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「グランド・セフト・オート オンライン」メディア体験会を開催
近々大きな発表が!? コンテンツクリエイターなどを改めて紹介
(2014/3/6 00:00)
ロックスター・ゲームスは都内某所でプレイステーション 3/Xbox 360用「グランド・セフト・オートV」のオンライン専用コンテンツ「グランド・セフト・オート オンライン」のプレス向けデモを開催した。
「グランド・セフト・オート オンライン(以下、「GTAO」)」は「グランド・セフト・オートV(以下、「GTAV」)」を購入していれば無料でプレイできるオンライン専用コンテンツ。自分だけのキャラクターを作成し、他のプレーヤーと共にロスサントスと街周辺で大暴れできる。日本では2013年11月7日よりプレイ可能になっており、弊誌でも体験レポートを掲載しているが、その後も「GTAO」は様々なアップデートが行なわれており、多くのプレーヤーが日夜ロスサントスの街を駆け巡っている。
「GTAO」はこれまでに数回アップデートを行なっている。2013年11月27日には浜辺をテーマに武器や衣装、ジョブ(ミッション)などが追加された「ビーチバム」を実装。2013年12月には「デスマッチ&レースクリエイター」によりユーザーがオリジナルジョブを作成可能になり、1月にはクリエイトされたコンテンツから優秀なものを「認定ジョブ」として取り上げるようになった。
2月14日には「バレンタインの悲劇スペシャル」が実装され、1920年代風の衣装や武器が入手できるようになり、さらに3月4日にはスポーツカーやビジネスジェット、スーツなどが追加された「ビジネスアップデート」が配信された。
「GTAO」は、今後も積極的にアップデートを行ない発展していくとアナウンスされている。今後、近い時期に大きな発表も予定しているとのことだ。本稿では改めて「GTAO」の魅力を掘り下げ、アップデートされた要素もお伝えしたい。
オシャレに車のカスタマイズ、こだわりまくってロスサントスを駆け抜けろ!
「GTAO」の最大の魅力は「グランド・セフト・オートV」のロスサントス及びその周辺がそのままオンラインでのマップとなり、様々なプレーヤーと共に、自分だけのオリジナルキャラクターを作って大暴れできるところだ。
シングルプレイの「GTAV」では稼いだ金で愛車を買ってチューンナップしたり、様々なファッションが楽しめるたが、「GTAO」ではこれらをオンライン上で披露できる。バリバリにチューンした自分の車でレースに出場することもできるし、ヘリコプターを買って警察相手に戦ったり、気まぐれで他のプレーヤーを狙うことも可能だ。
実際、筆者は車で走っているときに後ろにヘリに乗ったプレーヤーに気まぐれに襲われ、ガンガンミサイルを撃ち込まれ車をひっくり返されてしまったこともあった。その時はなんとか車から這い出し、とどめを刺そうとホバリングするヘリにマシンガンで逆襲した。他にも、道を歩いていれば何台ものパトカーとカーチェイスするプレーヤーとすれ違ったり、賞金をかけられて追い回されたり本作ならではの“スリルのある日常”が楽しめる。
もちろん「GTAO」はただ闇雲に戦うだけのゲームではない。他のプレーヤーとスポーツカーやバイク、モーターボートなどでレースしたり、チームデスマッチや、全てが敵のデスマッチ、さらには「GTAV」のキャラクターから依頼されるミッション、波状攻撃してくる敵を迎え撃つサバイバルなど様々な“ジョブ”(他のゲームでの、ミッションやクエスト)が用意されている。プレーヤーはこのジョブに挑戦することでポイントを得てランクを上げることができ、より多彩なジョブに挑戦できるようになる。ジョブで入手した資金でアパートを買ったり、車を買ったりするのだ。なお、これら「GTAO」の細かい仕様に関しては体験レポートを読んで欲しい。
今回のメディア体験会では、70万ドルもの資金を与えられて、車をチューンナップすることができた。筆者のプレイでは20万ドルのアパートを買うのにもかなりの苦労をした経験があり、70万ドルというのは結構な大金だ。それでもスーパーカーといわれるハイスペックの「エンティティーXF」は80万ドルくらいしてとても買えなかった。そこで65万ドルの「チーター」で我慢した。シングルプレイだとこのクラスの車も何台も買えるくらいお金が貯まるのだが、「GTAO」では1回のジョブで数千ドル入れば良い方、というくらいだから、やはりかなりの高嶺の花だ。
体験会ではここからさらに改造ショップに行って、足回りや、ブレーキなどを改造したのだが、これまたかなり高い。まだアンロックされていない改造もあり、ステアリングやサスペンション、ターボなど様々なところに手を入れられるのが確認できた。そして改造した車でレースを体験したのだが、高級車のカスタムカーの走りは段違いだ。「GTAO」ではレースの場合デフォルトで数種類の車が選べ、これらもそこそこなグレードなのだが、改造高級車はデフォルトの車を直線で楽々追い抜いていく。しかしその高性能は慣れていなければ振り回されるだけで、実際のレースでは安全運転を心がけた遅い車が勝ったりした。
今回はロックスター・ゲームスのロンドンのチームが現地から接続し、日本のゲームメディアとレースや協力プレイを行なった。ロンドンは早朝だったとのことだが開発者はかなりテンションが高く、メディアと一緒に盛り上がりゲームを楽しんだ。体験会では他のプレーヤーと席を並べて「GTAO」をプレイするというあまりない体験ができたのが良かった。併走していた車が吹っ飛んでしまったとき、隣でプレーヤーが悲鳴を上げたりと、プレーヤーのリアクションが目の前で見れるというのはとても楽しかった。
アップデートで追加された要素としては「GTAマネー」がある。「GTAO」では有償でゲーム内通貨の提供を行なっており、早い段階から高級車が欲しい、アパートに住みたい、といったニーズを満たしてくれる。マネーの値段に関してはこちらを参照して欲しい。もっとも強い武器や、カスタマイズをアンロックするにはキャラクターのランクをアップさせなければならないし、車を破壊されたときのための保険など“維持費”も掛かるので、単純にGTAマネーをつぎ込んでも強くはなれない。
“おしゃれ”も楽しい要素である。年末に実装されたアップデート「ビーチバム」では水着やサンダルなどリゾート風の衣装が増えた。思いっきり悪そうな格好をさせてみたり、いかにもチンピラのような格好をさせるのも楽しいのは「GTA」シリーズならではだろう。筆者は女性キャラクターで、わざとかっちりしたスーツに黒縁めがね、まとめた髪と“女教師”風の格好をさせてマシンガンをぶっ放すのがお気に入りなのだが、そろそろ大胆なイメチェンをしようかと思っている。
体験会では黒人の青年をプレイしたが、チンピラ風の服装や、フェイスペイントを施した危ない感じの姿にしてみたりもした。アバターに関してはアップデート「バレンタインデーの悲劇」でも服や髪型も追加されている。今後のアップデートでさらに充実していくだろう。