってくると、藤岡氏は語る。
モンスターについてはそのほか、復活モンスターのディアブロスやダイミョウザザミの名前を挙げ、「MH4」に登場したモンスターの亜種たちとともに、段差や高低差でリファインされた旧砂漠に対応した生態を楽しみにしていてほしいと締めくくった。
今回のTGS2014ならではの初出し情報として注目を集めたのが、新しいダウンロードコンテンツとなる「エピソードクエスト」だ。
この「エピソードクエスト」は、これまでのダウンロードクエストとは異なり、物語が連続する3つのクエストをクリアすることで特殊な報酬を得るというもの。「過去作に出てきている個性的なキャラクターたちが大老殿に姿を現わし、依頼をしてきてエピソードが展開していきます」と藤岡氏。スクリーンに写るスライド映像には、チャチャやカヤンバといった「MH3(トライ)」シリーズの奇面族や、「MHP3rd」に登場した転がしニャン次郎といった懐かしの面々が。
そんな初公開の情報とともに、さっそく実機にて「エピソードクエスト」の一部が明かされた。カヤンバの依頼で向かうクエストは、狂竜化したババコンガに捕まっているチャチャを救出するというもの。モンスターの狩猟ではなく部位破壊が目的で、なんとババコンガの尻尾には、キノコではなくチャチャの姿が…!!
リハーサルでは、ペイントボールを付け忘れてクリアに20分以上もかかったというこのクエスト。この本番では、シビレ罠も駆使して手早く尻尾の部位破壊を達成した辻本氏と藤岡氏。二重床をぶら下がり移動しながら放屁攻撃をしてくるG級のババコンガについての解説を織り交ぜ、余裕のクリアだった。
発売間近ということで、フィギュアスケーターの羽生 結弦選手が出演する最新TVCMも公開。「フィギュアスケートで常にジャンプに挑戦し続けている僕が、『モンハン4G』のCMでもジャンプに挑戦しています」という羽生選手からのコメントが華を添えた。
さらに、タレントの後藤真希さんとプロサッカー選手の柿谷曜一朗さん、芸人の次長課長・井上 聡さんと彦摩呂さんらが出演するマルチプレイ編のCMも公開。スペシャルゲストして、壇上には後藤さんが登場し、「彦摩呂さんとの絡みが……絶妙です(笑)」と撮影現場での4人の和やかな雰囲気などを語った。
そんなスペシャルステージの最後は、「モンスターハンター・ザ・リアル2015 in ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」の開催をはじめとする、各種コラボレーション情報の紹介で締めくくられた。
このイベントに続き、「MH4G」の試遊も体験。Newニンテンドー3DSのCスティックによる視点変更は快適そのもの。3Dブレ防止機能も効果的で、やはり3Dで味わうモンハンはひと味違う。スタート&セレクトボタンがABXYボタンの下に個別配置されたのも、メニューが開きやすくなって利便性がアップしたように感じられた。
肝心のクエストは、シングルとマルチそれぞれでセルレギオスの狩猟に挑戦。強烈な急襲攻撃に加え、前述の“裂傷”に手をやかされる、かなり遊び応えのあるモンスターだった。どちらも瀕死状態まで追い詰めたものの、あえなく時間切れ。とはいえ、その数回のプレイでもしっかりと攻略の糸口が見えてくるあたり、非常に仕上がりのいいモンスターになっているようだ。
シングルで選んだ武器種は操虫棍。オトモは新トレンドであるビーストだったせいか、セルレギオスも疲労状態に陥りやすかったようだ。偶然にも乗り攻防を仕掛けるタイミングでスタミナをフォローしてくれるという見せ場もあり、早くも頼れるトレンド株が急上昇、といったところ。
セルレギオス狩猟のクエストでは、新フィールドの旧砂漠<夜>を体験できる。月夜の砂漠は、昼とはうって変わって寒々しい雰囲気だが、その風景は美しい。また、一部には流砂が見られ、そこでは通常の姿勢が保てず、“裂傷”の際にしゃがんで休むことができなかった。こういったフィールドの仕掛けにも「MH4G」ならではの新しい要素が加えられており、旧砂漠の遊び心地を新鮮なものにしていた。
©CAPCOM CO., LTD. 2013, 2014 ALL RIGHTS RESERVED.