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【Gamescom 2013】3大プラットフォーマーが揃い、来場者34万人以上の大盛況

「LoL」一強時代を実感したオンラインゲームブース

「LoL」一強時代を実感したオンラインゲームブース

ホールを埋め尽くした観客が「LoL」の対戦を見守る

 ここまで主にコンシューマについて紹介してきたが、実は「Gamescom 2013」で最も熱かったゲームはコンソールではない。筆者が見る限り、間違いなくRiot Gamesの「League of Legends」だろう。

 「Gamescom 2013」にはオンラインゲームばかりを集めたOnline Worldというホールがあったのだが、そこではBlizzardの「SratCraft II」をはじめ、NCsoftの「WildStar」や、Wargaming.netの「World of Tanks」と「World of Warplanes」、「Gamescom 2013」でPS4対応を発表したDigital Extremesの忍者TPS「Warframe」、台湾Runewakerが開発し日本でもサービス中の「Dragon's Profit」などFPS、MMORPGからカジュアルゲームまでたくさんのオンラインゲームが出展されていた。それらと比べても熱気、規模ともにまるで勝負にならないほどに「LoL」の人気が圧倒的だった。超巨大な対人イベント用のスタジアムが作られ、一見しただけでも1,000人以上の大観衆が試合に釘付けとなり、歩くことすら困難な状態だった。

【オンラインゲームワールドの様子】
「SratCraft II」
「World of Tanks」
「World of Warplanes」
「WildStar」

 もう1つ、おそらくはドイツ独自の傾向として、PC向けのシミュレーションゲーム好きがある。今回も、シミュレーターを専門に開発しているドイツのゲームメーカーAstragon Softwareが、PS3/Xbox 360用の「Landwirtschafts-Simulator 2014」と、「Bau-Simulator 2014」を出展していた。「Landwirtschafts-Simulator 2014」は日本語版「ファーミング・シミュレーター」の最新作で、「Bau-Simulator 2014」は建築現場の仕事が緻密に再現できる土建シミュレーター。

 ドイツのゲームショップに行くと、アクションゲームコーナーと同じくらいのボリュームでPC向けのシミュレーターコーナーがあり、飛行機、電車、バス、地下鉄、クレーン、パトカー、救急車、消防車、橋そして道路清掃車まで、なかなか他国人には理解しかねるほどのバリエーションがそろっている。中でも農業用トラクターは一大ジャンルを築いているようで、たくさんのシリーズやベストパックなどが並んでいた。

【オンラインゲームワールドの様子】
「Gamescom 2013」開催期間中の、ドイツのPCゲーム売り上げではこの農業シミュレーションが第6位だった

(石井聡)