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スクエニブース、「ファイナルファンタジー零式 HD」をサプライズ出展!
MMORPG的な魅力が詰まった「FFEX」など試遊機が並ぶ
(2014/9/18 18:24)
スクウェア・エニックスのブースには、事前情報からプレイステーション 4/Xbox One「ファイナルファンタジー零式 HD」の試遊が加わっており、ニンテンドー3DS「ファイナルファンタジーエクスプローラーズ」、「ブレイブリーセカンド」をはじめ、プレイステーション 3「キングダム ハーツ -HD 2.5 リミックス-」といった発売直前のタイトルも含めてブースを賑わせている。一方で、「DQ」シリーズを中心にスマホアプリや、ゲームストリーミングサービス「DIVE IN」の試遊などもあり、バラエティ豊かな印象だ。
新作タイトルの試遊を中心に、東京ゲームショウ2014でのスクウェア・エニックスブースの模様をお伝えしていこう。なお、「ブレイブリーセカンド」については別記事にて紹介する予定なので、そちらをお待ち頂きたい。
PS4/Xbox One「ファイナルファンタジー零式 HD」
TGS開催までブースマップからも隠されていたサプライズタイトルが、こちらのPS4「ファイナルファンタジー零式 HD」だ。こちらの記事でお伝えしているように、日本での発売日が2015年3月19日に決定し、「FINAL FANTASY XV」の先行体験版に同梱されることが明らかになった。
ブースでも中央に大きく配置されており、その中ではPS4版が13台、Xbox one版が7台並べられている。試遊は約15分だが、プレイ内容はスムーズに進むと12分ほどでクリアできるものになっている。
目を見張るのは、なんといってもそのグラフィックスの美しさ。単純な高解像度化やテクスチャの美麗化だけでなく、空気感を伝えるエフェクトが多数加えられており、キャラクターの動きも滑らかになっている。据え置き機のコントローラーで操作できるので、PSP版よりも視点操作をはじめ、よりプレイしやすくなっている。PSP版からの大幅なジャンプアップになるだけに、HD版でのクオリティアップ度合いには驚かされるものがあった。
取材時には、まだ存在を知らない人も多いためかスムーズにプレイできたのだが、一般公開日にはかなり注目を集めるのではと思える。来場する方は早めにチェック頂きたい。
3DS「ファイナルファンタジーエクスプローラーズ」
3DS用ソフトとして12月18日に発売予定の「ファイナルファンタジーエクスプローラーズ」は、「ファイナルファンタジー」の名を冠した新機軸のアクションRPGだ。ブースではシングルプレイ台が12台、4人でプレイするマルチが8台用意されている。
シングル台では「イフリート戦」、マルチ台では「シヴァ戦」のクエストがプレイ可能で、ジョブは「ナイト」、「モンク」、「白魔道士」、「黒魔道士」、「パラディン」、「狩人」、「時魔道士」、「忍者」、「竜騎士」から選択できる。
実際にプレイしてみると、これはなかなかに予想外なタイトルだ。アクション性は移動と攻撃やアビリティ発動に絞られていて、防御や回避の上手さを要求したりといったテクニックはあまり要求されない。どちらかと言えばパーティーメンバー全体での戦略重視といった印象だ。
試遊台に置かれている操作ガイドにもジョブの役割分担としてタンク、アタッカー、バッファー、ヒーラーなど、MMORPGで主に使われる言葉を使っている。つまり、「FFXIV」や「FFXI」といった、MMORPGの戦略的なバトルを手軽に奥深く楽しめるゲーム性というわけだ。例えば「忍者」には「空蝉」のアビリティがあり、「FFXI」をプレイしている人なら“避ける盾”になれる様子が思い浮かぶ。本作でも、それに近い事ができるという。
試遊だけでは、その片鱗を感じられるところまでにとどまってしまうが、そうした自分の役割を高めていく方向にやりこんで強敵に挑んでいくのが、本作の醍醐味となりそうだ。一方、シングルプレイでもがっつり楽しめるよう、パーティーメンバーにモンスターが加わったり(試遊のシングル台ではチョコボやゴブリンが加わってくれる)など、そちらの魅力もしっかりと考慮されているとのこと。
また、「ファイナルファンタジー」らしさにおいては、攻撃してゲージが貯まるとシリーズ作のスコールやティナといったキャラクターに変身して戦えたり、BGMもそれに合わせたものに変化したりと、シリーズファンに嬉しい要素も盛り込まれている。