NHN Japanとガンホー、PS Vita「ピコットナイト」を発表

基本プレイ無料の爽快オンラインアクションRPG!


初秋配信予定

料金:基本プレイ料金無料(一部アイテム有料販売)

CEROレーティング:A(全年齢対象)



イメージビジュアル

 NHN Japan株式会社は、PlayStation Vita用オンラインアクションRPG「ピコットナイト」を初秋から配信する。ダウンロード専用タイトルで、基本プレイ料金は無料。一部アイテムが有料販売となる。開発元はガンホー・オンライン・エンターテイメント株式会社。今回は、本作の概要と先日行なわれたプレス向け体験会の模様をお届けする。

 「ピコットナイト」は、プレーヤーの分身となるキャラクター「ココロイド」を操作して魔王の軍勢に立ち向かっていくアクションRPG。ゲームはミッション形式で進行。オンライン・オフラインともに、最大4人までのマルチプレイに対応する。敵を倒してレベルを上げ、より良いアイテムを集めるなどしてキャラクターを少しずつパワーアップしていく。


【ストーリー】

 このゲーム「ピコットナイト」は、フシギな生命体「ココロイド」の暮らす世界「ピコ星」とつながっています。

 ゲームを立ち上げたとき、「ピコ星」の見習い騎士「ピコスケ」から「星を救って欲しい」と頼まれたプレーヤー(あなた)。魔王の軍勢に襲われているピコ星の惨状を目の当たりにして、なにか心にグッとくるものがあったあなたは、魔王を倒すべく手助けをすることになりました。

 ゲーム「ピコットナイト」を通じて意識を送り込み同調させることで、「ココロイド」はどんどん強くなっていきます。他の「ココロイド」たちと力をあわせて、ピコ星全土にはびこる魔王軍をやっつけてしまいましょう!


【ココロイド】
ナイトプリーストアサシン

【敵キャラクター】
ライドレンジャー(仮称)シャリリン(仮称)ディドバ(仮称)

 プレス体験会では、4人参加のマルチプレイとシングルプレイの両方が体験できた。基本システムはベルトスクロールアクションで、左スティックで「ココロイド」の移動、各ボタンで攻撃・防御・ジャンプなど、誰でもすぐに馴染めるオーソドックスなもの。開発中なので詳細には触れないが、分身となる「ココロイド」は、外観はもちろん、装備する武器やスキルなど自在にカスタマイズできる。

 武器は、標準的な性能を持つブレード、威力は高いが隙が大きいアックス、リーチの先端でヒットさせるほど大ダメージが狙えるスピア、遠距離から攻撃できるボウガン、リーチは短いが素早い攻撃が身上のクロー、振りは遅いがダウンを奪いやすいハンマー、近~中距離をオールラウンドにカバーするチャクラム、多彩なスキルが覚えられる飛び道具のロッドといった多彩なバリエーションが存在する。

 これらの武器は、初期状態ですべて選択可能。それぞれハッキリとした特徴づけがなされており、スキルとあわせて自分好みのバトルスタイルが構築できる。弱、強といったボタンの組み合わせによるコンボ攻撃も可能。ディフォルメされたキャラクターがそれぞれの武器を健気に振り回す様子は、見ているだけで楽しくなる仕上がり。時折、やられた敵が「くっ、強い……」などのセリフをフキダシでしゃべるのだが、たまに開発メンバーのぼやきのようなものまで含まれており、これがなかなか面白かった。

 ゲームの方向性としては「オン・オフ問わず、すぐに集まってワイワイ遊べる!」が基本スタイルになるようで、軽快な操作性と相まってゲームは常にテンポよく展開していく。野良だけでなく、フレンドと集まってパーティゲーム感覚で遊ぶのもよさそう。ちなみに本作、シングルプレイでも4人パーティが基本で、人間がプレイしない残り枠はCPUが代役を務める。このとき、CPUが操作する「ココロイド」を他プレーヤーから借りてくることが可能。逆にいえば、自分の分身が常に誰かのゲームで使われている可能性があるということ。このあたりに関しては、続報が届き次第詳しくお伝えしたい。




体験会用に制作されたポスター

 体験会では、開発チームとの質疑応答が行なわれた。配信後の追加コンテンツなどについては、現時点で企画中。主なターゲット層は20台後半から30代前半。一部アイテム課金になるが、決して「課金しないと遊べないものにはならない」としている。

 開発の経緯とプラットフォームの選定については、去年の夏頃にガンホー・オンライン・エンターテイメントから話があり、慎重に協議を重ねて決めたという。PS Vitaについては「ひとつのデバイス、チャレンジとして考えている」と説明。

 両社それぞれの印象についてきかれると、「お互いオンラインゲームの開発運営をしているが“文化の違い”に凄く刺激を受けている。わからないところは教えあって理解を深める、いい組み合わせになっている(NHN Japan)」、「オンラインゲームの世界を押し広げるために、これまでも色々な形で取り組んできた。ゲーム相互の繋ぎこみなどもやっており、ライバルでもあるが“パートナー”にもなりえる。ひとりでやるよりは『もっともっと大きくしたい!』という気持ちもあり、話はとんとん拍子に進んだ。今後もお互いに力をあわせていこう! と盛り上がっています」とコメント。

 運営はNHN Japan主体で行なわれるが「開発と運営が密に取り組んでいかなければならない部分もあり、一緒にやっているようなイメージ。どこからどこという区分けはなく、現場としてはお互い協力して開発と運営をやっている」という。NHN Japanとガンホー・オンライン・エンターテイメントがタッグを組んで世に送る、爽快感あふれるアクションRPG。続報にも、ぜひご注目いただきたい。


Published by NHN Japan Corp.
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(2012年 8月 2日)

[Reported by 豊臣和孝]