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PS4「真・三國無双７ with 猛将伝」インプレッション＆開発者インタビュー！
グラフィックスだけじゃない。ライブ配信動画の視聴者がゲームに介入できる！ PS4版の強化ポイント！
（2014/2/25 12:15）
- 発売中（2月22日 発売）
- 価格：
- 8,190円（パッケージ版）
- 7,100円（ダウンロード版）
- CEROレーティング：B（12歳以上対象）
コーエーテクモゲームスは、プレイステーション 4用タクティカルアクション「真・三國無双７ with 猛将伝」を2月22日に発売した。価格はパッケージ版が8,190円、ダウンロード版が7,100円。CEROレーティングはB（12歳以上対象）。2月22日～3月31日までの期間中、プレイステーション 3版「真・三國無双７ with 猛将伝（パッケージ版/ダウンロード版）」、「真・三國無双７ with 猛将伝 TREASURE BOX」購入者にPS4版を1,000円で購入できるアップグレードサービスを提供。
今回はミニインプレッションと、プロデューサーの鈴木亮浩氏とディレクターの宮内淳氏のインタビューをお届けする。
「真・三國無双７ with 猛将伝」は、2013年にPS3とPlayStation Vitaでリリースされた「真・三國無双７」、「真・三國無双７ 猛将伝」をワンパッケージにしたもの。「真・三國無双７」は、史実はもちろん、IFの展開も楽しめる魏、呉、蜀、晋、各勢力のドラマティックなストーリー、ストームラッシュ、ヴァリアブルカウンターなどの新アクションシステムを搭載したことで好評を博した。
「猛将伝」は「呂布」を主人公にした新たな物語を収録。「真・三國無双７」で描かれなかったIFエピソードも多数収録されたほか、仲間や素材を集めて基地を発展させていく「将星モード」がパワーアップ。特定のルールで記録に挑戦する「チャレンジモード」では全国のライバルとランキングが競い合える。
PS4版はSHAREボタンに対応し、チャレンジモードをすべて自動録画。ストーリーモードと将星モードも15分間が自動録画される。ブロードキャスト機能では、ライブ中に視聴者が発したコメントに応じてアイテムなどで支援が行なわれるほか、敵兵を送りこめるなどユニークな要素が盛り込まれている。PS4、PS3、PS Vitaといった各機種間でのクロスプレイによる協力プレイ、クロスセーブによるセーブデータの共有に対応する。
既にPS3版をプレイ済みの筆者。「無双」シリーズは派生作品も含め大好きで、当然ながらPS4版にも並々ならぬ期待を抱く一方「解像度や表示数が大幅に向上したとはいうが、そこまで期待していいものだろうか？」と懸念していた部分もあった。海外版を購入済みの人から話だけは聞かされていたが、さて実際は……。
そんなこんなで、編集部に到着して早速ストーリーモードをプレイ。まず驚かされたのは、イベントシーンでクローズアップされる武将たちのモデリング。PS3版も十二分に美しく迫力に満ちていたが、PS4のグラフィックパワーと物理シェーダが生み出す圧倒的な質感は「コンシューマもここまできたか！」と涙せずにはいられない。筆者が個人的に大好きな武将のひとり「董卓」がまとう鎧の光沢、布の繊維感、肉厚で野性味あふれる肌ツヤ……怪物的雰囲気はさらに色濃くなり、モニターごしに強烈な威圧感を発してくる。雄雄しいイケメン武将や美麗な女性武将はいうに及ばず。ディティールの細やかさは、ちょっと言葉を失うほど。
ゲーム本編の画面レイアウトはPS3やPS Vita版と変わらないが、敵味方の表示数が増えたことで“戦場の空気感”がより濃厚になった。いわゆる“ワラワラ感”も、単純な数から雑兵ごとの差異といった質まで、すべての面において向上。これがもう嬉しくて仕方がなく、遊びながらニヤニヤが止まらない。近年は50インチ以上の液晶モニターを所有している人も珍しくないが、本作は巨大モニターでプレイするほど“栄える”というか、極端にいうと「そのために大型モニターに買い換えるだけの価値がある」とさえいいたくなる。
ここ20数年来、パーツ単位で日進月歩ならぬ秒進分歩していくPCゲーム業界に比べ、ライフサイクルが長くコスト的にもシビアな要求が突きつけられるゲーム専用機は、どうしても技術的に後塵を拝してしまう。両者の立ち位置が逆転してからその差は開く一方で、ゆえに新プラットフォーム登場時の“進化の期待値”はどうしても高めになってしまうのだが、PS4版「真・三國無双７ with 猛将伝」は、ローンチとは思えない圧倒的なレベルの高さを示してくれた。以前の記事でも触れたが、コーエーテクモゲームスの新プラットフォームに対する基礎研究体制は、ライバルの追従を許さない域まできているのかもしれない。
同一プラットフォームで続編がでるまでは“無双シリーズのハイエンド作品”として燦然と輝き続けに違いない本作。アクションゲームファンはもちろん、PS4のハードパワーを全身で体感するという意味でも、ぜひぜひおすすめしたい1本だ。
