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「機動戦士ガンダム 戦場の絆」8月7日より「サマーバトル2014」開催!

先行支給2機体のインプレッション!

先行支給される宇宙戦用2機体のインプレッション!

 8月7日~8月24日の勢力戦において、どちらも25勝することで先行支給される(階級制限はない)。支給期間は8月7日7時~8月31日23時までとなる。

RGM-79GB ハイブースト・ジム――ロングブーストと新武装「マシン・ピストル」装備

近距離戦型
コスト:240
宇宙/コロニー出撃可

 「機動戦士ガンダム ブレイジングシャドウ」に登場した、「ジム・コマンド」をベースに、腰部と脚部背面にブースターを増設し足回りを強化した機体。武装には「マシン・ピストル」を両手に装備、格闘武装には「ビーム・サーベル」をこれまた2つ装備している。

・ 素体性能

 近距離戦型でありながら、ほぼすべてのセッティングにおいて、ダッシュ時のブースト消費が穏やかで、ダッシュ時間が長いロングブースト機体となっている。

 機動重視セッティングでは「1」が旋回強化、「2」がジャンプ強化、「3」がダッシュ強化、「4」全体的機動力向上となっている。「2」と「3」は旋回能力はノーマル同様、強化項目以外はセッティンググラフで+1と控えめな数値になっているので注意。また、「2」はダッシュ時間が他のセッティングより極端に短くなり、通常の近距離戦型よりやや長い程度となる。

 「ガンダム5号機」のロングブーストセッティング(機動5:コスト240)と本機の「機動4」を比べると、AP(耐久)値、ダッシュ速度、ダッシュ時間、ジャンプ速度、小ジャンプ硬直はすべて「ハイブースト・ジム」のほうが上回っている。旋回速度は同じ。

 ジオン公国軍の「ゲルググM」との比較では、「機動3」ではAP、ダッシュ速度は本機が上、ジャンプ速度は「ゲルググM」が上、ダッシュ速度、旋回速度、小ジャンプ硬直は同スペックとなっている。「機動4」になると、AP値以外はダッシュとジャンプ速度は「ゲルググM」がわずかに上回る。

 装甲重視セッティングは「1」がタックル威力上昇、「2」が着地硬直緩和、「3」がブースト量増加、「4」が装甲二重化となっている。「1」~「3」まで各パラメーターが-1になるが、「1」と「2」のAPは294で同じ。

 APは「装甲4」~ノーマル~「機動4」で329~289~249。FCS範囲は狭め。バランサーは160 / 240(よろけ / ダウン)でいわゆる中バランサーとなっている。

・ メイントリガ武装

 「マシン・ピストル」のみ。左右に構えた2丁の「マシン・ピストル」から左右交互に実弾による射撃を行なう。1トリガー5発、装弾数は25発。フルオート可能で集弾性は高め。弾速はそれなりで、まとめて当ててダメージを取っていくタイプの実弾兵装。

 ただ、ダウン値が1発10と低めで、超低バランサー以外は1トリガでよろけが取れない。また、威力は最大5と「バルカン砲」的なものとなっている。リロードは約6.6カウント程度。

 似たような性格を持つ「ジム・寒冷地仕様」の「寒冷地仕様マシンガンA」と比較すると、FCSロック距離、射程、ダウン値が同じだが、1トリガーの弾数が多い分装弾数も多いが、単発威力がやや低く、リロードもやや遅い(1発あたりも遅め)。「ジム・カスタム」の「寒冷地仕様マシンガン」との比較では、FCS距離は同じで射程が短く、1トリガー5発の設定は一緒だが、ダウン値とダメージが若干低く、装弾数が5少ない。

 素直な弾筋なので、1トリガー目はまとめて当てやすいが、2トリガー目の途中から敵がよろけるため、フルオートで10発撃つ、というのが基本となるだろう。そうなると射撃時間が長くなるため、間合いを詰めながらの射撃時は反撃に注意したい。

・ サブトリガ武装

 下投げの「ハンド・グレネイドA」と、上投げの「ハンド・グレネイドB」の2タイプから選択が可能。「A」は3発、「B」は2発装填で1トリガー1発を投擲する。

 「A」は射程が160m程度、ダメージは24、1発ダウンでリロードが9カウント弱と「ジム・コマンド」のものとほぼ同一と見ていいだろう。

 「B」は地球連邦軍には珍しい上投げの「ハンド・グレネイド」で、射程が120m前後、ダメージは20、1発ダウンでリロードは「A」と同じ。「アクト・ザク」のクラッカーとほぼ同じような性能となっている。

・ 格闘武装

 2刀流の「ビーム・サーベル」を装備。右→左、両手でサーベルをクロスしての攻撃となる。25→28→21の計74で、「ジム・寒冷地仕様」とトータルダメージは同じだが、1発目が1高く、2段目が2低く、3段目が1高いとダメージ配分が微妙に違っている。

 タックルはスピンキック。機動重視セッティングでは30、ノーマル~装甲重視では40、「装甲1」のみ50のダメージとなる。


 メイン射撃の動作や「ビーム・サーベル」による格闘動作を見ていると、「ピクシー」を連想する本機だが、地球連邦軍近距離戦型では珍しい上投げの「ハンド・グレネイドB」を選択できる点が特徴だ。また、「ガンダム5号機」やジオン公国軍の「ゲルググM」のようなロングブースト機体で、さらに移動速度も速いため、建物回りでの戦闘に長けているといえる。

 ただ、メイン武装の「マシン・ピストル」が非常にダウン値の低い武装となっているため、よろけが取りにくく、短時間でまとまったダメージを取りにくいため、「ジム・寒冷地仕様」の「寒冷地マシンガンA」+「グレネイド・ランチャー」運用時のような、味方機体のダメージの底上げに徹することで真価を発揮するだろう。パートナーと連携し、1機をダウンさせつつ、もう1機を2機で集中攻撃してダメージを取るという運用ができれば理想だ。

 そして、速さのあるロングブースト能力により、瞬間的な数的有利を作って攻撃後は移動、作っては移動……とできればいいが、充実した地球連邦軍の240コスト機のなかで、しかも宇宙/コロニー戦用であるこの機体が陽の目を浴びられるのかは難しいところだが、機体の特徴を理解したパイロットが新たな運用法を見つけていくかも……という可能性はあるだろう。

MS-06R-3S 高機動型ザク(R-3S)――機動性に優れる先行試作型ゲルググ

射撃型
コスト:280
宇宙/コロニー出撃可

 「ザクII」の宇宙専用機体「MS-06R」シリーズをベースにした「ゲルググ」の先行試作機体。ジェネレーターの強化により、「ビーム・ライフル」の装備を可能とした。

・ 素体性能

 機動重視セッティングでは「1」が旋回強化、「2」がジャンプ強化、「3」がダッシュ強化、「4」全体的機動力向上となっている。「3」はジャンプ速度がノーマル同等になるため覚えておきたい。

 装甲重視セッティングは「1」がタックル威力上昇、「2」が着地硬直緩和、「3」がブースト量増加、「4」が装甲二重化となっている。「1」~「3」まで各パラメーターが-1になるが、「2」と「3」のAPは294で同じ。

 APは装甲4~ノーマル~機動4で329~289~259。FCS範囲は高コスト機らしく狭め。バランサーは200 / 300(よろけ / ダウン)でいわゆる高バランサーとなっている。

・ メイントリガ武装

 「ビーム・ライフルA」と「C」の2タイプが選択可能。「A」は、「ゲルググG」の「ビーム・ライフルA」のような、ヒットするとよろけが取れるタイプ。射程とFCSロック距離、それと弾数は「ゲルググG」の「A」と同様で、ダメージが若干上乗せされており43~70となっている代わり、リロード時間が12カウント程度と長くなっている。

 一方の「C」は、FCSロック距離は「A」と同じだが、射程が230mに伸び、ダメージが35~70と威力の低下が大きい点は注意。弾数とリロード時間は同じ。1発ヒットでダウンするが、貫通性能はない。

 どちらも射出時硬直が発生するが、「A」のほうが軽め。「C」は発射遅延がややあるが、連射間隔が短くなっているため、斬り払いされても次弾で対応が可能。

・ サブトリガ武装

 「ビーム・ライフルB」と「頭部50mmバルカン砲」の2タイプから選択可能。

 「ビーム・ライフルB」は射程が180m前後と短く、FCSロック距離はさらに短く130m。発射レスポンスはよいが、発射時硬直がある。貫通性能があり、1発ダウンの性能となっている。装弾数は3発、撃ちきりリロードで、リロードタイムが19カウントと長い点は注意が必要だろう。

 「頭部50mmバルカン砲」は射程が160m前後の1トリガ4発のバルカン砲。装弾数は16発で、リロードは8カウント程度。ダメージは2~4となっている。高バランサーまで1発よろけが取れ、1セットでダウンも取れる。フルオート射撃が可能だが、装弾数は少なめ。

・ 格闘トリガ武装

 「ヒート・サーベル」は、右手で振り下ろし→振り上げ→付きの動作の3連撃。ダメージは10→20→30の計60となっている。

 タックルは、装甲重視1のみ50、ノーマル~装甲重視セッティングでは40。機動重視セッティングでは30となっている。


 宇宙 / コロニー戦用機体だが、「ガンダム(G-3)」の対抗機と称される本機。メイントリガ武装の「ビーム・ライフルA」はまさに「ガンダム(G-3)」と同感覚で、「ビーム・ライフルC」と「ガンダム(G-3)」の「ビーム・ライフルB」はFCSロック距離が215mと185mと差がある(「ガンダム(G-3)」の「ビーム・ライフルB」の方が短い)が、射程やなど、それ以外の部分は近い性能となっている。サブトリガ武装では、「頭部50mmバルカン砲」と「頭部バルカン砲」もほぼ同性能で、「ビーム・ライフルB」と「ハイパー・バズーカ」に違いが出ているといっていいだろう。

 セッティングに関しても、特化項目は「ガンダム(G-3)」よりも性能がわずかに上回るが、旋回性能は「ガンダム(G-3)」がわずかに上。小ジャンプ硬直に関しては同程度の性能になっている。ただ、「ガンダム(G-3)」は機動重視が「3」まで、装甲重視が「5」まであり、セッティング項目数が異なるため、「ガンダム(G-3)」の「装甲5」と対になるのは「高機動型ザク(R-3S)」の「装甲4」となる。

 硬直が短めで、ブーストダッシュ / ジャンプによる高い移動速度、そして火力に優れる「ビーム・ライフル」装備と、射撃型らしい高火力、高機動機体に仕上がっており、ダメージに優れる「ビーム・ライフル」をどう活かすかがカギになってくる。同カテゴリ、同コスト帯となる「ゲルググキャノン」とメイントリガ射撃同士を比較すると、射程距離は本機より長いが、チャージ武装のクセが気になる、という方にオススメしたい機体となっている。

 単機で行動するなら「ビーム・ライフルA」と「頭部50mmバルカン砲」で敵機のAPをゴリゴリ削っていきつつ、優秀な足回りとあいまって自衛しながら生き残る立ち回りが可能だろう。接近戦では「ビーム・ライフルA」→タックルのコンボも狙っていきたいところ。

 僚機と組む場合なら、本機らしさを活かすためにも「ビーム・ライフルA or C」と「ビーム・ライフルB」と2丁の「ビーム・ライフル」装備で運用したくなるだろう(もちろん「頭部50mmバルカン砲」でもかまわない)。「A」は味方のダメージの底上げや、タックルを併用した瞬間ダメージ稼ぎに。「B」は置き撃ちや格闘攻撃を食らっている味方のカットをメインにした運用が考えられる。腕のあるパイロットに使っていただきたい機体といえるだろう。

(検証/執筆協力:カバパン)

(三番町第20小隊)