アラリオ、「アラリオフェス2011冬 in 秋葉原」開催
「クロスファイア」など3タイトルのアップデート情報を発表


12月27日 開催

場所:ベルサール秋葉原

料金:無料


 株式会社アラリオは12月27日、ベルサール秋葉原にて開催されている「『第4回 秋葉原PCゲームフェスタ』Powered by Galleria」のステージイベントとして、「アラリオフェス2011冬 in 秋葉原」を開催した。

 会場では、アラリオがサービスを提供するオンラインFPS「クロスファイア」を始めとして、オンラインレーシングRPG「ドリフトシティ・エボリューション」、新作オンラインアクションRPG「ソウルマスター」の3タイトルのイベントが合同で行なわれた。

 イベントでは各タイトルごとに今後のアップデート情報が紹介されたほか、12月8日から11日まで韓国で開催されていたe-sportsの世界大会「WorldCyberGames2011 GrandFinal」(WCG2011)に、「クロスファイア」プレイヤーチームの日本代表として参戦した「Mistral」によるトークショーや、来場者も参加したエキシビションマッチなどが開催された。




■ 「クロスファイア」の2つの新たなモードが発表。日本代表チーム「Mistral」も登場

アラリオ宣伝チーム シニアマネージャーの宮崎敦子氏
NPCをひたすら倒していく「AIモード」
「AIモード」に登場するNPCは、見た目もスキルも様々

 「クロスファイア」のステージでは、アラリオ宣伝チーム シニアマネージャーの宮崎敦子氏から、アップデート情報が公開された。

 まず宮崎氏が「来年実装を予定している」と話したのは「AIモード」。これはプレーヤーが次々に登場する見た目もスキルもバラバラなNPCをひたすら倒していくというもの。

 ここでは「襲撃ミッション」と「奪取ミッション」の2つのミッションが選択できる。「襲撃ミッション」ではプレーヤーが持っている武器を全て使ってどんどんNPCを倒す爽快感を味わえる。「奪取ミッション」ではスタート時は近接武器しか与えられておらず、ミッション中にだんだんと武器を増やしていく戦略と緊張感を楽しむものになるという。

 続いて発表されたのは、現在ある「パンデミックモード」の新たなる進化について。これまでは人間陣営側には倒されにくい「ヒーロー」が登場する「ヒーローモード」があったが、今回はさらに強い「スーパーヒーロー」が登場するという。さらに、ゴースト側にも「ターミネーター」が登場して、より人間とゴーストの熾烈な戦いが実装されるようだ。

 この他、プレーヤーがミッションのモードやクリア条件、報酬までを自由に設定できる「プラスミッション」を選択できるアイテムが登場する。「プラスミッション」は既存の「デイリーミッション」とは別に選択が可能なもの。これを使えば、ミッションに対するストレスが減り、達成の面白さをより感じやすくなるとしている。

 また、会場では「WCG2011」に出場した「Mistral」を迎えたトークショーも開催され、「WCG2011」での戦いぶりが写真と共に紹介された。「WCG2011」には世界の約40カ国から出場者が集まっており、開会式では各国の選手が国旗を掲げて行進した。日本の国旗を掲げた「Mistral」のyukishiro選手は、「中には民族衣装を着ている選手もいて、気合の入り方に驚いた」と、日本ではあまり感じられないe-sportsの祭典の盛り上がりや熱気などを語っていた。

 大会では残念ながら予選で敗退してしまった「Mistral」だったが、大会前日には韓国チームと現地のインターネットカフェで練習試合をしたり、大会中には他のタイトルの日本代表選手を応援したりと、国内外を問わず選手同士での交流が生まれていたようだ。

 続いて「Mistral」と来場者チームによるエキシビジョンマッチが行なわれた。ルールは「エスケープモード」で、来場者チームは同日に行なわれた選抜戦を勝ち抜いた精鋭たち。さらに対戦方式は「Mistral」が3人に対して来場者チームは7人という大幅なハンデ戦とされた。

 「エスケープモード」は脱出ポイントを目指すチームとそれを阻止するチームに分かれて戦うもので、制限時間内に脱出できた人数を競う。数で不利な「Mistral」がどう攻略するかが勝負の見所だったが、キルを重ねても多勢に無勢でなかなか先へ進めない上、脱出ポイント付近に7人が固まる作戦も取られ、1戦目は脱出0回で敗北。しかし2戦目にはその圧倒的に不利な状況にも関わらず、見事な連携で3回の脱出を決め、日本代表の意地を見せた。


「パンデミックモード」には、新たに「スーパーヒーロー」、「ターミネーター」が登場「プラスミッション」が選択できるようになるアイテムも登場する
会場には「WCG2011」に出場した「Mistral」が登場。「WCG2011」での様子や他選手との交流の様子が語られた
「Mistral」と来場者チームでエキシビションマッチも開催された



■ 「ドリフトシティ・エボリューション」は世界対戦を導入。日本オリジナルマップ実装も

アラリオ宣伝チームの松下健太郎氏

 「ドリフトシティ・エボリューション」のステージでは、アラリオ宣伝チームの松下健太郎氏が登壇した。松下氏は「まだ企画段階なので時期などは未定」とした上で、世界中のプレーヤーと対戦できる「ワールドマッチモード」と、日本に実在するレース場を基にした日本オリジナルのマップの実装を発表した。

 「ワールドマッチモード」については、世界に先駆けて日本と韓国のプレーヤーの対戦を2012年度中に実現したいという。また、今後は月に1回のペースで新車を実装していくことも発表された。

 なお会場では、先日実装と配布が発表されたF3のレーシングチーム「Three Bond Racing」とコラボレーションをした車体「ThreeBond」を体験できるレース大会も催された。


今後のアップデートとして、世界対戦モード、日本オリジナルマップの実装が発表されたフォーミュラータイプのタイアップマシン「ThreeBond」
未実装の「ThreeBond」を体験できるレースバトルが開催された



■ 「ソウルマスター」正式サービスは2012年1月。2月には早くも大型アップデートを実施

「ソウルマスター」は3つの規模にわかれたアップデートを行なっていく
来年2月には「メジャーアップデート」が控えていると発表された

 「ソウルマスター」についての情報も松下氏から発表された。現在オープンβテストが行なわれている「ソウルマスター」は、2012年1月に正式サービス開始の予定となっている。それ以降のアップデートには大規模なものから順に「メジャーアップデート」、「ミディアムアップデート」、「マイナーアップデート」の3種類で展開するという。

 「メジャーアップデート」は最も大規模なもので、3~4カ月ごとのアップデートとなるもの。ここではメインストーリーにも関わるようなコンテンツの実装が想定されており、マップやストーリーに加えて、キャラクター、ソウル、装備なども追加されるという。最初の「メジャーアップデート」は2012年2月に予定されており、新マップ「アインドリフ」が実装されるほか、新たな「ソウル」が6体追加される。

 「ミディアムアップデート」は、「メジャーアップデート」に次ぐ大きさで、2カ月に1回のペースが予定されている。高レベル向けのダンジョンや、それに関連した「ソウル」および装備の追加があるという。最も小規模な「マイナーアップデート」は、月に1回行なわれる。ここでは季節ごとの新規アバターなどが実装されるそうだ。


2012年2月の「メジャーアップデート」では、新マップや新チャプター、新「ソウル」が追加されるそれ以降も、新キャラクターや新職業の実装が予定されているそうだ
会場では「ソウルマスター」の主題歌「Special LINK」を歌うAira Mitsukiさんのスペシャルライブも開催された。Mitsukiさんの歌に合わせて拍手や掛け声がかかるなど、会場は盛り上がった


(2011年12月27日)

[Reported by 安田俊亮]